MacBookの起動時に？マークがついたフォルダーが表示される

MacBookを開くと、いつものログイン画面が表示されると考えるのが自然でしょう。あるいはAppleのロゴとプログレスバーが表示されるかもしれません。しかし、その代わりに謎の点滅するフォルダが表示され、それ以外の情報がないとしたらどうでしょう。クエスチョンマークのアイコンがついたこのフォルダは、MacBookがオペレーティングシステムを検出できないことを示しています。これが見つからないなら、スクリーン上でログインすることは問題外です。

• ハードリセットを実行します。電源ボタンを約15秒間長押しして、その後離します。数秒待ってから、もう一度電源を入れてみてください。この作業をすることで、これにより、起動時のちょっとしたハングアップを解消することができます。
• システム管理コントローラー (またはSMC)をリセットします。SMCが処理する、誤った、または悪い起動設定を解除することができます。
• PRAMもしくは NVRAMをリセットします。これらは、Macのシステム設定が格納されている少量のメモリを指す用語です。これを削除すると、他の設定に混じって、デフォルトの起動ディスクがリセットされます。
• 2012年製13インチUnibody MacBook Proをお持ちの方はハードドライブケーブルの交換を検討してください。このモデルは故障が多いことで有名です。この修理はAppleのサービスプログラムでカバーされていましたが、期限が切れてしまったため、修理はユーザー自身で行わなければなりません。

MacBookの情報を管理するのは大変な作業です。データは常に上書きされ、アクセスされ、削除されています。アップデートや電源を切った後、データが意図しない形で変更されることがよくあります。これらの変更は、オペレーティングシステムの識別や起動など、最も基本的なことに影響する場合があります。

• ファイルシステムの修復を試してみてください。そしてこれは、修復するディスクへのアクセスに依存しないためインターネットの回復を参照してください。
• リカバリーモードを使ってオペレーティングシステムを再インストール、またはアップグレードします。 他の Mac を利用できる場合やリカバリーモードが機能しない場合は、 ブート可能なUSBインストーラーも選択肢のひとつです。

• これらすべてが失敗した場合、バックアップがあることを確認した上で、現在保存しているすべてのデーターを失う可能性があることを受け入れてください。つまりドライブを消去して、ゼロから始めます。
  • バックアップがなく、ドライブを消去することができない場合でも、選択肢はあります。損失と言う前に、 MacBookデータ復旧ガイドを参照してください。

このMacBookには、安定した定評のHDD（Hard Drive Disk）が採用されています。HDDはコンピュータの初期から存在し、比較的安価で、メンテナンスをすれば何年も使用することができます。しかし、ノートパソコンはモバイルを目的としており、これらのドライブの機械的性質は、故障しやすいことを意味します。

• Appleの故障診断またはハードウェアのチェックを実行すると、明らかなハードドライブの故障を見つけることができます。問題を発見するには、より徹底したハードドライブの点検が必要なため、ここでは故障は信じても、うまくいっているかどうかは慎重に進めてください。
• HDDの故障の兆候としては、全体的に動作が重くなる、特定のファイルにアクセスできなくなる、起動が断続的にできなくなるなどがあります。

• クリック、ビープ音、スクラッチ音、ブザー音、トラックパッドの右側の領域から聞こえるガラガラ音は、ドライブの機械的故障の可能性があります。これらの音がする場合は、Macを開いて電源を入れ直し、ファンやディスクドライブではなく、ストレージドライブにノイズの原因があることを突き止めてください。

• ドライブがリカバリーモードのディスクユーティリティ機能を検出しているかどうか確認します。そうでない場合は、交換が必要な可能性があります。使用中のモデルにあった修理ガイドを見つけて 、新しいドライブにmacOSを再インストールする必要があることを忘れないでください。

• Proのヒント: HDDをSolid State Driveに置き換えることを検討してください。ノートパソコンのストレージとして、よりエネルギー効率がよく、発熱が少なく、高速な動作を実現します。古いパソコンを蘇らせる最高の方法です。

• これらのMacは、Appleが独自のブレードスタイルで設計した取り外し可能なSolid State Drive（SSD）を搭載しています。ピン数や具体的なフォームファクターはモデルによって異なります。
• リカバリーモードのディスクユーティリティ機能で、ドライブが検出されるかどうかを確認します。そうでない場合は、交換が必要です。使用中のモデルにあった修理ガイドを探して、新しいドライブに macOSを再インストールしてください。
• 交換の前に調査してください。交換ドライブは、特定のモデルによって フォームファクターが異なります。交換のための様々なオプションを検討し、すべてが実行可能ですが、利点と短所があります。具体的なアドバイスについては アンサーフォーラム で気軽に質問してください。
  • 中古のApple OEMドライブ
  • Appleのフォームファクターのサードパーティ製ドライブを使用.
  • より標準的なm.2サイズのドライブをAppleのコネクタに変換するアダプタです。

• 新しい機種では、ストレージがロジックボードにハンダ付けされています。ストレージそのものが原因である可能性は低いですが、NANDストレージチップが巻き添えになっている可能性があります。この可能性がある場合は、「ロジックボードの不具合」のセクションへスキップしてください。特に、基板に液体がこぼれた形跡がある場合は、注意が必要です。

ハードディスクが正常に動作していても、ロジックボードと通信できなければ意味がありません。単に1と0をエーテルに送信しているに過ぎないのです。

• HDDを搭載したモデルには、基板に信号を伝送するケーブルがあります。このケーブルが摩耗すると、せっかくのハードディスクが通信不能になることがあります。どのコンポーネントが故障しているのか疑わしい場合は、ドライブとケーブルの両方を交換してください。
• 工場出荷時にSSDが搭載されているモデルの場合、これらの接続は、はんだ付けされたスロットを介してロジックボードに直接行われます。詳細については、このページの「ロジックボードの不具合」セクションに進んでください。

2016年と2017年のMacBook Proでは、より簡単にデータを復元できるようにする試みが行われています。ロジックボードには、どこにも接続されていないように見えるコネクタがあり、付属ケーブルもなく、ねじ込まれた金属製のカウリングがあるだけです。この謎のコネクタにより、Appleまたは適切なアダプタを持っていれば、デバイスが故障した場合にストレージ回路を利用して、データーを取り出すことができます。

• 本来の目的とは裏腹に、重要なボード機能を担っています。SSD用のロジックボード回路は、このコネクタの存在によって完成します。正しく起動するためには、このコネクタが必要です。そうでなければ、どの回路もコネクタの片側から反対側への電気経路がありません。このコネクタを紛失した場合は、新しいコネクタを入手する必要があります。
• このコネクタを取り外し、再装着してください。問題が解決する可能性は低いですが、ここまでくれば簡単な解決策になる可能性があり、気づいていなかった液体の損傷が発覚することもあるので、やってみる価値があります。

ロジックボードは、MacBookの機能の大部分を司る頭脳です。ボード上の小さな部品のいずれかが故障または損傷している可能性があります。ロジックボードの故障は、このページで紹介したトラブルシューティングで解決できない場合に、想定できうる原因となります。

• ボードに問題があることを示す明らかな兆候、すなわち、コンポーネントの焼けやひび割れ、液体の残留、腐食、曲がりがないかを確認します。液体の痕跡があったとしても、 まだあなたのMacが復活する可能性はあります。
• ロジックボードの交換は、ボードが故障したDIYテック達にとって最も現実的な解決策です。ボードが破損していて、データが必要な場合は、まだ他にも選択肢があります。

• また、基板上の小さな部品は、マイクロソルダリングで修理することができます。マイクロソルダリングは、それ自体がアートですが、冒険好きな方にはお勧めの作業です。このブログをご覧ください! Jessa's YouTube channelも素晴らしく、リアルタイムの修理情報がたくさんあります。この種の修理を自分でできない場合は、地元の修理店でボードレベルの修理を対応しているか尋ねてみましょう。もしできない場合でも、できる人を紹介してくれるかもしれません。