MacのSMCをリセットする方法

SMCをリセットする手順は、対象となるMacの種類によって異なります。あなたのMacが以下のどれに該当するかを確認して、適切な手順を行うことでSMCをリセットできます。

お使いのAppleノートパソコンにユーザー取り外し可能なバッテリーがある場合、以下の手順でSMCをリセットしてください：

1. ノートパソコンをシャットダウンする。
2. バッテリーを取り外す。
3. バッテリーを取り外した状態で、電源ボタンを5秒間長押しする。
4. バッテリーを再び取り付け、電源ボタンを押してノートパソコンの電源を入れる。

お使いのApple製ノートパソコンに取り外し可能なバッテリーがない場合、以下の手順でSMCをリセットしてください：

1. アップルメニューからノートパソコンをシャットダウンする。
2. ノートパソコンが完全にシャットダウンしたら、内蔵キーボードの左側にあるShiftキー、Controlキー、Optionキーを押したまま、電源ボタンを同時に押す。4つのキーすべてを10秒間押し続ける。
3. Touch IDを搭載したMacBook Proの場合、Touch IDボタンは電源ボタンでもある。

Appleシリコンを採用したMacにはSMCは搭載されていないので、SMCをリセットする手順自体が不要です。

お使いのMacにAppleシリコンが搭載されているかどうかについては、こちらのページを参照して下さい。

Appleシリコンを搭載していないデスクトップ型MacのSMCをリセットするには、以下の手順に従って下さい。

1. Macの電源を落とします。
2. 電源コードを電源から外して、15秒以上待ちます。
3. 電源コードを電源に接続します。
4. 電源に5秒以上接続してから、Macの電源を入れて下さい。

Apple独自のT2セキュリティチップを搭載したMacでは、後述する通常の手順の他に、SMCをリセットする「ソフトな」手順が用意されています。Appleは先にこちらの手順を試すことを勧めています。お使いのMacにT2チップが搭載されているかどうかについては、こちらのページを参照して下さい。

1. Appleメニューを使ってMacの電源を落とします（画面左上のAppleロゴ->システム終了…）。
2. Macの電源が完全に落ちたことを確認したら、電源ボタンを10秒以上長押しして下さい。
3. 電源ボタンから指を離して、5秒以上待ちます。
4. 電源ボタンを押してMacの電源を入れて下さい。

T2チップを搭載していないノート型MacのSMCリセット手順は、バッテリーをユーザーが交換できるかどうかで変わります。古いノート型Mac（2009年以前に製造されたモデル）は一般的にユーザーが交換可能なバッテリーを備えています。お使いのノート型Macが全く道具を使うことなくバッテリーを交換できる場合のみ、ユーザーがバッテリーを交換できる場合の手順に従って下さい。

バッテリーをユーザーが交換できるノート型Macの場合は、以下の手順でSMCをリセットできます。

1. ノート型Macの電源を落とします。
2. バッテリーを外します。
3. バッテリーが外れた状態で電源ボタンを5秒以上長押しします。
4. バッテリーを取り付けてから電源ボタンを押して、ノート型Macの電源を入れます。

ノート型Macのバッテリーをユーザーが交換できない場合は、以下の手順でSMCをリセットできます。

1. Appleメニューを使ってノート型Macの電源を落とします（画面左上のAppleロゴ　->システム終了…）。
2. ノート型Macの電源が完全に落ちたことを確認したら、内蔵キーボード左側の「shift」「control」「option(alt)」の3つのキーを長押しして、3つのキーが押されている状態で電源ボタンも長押しします。4つのキーを長押しした状態で10秒待って下さい。
3. Touch IDを搭載したMacBook Proの場合、Touch IDボタンが電源ボタンを兼ねています。

SMCが関係する機能や不具合についてより詳しく知りたい方は、Apple公式サイトのサポート記事「MacのSMCをリセットする」をご覧ください。

スピーカーやディスプレイなどの周辺機器に関する問題にお困りの場合は、MacのNVRAMをリセットする必要があるかも知れません。