iPad 6 Wi-Fiのバッテリーの交換

iOpenerを電子レンジ中央に置きます。

iOpenerを30秒温めます。

修理作業中はiOpenerが冷めてしまいますので、使用毎に電子レンジに30秒入れて温めてからご利用ください。

電子レンジからiOpenerを取り出します。iOpenerの中央は熱くなっているため、両端の平面になっている部分を持ってください。

鍋を十分な量のお湯で満たして、iOpener を完全に沈めます。

お湯を沸かして熱くなったら火を止めます。

iOpenerを熱湯の中に約2−3分間沈めます。iOpener全体が完全に浸かっているか確認してください。

トングなどを浸かって、温まったiOpenerをお湯から取り出します。

タオルでiOpener全体を拭き取ります。

iOpenerの準備は整いました。iOpenerを再度温める必要がある場合は、お湯を沸騰させて、火を止めてからiOpenerを2-3分間浸してください。

ディスプレイガラスにひびが入ってしまった場合、割れてしまった部分が広がらないようにガラス表面上にクリアテープを貼るなどして、怪我がないようご注意ください。

iPadディスプレイ上にクリアタイプのテープを何重にも貼り、全体を覆います。

ここに書かれている手順にできるだけ従ってください。しかしながら、ガラスが一旦割れてしまうと、作業を続けていくにつれてひびが広がってしまう可能性があります。この場合、ガラスを取り出すためにはメタル製工具を使用する必要があります。

温めたiOpenerをiPadのホームボタンアセンブリの左側サイドに当たるように置きます。

iOpenerを約1分間置き、ガラスの下に付けられた接着剤を柔らかくします。

この手順を進んでいく中で、次のエリアはこじ開けたり、接触しないように特にご注意ください。

正面カメラ

アンテナ

ディスプレイケーブル

青いハンドルを後方に引き、リバースクランプのアームのロックを解除します。

青いハンドルをヒンジ側に引くと、オープニングモードが解除されます。

吸盤を左端の中央付近に配置し、上下に1つずつ装着します。

リバースクランプの下部をしっかりと固定し、上部カップをしっかりと押し下げて吸盤を装着ます。

青いハンドルを手前に引くと、アームがロックされます。

ハンドルを時計回りに360度回転させ、カップが両側をストレッチするまで回し続けます。

吸盤の位置が合っていることを確認してください。装着位置がずれ始めたら、吸盤を少し緩めてアームを装着し直してください。

青いハンドルをヒンジから離して前方に向かって押し、オープニングモードにします。

画面が十分に熱くなっていない場合は、ドライヤーを使ってiPadの左端に沿って熱を加えることができます。

接着剤がはがれて、底面が開くまでそのまま1分ほど同じ状態を保ちます。

リバースクランプで十分な隙間ができたところで、スクリーンのフレームの下にオープニングピックを挿入します。

次の2つの手順はスキップしてください。

温めた側の真ん中から少し上辺りに、吸盤カップを取り付けます。

しっかりと吸盤がスクリーンに装着されるにはカップがスクリーン上に完全に平らに付いているか確認してください。

iPadを片手で押さえながら、背面ケースをフロントパネルのガラスから離すために吸盤カップを上部に向けて引っ張りあげます。

iPadのスクリーンの破損がひどい場合は、透明なパッキングテープで表面を覆うと、吸盤がうまく接着します。 または、強力なテープ（ダクトテープなど）を使用して、ハンドルに折りたたんでください。

吸盤カップによって引き上げられた際に出来る隙間に開口ピックを差し込みます。

吸盤カップのプラスチック部分の持ち手を引っ張り、吸盤力を緩めてディスプレイアセンブリから外します。

iOpenerを再び温めて、同じ箇所に置きます。

2番目の開口ピックを1番目に差し込んだ開封ピック付近に挿入し、iPadの端に沿って接着剤を剥がしながら下側に動かします。

続けて接着剤を剥がしながら、開口ピックディスプレイの横から下に向かって動かしていきます。

開口ピックが接着剤に絡まり動かなくなった場合は、ピックをiPadの横に沿って"回転させながら"接着剤を剥がしていきます。

1番最初に差し込んだピックを手に取り、iPadの上部端に向かってスライドして動かします。

フロントガラスを通して開口ピックの先端が見えたら、びっくりしないでください。ーピックを少しだけ外側へ引いてください。ほとんどの場合は問題ありませんが、奥まで差し込みすぎないように注意してください。液晶ディスプレイ上に接着剤が付いてしまった場合、取り除くのが難しいためです。

iOpenerを再び温め、iPadの上部端、正面カメラの上に置きます。

開口ピックをiPadの左端上部にスライドさせて接着剤を剥がします。

開口ピックをiPadの上部端に沿ってスライドさせます。カメラの手前で止めます。

ピックを少し外側に向かって引き出し、上部端に残っているわずかな先端を正面カメラ上部に沿って動かします。

正面カメラを過ぎた位置でiPadの中に開口ピックの先端を残して作業を止めます。

2番目のピックを取り出して、正面カメラの左側に差し込みます。それからiPadの左端に向かって接着剤を剥がしながらスライドします。

先ほどの（1番目の）ピックをiPadの奥まで差し込み、正面カメラの右側から角に向かってスライドします。

iPadの角に3本のピックを残したまま、正面パネルの接着剤が再び付着するのを防ぎます。

iOpenerを再度温め、iPadの残りのサイド端にーボリュームボタンとロックボタンに沿って、これを置きます。

iPadの上部右端周辺に開口ピックをスライドさせて接着剤を剥がします。

新しい開口ピックを差し込み、これをiPadの右端の真ん中までスライドさせます。動かしながら接着剤を剥がします。

開口ピックを挟んだままで、iOpener を再び温めてiPadのホームボタン端の上に置きます。

左側中央に差し込んでいる開口ピックを左側下部の角に向かって、接着剤を剥がしながらスライドしていきます。

左側下部の角でピックを残したまま止めます。これ以上こじ開けないでください。iPadにピックを挟んだままにします。

次の手順ではこれらのコンポーネントにダメージを与えないために、どこからこじ開ければよいのかを教示しています。iOpenerを温めて、指定された場所をこじ開けてください。

新しいピックを手に取り、左側アンテナの上をゆっくりと滑らせます。ホームボタン手前で止めます。

次の手順に移る前に、ピックを中央付近で挟んだままにします。

再び新しい開口ピックを手に取り、前回の手順で止めたピックの右側に差し込みます。

ホームボタンと右側のアンテナ上をスライドさせます。接着剤を剥がすため、ピックの先端のみを使って動かします。

接着力が弱くなるため、開口ピックを右側下部の端に挿入します。左側に開口ピックをスライドして、ホームボタンの手前で止めます。

iOpenerを再び温めて、iPadの音量コントロール側の端に沿って配置します。

音量コントロールの反対側の両角にはピックを挟んだままにします。ガラスを持ち上げるように、ピックを少しひねります。ディスプレイケーブルの端に沿って留められた接着剤が剥がれます。

ディスプレイケーブルの端に沿って、接着剤をゆっくりと剥がしながら、ディスプレイを上げていきます。

フロントパネルのガラスを固定したままで、開口ピックを使って最後の接着剤を切り離します。

全ての接着剤が外れたら、本を開く状態のようにガラスパネルを開いて作業台上で休めましょう。

LCDに留めてあるネジを隠しているテープを剥がします。

LCDを固定している4.3mm #00プラスネジを4本外します。

スパッジャーの平面側先端を使って、LCDを指で掴みやすいように、凹みからLCDをこじ開けます。 ネジ穴の周りに接着剤が付けられている場合は、ナイフで切開する必要があります。

本のページのようにiPadのLCDを裏返して、カメラの近くで持ち上げ、リアケースのホームボタンの端に向けます。

LCDを正面側に向けて、ディスプレイケーブルにアクセスできるようにします。

バッテリーコネクタをロジックボードに固定している2.3mm #000プラスネジを1本外します。

バッテリーブロッカーをロジックボードのバッテリーコネクターの下に35度の角度でスライドさせます。

バッテリーブロッカーをその場所に残したまま、作業を行ってください。

ディスプレイケーブルブラケットから1.4mm #000プラスネジを3本外します。

スパッジャーの平面側先端を使って、ロジックボードからディスプレイケーブルブラケットをまっすぐ慎重に持ち上げます。

LCDを取り外します。

ホームボタンリボンケーブルコネクタを覆っているテープを剥がします。

スパッジャーの平面側先端を使って、ホームボタンリボンケーブルのZIFコネクタ上のタブを跳ね上げます。

ZIFコネクタからホームボタンリボンケーブルをまっすぐ注意深く引き抜きます。

スパッジャーの平面側先端や指の爪を使って、ソケットから2つのデジタイザーケーブルコネクタを注意深くまっすぐ持ち上げます。

リアケースに留められた接着剤からホームボタンリボンケーブルを注意深くめくり上げます。

フロントパネルアセンブリを取り出します。

新しいディスプレイで"ghost"もしくは "phantom"のタッチ入力の問題が発生した場合、パネル背面のハイライト表示されたエリアに、カプトン(ポリイミド)テープなど非常に薄い絶縁テープを塗布することで解決できます。 iFixitの修理用パネルには適切な断熱材が施されているため、テープを追加する必要はありません。

iPadの端に近いアンテナケーブルの下にスパッジャーを滑り込ませ、アンテナケーブルコネクターの接続を外すため引き上げます。

右側のアンテナケーブル周辺に背面ケースに付けられた2つの大きな覆われたテープがあります。

背面ケースからこのテープを剥がします。

丁寧に開封ピックを内蔵スピーカーとアンテナケーブルのブラケットの間に差し込みます。

ピックをホームボタン側にスライドさせ、接着剤を切断します。

ブラケットの下に留められたテープが剥がれるまで、スピーカーからブラケットを離します。

次の#000プラスネジを右側のアンテナから取り出します。

2.3 mmネジー1本

1.4 mmネジー2本

アンテナとスピーカーアセンブリの間にスパッジャーの平面側先端を差し込みます。

アンテナに付けられたフォーム製接着剤を切断するためにホームボタン側へスパッジャーをスライドさせます。

iPadから右側のアンテナを取り出します。

左側アンテナケーブルの下にスパッジャーを差し込み。アンテナケーブルコネクターの接続を外すため、上向きに引き上げます。

右側スピーカーケーブルのコネクターを覆っている左側アンテナケーブル周辺に５箇所テープで覆われたパーツがあります。

背面ケースからこのテープを剥がします。

アンテナケーブルを邪魔にならないように折り曲げて固定します。

代わりに、スピーカーのすぐ下のテープを取り、剥がしてケースの端から外します。

ホームボタンからテープを剥がして、スピーカーケーブルのコネクターをテープから出します。

スパッジャーの先端を使って、右側スピーカーケーブルコネクターの固定フラップを引き上げます。

このZIFコネクターからスピーカーケーブルをまっすぐスライドさせます。

背面ケースにスピーカーを留めているテープを剥がします。

液晶ディスプレイのバッファテープを背面ケースから丁寧に剥がします。

背面ケースに留められたスピーカーより2.2 mm の#000プラスネジを取り外します。

指の爪やスパッジャーの平面側先端を使って、背面ケースの角付近にある内蔵スピーカーのくぼみに差し込みます。

スピーカーを下向きに引き、背面ケースの角から離します。

スパッジャーを使って、スピーカーを背面ケースの角の底から取り出します。

右側のスピーカーをiPadから取り出します。

上部コンポーネントケーブルのブラケットに留められた1.4 mm #000プラスネジを3本取り外します。

上部コンポーネントケーブルのブラケットを取り出します。

背面ケースに留められた左側アンテナケーブルが2本のテープによって覆われています。

背面ケースからのこのテープを剥がします。

注意しながら開封ピックを内蔵スピーカーとアンテナケーブルブラケットの間に差し込みます。

ピックをホームボタンの間にスライドさせ、接着剤を切断します。

ブラケットの底のテープが綺麗に取れるまで、スピーカーをブラケットから押し出して離します。

次の#000 プラスネジを外します。

1.4 mm ネジー2本

2.3 mmネジー1本

スパッジャーの平面側の先端をアンテナとスピーカーアセンブリの間に差し込みます。

スパッジャーをホームボタンの間にスライドさせて、アンテナに留められたフォーム製接着剤を切断します。

iPadから左側アンテナを取り出します。

左側のスピーカーケーブルコネクターを覆っているテープを取り出します。

スパッジャーの先端を使って、左側のスピーカーケーブルコネクター上の固定フラップを押し出します。

ZIFコネクターからスピーカーケーブルをまっすぐにスライドさせます。

背面ケースに留められたスピーカーよりテープを剥がします。

背面ケースにスピーカーを留めている 2.2 mmの #000プラスネジを取り出します。

左側のリボンケーブルを丁寧に押し上げます。すると内蔵スピーカーがスライドして動くため、バッテリーが見えてきます。

背面ケースのコーナー付近のスピーカーのくぼみにスパッジャーの平面側先端や指の爪を差し込みます。

スピーカーを下向きに引き、ケースの角から離します。

スパッジャーを使って、背面ケースの端の底からスピーカーを引き出します。

iPadから左側のスピーカーを取り出します。

スパッジャーの平面側先端を使って、正面カメラのコネクターをロジックボードから接続を外します。

正面カメラケーブルが邪魔にならない位置に折り曲げておきます。

スパッジャーの平面側先端を使って、ロジックボードから背面カメラのコネクターの接続を外します。

背面カメラケーブルを邪魔にならない位置に折り曲げます。

スパッジャーの平面側先端を使って、ヘッドフォンジャックのコネクターをロジックボードから外します。

ヘッドフォンジャックケーブルを邪魔にならない位置で折り曲げます。

スパッジャーの平面側の先端を使って、マイクケーブルのコネクターをロジックボードから外します。

上部ボタンのアセンブリーケーブルコネクターを覆っているテープを外します。

スパッジャーの先端を使って上部ボタンアセンブリーケーブルコネクターの固定フラップをひっくり返します。

上部ボタンアセンブリケーブルをまっすぐ ZIFコネクターからスライドして外します。

Lightningポートに留められた3.3 mm #000プラスネジを2本外します。

これらのネジを見つけるには、iPadを垂直に配置して、Lightningポートの下を探してください。

接着剤は黒色のフォーム製テープで6箇所あります。この手順を参照しながら、各部分に熱を当てて、こじ開けていきます。

温めたiOpenerをiPadの背面カメラ端の上に置きます。少なくとも1分そのままにして、背面ケースに留められた接着剤を柔らかくします。

正面カメラとバッテリーの間のロジックボードの底に開封ピックをゆっくりと差し込みます。

ピックを正面カメラコネクター側にスライドさせます。そして、ロジックボードのベンドの箇所で止めます。

開封ピックをロジックボードの底に差し込み、正面カメラから背面カメラまでスライドさせます。

iPadの底側の端に温めたiOpenerを載せます。

ロジックボードと重なるLightningケーブル部分の下に開封ピックを差し込みます。

ケーブルのベンド周辺とその下部をピックでスライドさせます。

引き続き、ケーブルの底に開封ピックをスライドさせ、ケーブルがLightningコネクターのカーブに差し掛かる手前で止めます。

ついに、ケーブルの底に留められた最後の接着剤を剥がすため、Lightningコネクター本体とバッテリーの間に開封ピックを差し込みスライドさせます。

Lightningコネクターを背面ケースの奥からまっすぐと引き上げます。

背面ケースの左側、ロジックボードがある位置に温めたiOpenerを載せます。

プラスチック製開封ツールをロジックボード上部の長方形をした隙間に差し込みます。背面ケースからロジックボードを上方にこじ開けます。

開封ツールをロジックボードの底に差し込んだまま、ロジックボードの上部端を接着剤から取り除くため隙間の始まる先端から終わりまでスライドします。

EMIシールド付近の長方形をした隙間の下部端からロジックボードをこじ開けます。

ロジックボードとバッテリーの間のロジックボード側の底に開封ピックを差し込みます。

接着剤を切断するためにロジックボードの中心部分から開封ピックをスライドさせます。

ロジックボードの先端から先までピックをスライドさせます。

接着剤が切断できたら、ピックを使ってロジックボードのバッテリー側を背面ケースに対して上向きにこじ開けます。

続けてロジックボードをバッテリー付近の端に沿って押し上げます。開封ピックがロジックボードの反対側の端まで到達したら作業を止めます。

ロジックボードの外側の端を背面ケースに留めている接着剤を切り離します。

iPadからロジックボードを取り出します。

この手順では、バッテリーを固定している接着剤を温めて柔らかくします。より安全な代用方法は、iFixit接着剤リムーバーなどの溶剤を、バッテリーとリアケースの間に注入することです。

iOpenerを電子レンジで約30秒間温めます。

温めた iOpenerをiPad裏側の中心に載せます。バッテリーの接着剤が柔らかくなるまで、そのまま90秒間置きます。

iOpenerを少し右側に移して（背面カメラから外します） iOpenerをさらに90秒間置きます。

最後に、 iOpenerを右側の端に移して、その位置でも90秒間置いてください。

デバイスの右側端の下部、バッテリーの下部分にプラスチックカードを差し込みます。

カードが半分の位置まで差し込み、iPadの上部に向けてスライドします。バッテリーの接触コンタクトの手前で止めます。

カードがバッテリー接点の取付け支柱を通過するために、カードを背面ケースからわずかに引き上げます。

カードをバッテリーの中心から上部右端までスライドします。

iOpenerを再度当てた際、再びバッテリーに接着しないように2枚目のプラスチックカードを左側バッテリー下半分あたりに差し込みます。

接着剤を柔らかくするため、バッテリーの右側横、プラスチックカードが差し込まれた端の反対側に iOpenerを差し込みます。

カードをバッテリーの右側角の下あたりに差し込みます。

プラスチックカードをバッテリーの左側角の下側にスライドします。

さらにカードを奥まで差し込み、バッテリーに留められた接着剤をできるだけ剥がしていきます。

プラスチックカードをバッテリーの左側角の下に挟んだ状態にします。

カードをバッテリーの上部右側角あたりでスライドさせます。