はじめに
この修理ガイドはiFixitテクニカルスタッフによって執筆されたものであり、Googleによって承認されたものではありません。修理ガイドの詳細はこちら。
この修理ガイドを参照して、Google Pixel 8のイヤピーススピーカーを交換します。
通話音が小さくなったり、まったく聞こえなくなったりしたら、イヤホンスピーカーの交換時期かもしれません。
イヤホンスピーカーはロジックボードの下に搭載されており、スピーカーにアクセスするにはロジックボードとバッテリーの両方を取り外す長い分解作業が必要です。
この修理を完了するには、交換用の接着剤が必要です。
注: この修理ガイドはPixel 8の5Gミリ波アンテナを搭載したモデルで作成されています。非ミリ波バージョンをお持ちの場合でも、このガイドを使用することができます。5Gのミリ波アンテナに言及した手順はスキップしてください。
必要な工具と部品
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デバイス左端にあるSIMカードトレイの穴に、SIM取り出しツール、ビット、またはまっすぐに伸ばしたペーパークリップを、しっかりと押し込んで、トレイを取り出します。
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SIMカードトレイを取り出します。
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この手順で使用する道具:Anti-Clamp$24.95
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青いハンドルをヒンジ側(背面側)に引くと、クランプのアームが解除されます。
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デバイスのスクリーン側を上にして、リバースクランプのアームの間に水平になるように置きます。下端が外れたまま、垂れ下がっています。
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アームをデバイスの左端の上にスライドします。これで下側の端にアクセスできます。
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吸盤カップをデバイスの下端の中央付近に装着します。
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吸盤カップをiPhoneの下端付近に装着します。上部に一つ、下部に1つずつ取り付けます。
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青いハンドルを手前に引くと、アームがロックされます。
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ハンドルを時計回りに360度回転させ、カップが両側をストレッチするまで回し続けます。
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カップが伸びるにつれて、互いの位置が合っていることを確認してください。装着位置がずれてしまう場合は、リバースクランプを外し、テープを貼ってカップがしっかりと固定するようにしてください。
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スクリーンとフレームの間に隙間を作るため、1分間待ちます。
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隙間にオープニングピックを挿入します。
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青いハンドルを後方に引いてアームのロックを解除し、吸盤のプルタブを使用してリバースクランプを取り外します。
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次の2つの手順はスキップします。
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スクリーンケーブルはデバイス左端から半分弱のところに搭載されています。ケーブルが破れないよう、ここには十分注意してください。
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デバイスの外周には多くのバネ接点があります。接点が曲がらないよう、これらの部分には十分注意してください。
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スクリーン右下に、2つ目のオープニングピックを差し込みます。
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新しいピックを右上に向けてスライドさせ、スクリーンの右端を固定している接着剤を切り離します。
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接着剤の再装着を防ぐため、右上にピックを残しておきます。
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3つ目のオープニングピックを、スクリーンの下端に差し込みます。
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新しいピックを左下に向けてスライドします。
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接着剤の再装着を防ぐため、左下隅にピックを残します。
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スクリーンの左下に、4つ目のオープニングピックを差し込みます。
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新しいピックを左上隅にスライドさせ、スクリーンの左端を固定している接着剤を切り離します。
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接着剤の再装着を防ぐため、左上にピックを残します。
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5本目のオープニングピックをスクリーンの上端、左隅付近に差し込みます。
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オープニングピックを右上隅にスライドさせ、スクリーンの上端を固定している接着剤を切り離します。
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デバイスの左側に小さな箱や積み重ねた本を置き、ケーブルを外しながらスクリーンを支えられるようにします。
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本の表紙のようにスクリーン右端をめくり上げます。
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スクリーンを支え、スクリーンケーブルにアクセスできるようにします。
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スパッジャーの先端を、スクリーンのプレスコネクタの左上コーナーの下に差し込みます。
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ケーブルをこじ開けて接続を外します。
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これでスクリーンが外せるようになりました。
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このタブを使ってライナーを取り除いて下さい。このライナーはフロントカメラの切り欠き、背面カメラのパッド、スクリーンの背面及び縁の両面テープを覆っています。
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スクリーンケーブルを接続し直して、スクリーンケーブルカバーも取り付け直して下さい。
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スクリーンを接着する前に正しく機能するかどうか確認するなら、この時点で行いましょう。一時的に電源を入れ、正常に動作するか確認しましょう。組み立てを再開する前に、必ず電源を切りましょう。
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スクリーンを筐体の正しい位置に合わせてからしっかり押し付けて下さい。クリップが正しい位置に収まる「ポンッ」という感触を感じるはずです。
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スクリーンの端周辺をしっかり押し付けて、新しい両面テープをしっかり貼り付けます。
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こちらのガイドに従って指紋センサーのキャリブレーションを行って下さい。
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この手順で使用する道具:FixMat$36.95
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T3トルクスドライバーを使用して、USB-Cポートブラケットを固定している長さ5mmの3IPトルクスプラスネジ2本を取り外します。
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シムからクリアライナーを外します。
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ミッドフレームのマークを使って、シムの左側の位置合わせをして、所定の位置に装着します。
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スパッジャーの平面側先端を使って、シム全体をしっかりと押さえ、固定します。
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ブルーのライナーを剥がします。
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下部スピーカーの右上コーナーとフレームの間に、スパッジャーの先端を差し込みます。
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下部スピーカーをスパッジャーでこじ上げて、凹みから外します。
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下部スピーカーを外します。
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5G mmWaveアンテナケーブルは、2箇所に接着剤でミッドフレームに固定されています。
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iOpenerを熱して、デバイス左端に2分間当てて、ケーブルの接着剤を柔らかくします。
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5G ミリ波アンテナブラケットの右上隅にある切り欠きに、スパッジャーの先を差し込みます。
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スパッジャーでこじあけ、ブラケットをフレームの凹みから取り出します。
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ブラケットを外します。
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アンテナとそのケーブルをフレームから引き抜いて取り外します。
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ケーブルがアンテナから外れても心配ありません!ケーブルプレスコネクターをソケットに合わせ、カチッと音がするまで指で押し下げます。
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片手でしっかりとデバイスを固定します。
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空いている方の手で、ピックでバッテリーをこじ開けます。バッテリーがフレームから外れるまで、オープニングピックに一定の圧力をかけ続けます。
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このデバイスを再組み立てするには、インストラクションを逆の順番に従って作業を進めてください。
Pixelのオンデバイス診断ツールで診断をする場合は、こちらのドキュメント(英語)を参照して下さい(注意:本項追記時点では、Pixel診断ツールは日本国内では使用できません)。
e-wasteを処理する場合は、認可済みリサイクルセンターR2を通じて廃棄してください。
修理がうまく進みませんか?ベーシックなトラブルシューティングを試してみるか、Google Pixel 8のアンサーコミュニティに尋ねてみましょう。
このデバイスを再組み立てするには、インストラクションを逆の順番に従って作業を進めてください。
Pixelのオンデバイス診断ツールで診断をする場合は、こちらのドキュメント(英語)を参照して下さい(注意:本項追記時点では、Pixel診断ツールは日本国内では使用できません)。
e-wasteを処理する場合は、認可済みリサイクルセンターR2を通じて廃棄してください。
修理がうまく進みませんか?ベーシックなトラブルシューティングを試してみるか、Google Pixel 8のアンサーコミュニティに尋ねてみましょう。
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