ホームボタンを使ってiPhoneを操作するのは、まったくもって悪夢です。どうやってスクリーン以外のものにアクセスできるのでしょうか?すぐにまた携帯電話を使用できる方法があるだけでなく、正常に動作するために、様々なトラブルシューティングを試すことができます。
==ステップ1 ==
まず時間のかかるトラブルシューティングをする前に、いくつかの基本的なことを試してみてください。
- ホームボタン機能にアクセスするための回避策として、アクセシビリティの設定でAssistive Touchを有効にします。必要に応じてSiriを使用して「設定に移動」してください。
**設定メニューから アクセシビリティ >タッチ を開き、Assistive TouchオプションをONにします。
- スクリーン上に小さな白い丸が表示されます。押すと、ホームボタンのショートカットを含むメニューが表示されます。
* 携帯電話を再起動します。これによりソフトウェアの不具合が解消される場合があります。
- ホームボタンの外装をクリーニングします。 湿らせたマイクロファイバークロスで拭きます。必要に応じて、爪楊枝を使用して周囲の汚れを取り除いてください。
- 携帯電話やアプリが最新バージョンであることを確認します。
問題のあるソフトウェア
エラーが含まるソフトウェアは、iPhoneのホームボタンが反応しない動作をすることがあります。
- ホームボタンを他の場所で使えないか確認します。必要であれば、Siriで別のアプリケーションを開くか、何らかの機能を実行させます。
# ホームボタンが他の機能で動作する場合は、App Switcherを開き、最後に使用したアプリを終了してください。
- 対象のアプリを再度開いて、問題の再現を試みます。再発する場合は、アプリストアでアップデートされているか確認して、インストールしてください。アップデートがない場合は、アプリをアンインストールして再インストールしてください。
- 他の機能でも反応しない場合は、ハードウェアの問題である可能性が高いですが、万が一のためにパソコンで携帯電話をアップデートすることができます。
- ソフトウェアを完全に削除するには、バックアップを確認し、OSの新しいコピーが使用されるように、コンピュータを使用して携帯電話を復元してください。これにより、携帯電話上のすべてのデータが削除されます。 最初はバックアップを復元せずに、OSだけをテストしてください。
ボタン内に詰まった異物
iPhone 6s以前の機種は、昔ながらのボタン技術に頼っています。ボタンを押してホームに戻ると、ボタンの反対側にある小さなフォーカルポイントが、バックプレート上の隆起したポイントに押し付けられ、ボタンが作動します。特にボタンが途中で詰まったり、最後まで押し込まない場合は、内部をよくクリーニングする価値があります。
- 適切なガイドに従って、iPhoneを開いてください。自分の目と常識で、これがあなたの問題であるか判断することができるはずです。
- ボタンを固定しているバックプレートを外し、エアーコンプレッサやイソプロピルアルコールと綿棒を使って、ゴミの種類に応じて内部を清掃します。
ボタンの位置が揃っていない
この問題はiPadに多く見られますが、iPhone6S以前の機種でも発生します。ボタンを押したときにクリック感がない場合、ボタンの位置が揃っていないことが原因の可能性があります。ボタンが正しく動作するためには、押さえるものが必要で、それがずれてしまうと、うまく機能しない場合があります。
- ホームボタンとスクリーンの間に挟まったガスケットが摩耗することがあります。このためボタンを押した時に、ボタンが真下に動かず、たわんでしまうことがあります。この部品に裂け目や全体的な「ゆるみ」がないかどうか確認してください。
- Proのアドバイス: ガスケットの交換が必要な場合は、こちらから予備を購入できます。接着剤で装着できますが、何より位置を揃えて配置することが重要です。同じガスケットを何度も再利用して粘着力が弱くなるより、予備があったほうが安心です。
* マウントブラケット用のネジがすべて揃っていることを確認します。このブラケットは、ボタン機構を押し付けられる面であると同時に安定性につながるものです。特にiPhone 6Sはネジの紛失が多いためご注意ください。携帯電話を開けてみて、Taptic Engineにネジが刺さっていたら、それが原因である可能性があります。 再装着の際に再テストしてください。
- マウントブラケットが水平であることを確認してください。まれにですが、反りが生じることがあります。ガスケットの摩耗と同じように、ボタンがクリックされるまでの距離が長くなり、動作が不安定になる可能性があります。
ボタンの物理的な破損
他のものと同じように、物理的な破損や液体の接触によってホームボタンが機能しなくなることがあります。iPhone 7以降のタッチセンサー式ボタンに多く見られますが、機種に関係なく発生する可能性があります。
* ボタン自体にひび割れがないかどうか。静電容量方式のボタンは、タッチパネルと同様、ガラスが破損すると機能が失われることがあります。見る角度を変えることで、小さな亀裂を見つけることができます。
- ホームボタンはディスプレイと連続した部分ではないため、液体が入りやすくなっています。このタイプの損傷は目立ちにくいですが、ボタンの裏側をよく観察すると、錆や腐食の兆候が見られることがあります。
- タッチ ID 機能がなくても満足できる場合は、ボタンを交換することができます。ホームボタンの部品を製造する第三者の製造メーカーがありますが、この部品を交換した場合、touch IDは機能しません。購入前に、業者のリストでホームボタンの機能を回復することが明記されていることを確認してください。
裂けたケーブル
ホームボタンの機能に伴う障害の多くは、修理の際に発生します。ホームボタンアセンブリ自体は、電気信号を伝達するために小さなリボンケーブルを使用しています。そのため、不注意で破損しやすいことが挙げられます。
- ホームボタンケーブルに破れがないか確認します。角の部分に多く現れ、肉眼では発見しにくいことがあります。ケーブルが破れている場合は、ボタン自体を交換するのが一番です。このケーブルは修理することができますが、断線の両側を小さなジャンパー線でつなぐ必要があり、熟練したマイクロソルダラーでもなかなかできないからです。
* ディスプレイからロジックボードにホームボタンの信号を送るケーブルもよく断線します。このケーブルは一番外側にあることが多いため、デバイスを密封する際に工具が滑ったり、工具を挿入しすぎたりすると、最初に損傷を受けることがあります。これが問題かどうかを調べるには、既知の正常なディスプレイを使用します。機能が回復するようであれば、ディスプレイの交換をお勧めします。
オリジナルではないホームボタンの使用
Touch IDを搭載したすべてのiPhoneのロジックボードとホームボタンは、Appleが工場生産時にペアリングしています。個人の修理ショップもしくは自分でスクリーンを交換する場合、指紋認証機能を維持するために、このオリジナルのホームボタンをス新しいスクリーンに移植する必要があります。iPhone 7以降のモデルでは、このボタンの移植に失敗すると、ホームボタンの機能も失ってしまいます。
- オリジナルのホームボタンが残っている場合は、対応する修理ガイドを使って新しいディスプレイに移植してください。
* 移植しない場合、ホームボタンの機能は復元できるけれどもTouch IDは復元できない交換用ボタンが一部の業者から販売されています。購入前に、業者がホームボタン機能を復元することを明記しているかどうかを確認してください。
- Touch ID機能も必要な場合は、Appleから直接、スクリーンの交換サービスを受けるのが現在のところ残された唯一の選択肢です。Appleは新しいホームボタンをロジックボードにペアリングするためのソフトウェアを持っています。iPhone SE 2022をお持ちの方は、自分で修理する選択肢もありますが、 Appleのセルフリペアプログラムの注意点をよく読んでください。
アンカースクリューの締めすぎ
これも前の修理の試みに起因する問題です。iPhone 7以降では、よりタッチパネルに近い機能を持つボタンが採用されています。指で押した信号を伝達する部品は、ブラケット中央の取り付けネジのすぐ下にあります。このネジを締めすぎると、ホームボタンが機能しなくなり、場合によっては永久的な損傷を与える可能性があります。
- マウントブラケットにあるすべてのネジを1/4回転でも十分なので、少し緩めてください。
- 他の機能すると分かっているスクリーンに取り付けた時、ボタンが機能するかどうか確認します。
* もし使用中のボタンに問題があるなら、本当に残念なことですが、簡単に直せるものではありません。修理するにはホームボタン自体を開ける必要があります。それは溶接されており、かなりの作業です。
- Touch ID機能がなくても満足できる場合は、ボタンを交換することができます。ホームボタンを復元するためのボタンを製造しているサードパーティ製メーカーがありますが、touch ID は機能しません。 製品情報でTouch ID機能が提供されているか、もしくは"外観のみ"であるか確認してください。
ロジックボード
ロジックボードは、iPhoneの機能の大部分を担っているハブです。ボード上の小さな部品が故障または損傷している可能性があり、これまでのトラブルシューティングに書かれていることがうまくいかなかった場合、ロジックボードが原因であると推測することができます。
- 基板に明らかな兆候(焼けた、割れたコンポーネント、液体の残留物、腐食、曲がり)がないか確認します。液体の痕跡がある場合は、 iPhone液体によるダメージの修理ガイド が役立ちます。
- この場合、ロジックボードの交換は最も現実的な解決策であることが多いです。しかし、Touch IDのペアリングの関係で、基板を交換すると全てのケースで指紋読み取り機能が失われ、iPhone7以降の機種ではホームボタン機能も失ってしまいます。
- 一般に考えられているのとは異なり、基板そのものは修理可能です。ただし専用の工具とマイクロソルダリングのノウハウが必要です。これは、ほとんどの人が自分でできることではありませんが、多くの独立系修理店では、対応できる場所があります。お近くの基板レベルの修理専門店に尋ねてみてください。
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以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
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コメント 1 件
I restarted my phone and now when it tries to boot back up, it gives me the Apple logo and then goes away. It won’t turn back in so thanks a lot
BussJ98 - 返信