Steam Deck のタッチスクリーンが動かない

タッチスクリーンは、多くの携帯型デバイスにおいて最も重要なインタラクション方法です。幸いなことに、Steam Deckにはボタン、ジョイスティック、その他の入力方法があるため、タッチ機能がなくても致命的な問題にはなりませんが、非常に不便です。ガラスをさらに強く押すのをやめて、以下のトラブルシューティングを試してみてください。

以下のより時間のかかるトラブルシューティングに取り組む前に、まず基本的なことから始めましょう。

• Steam Deckを再起動してください。 複雑な操作は不要ですが、Steam Deckが遭遇した可能性のある軽微なエラーを解消できます。
• スクリーン表面を丁寧に清掃してください。 ディスプレイ表面の残留物が、通常の機能を妨げている可能性があります。スクリーン用クリーナーもしくは、湿らせたマイクロファイバークロスを使用して清掃し、再度テストしてください。
• スクリーン用保護フィルムを使用している場合は、それを取り外して、問題の原因でないことを確認してください。
• アップデートを確認してください。 ファームウェアの既知の問題が修正され、タッチの問題が解決されています。
  • この問題は、ユニットをバッテリーのストレージモードにすることで、タッチシステムをリセットして解決できます。

特定のゲームでのみタッチ操作ができない場合は、互換性の問題である可能性があります。Steam Deckの優れた点は、Windows向けに開発されたゲームを、LinuxベースのOSが使用できるものへと変換する機能です。この変換レイヤーは「Proton」と呼ばれます。しかし、これは翻訳と同様に、完璧ではありません。

• Steamストアのゲームページで、Valveの互換性に関する評価を確認してください。
• 互換性メニューには、そのゲームタイトルに関する既知の問題も記載されています。

完全に互換性のあるゲームでも問題が発生することがありますが、すべての項目で緑色のチェックマークが付いている方が可能性は低くなります。グラフィックの互換性は特に問題が発生しやすいため、黄色の評価が付いているゲームについては、不安定になる可能性があることを理解しておいてください。

• 公式のリソース以外にも、他のサイトが独自の互換性評価をクラウドソーシングしています。Proton DBでは、Steam Deckユーザーからのコメントなど、より詳細な内訳が提供されています。
• 問題が発生しているゲームに互換性フラグがある場合、特にデスクトップモードでSteam以外のゲームを実行している場合は、他のバージョンのProtonで実行してみることもできます。これにより、安定性が向上する可能性があります。
  1. ライブラリで設定を変更したいゲームを見つけます。ゲームのページで、画面右側の歯車のアイコンをクリックします。
  2. 表示されたメニューから “管理 “を選択します。

## “互換性 “メニューをクリックします。

1. 特定のSteam Play互換性ツールを強制的に使用するのチェックボックスをオンにします。
   1. リストから任意のProtonバージョンを選択し（Proton DBに特定の推奨がある場合があります）、再テストします。

コンピューター化されたデバイスで情報を整理しておくことは複雑な作業です。データは常に移動し、書き込まれたり上書きされたりしています。ごくまれに、ビットが誤って書き込まれたり、失われたりすることがあります。プログラム内のこれらの不完全さは何でもない可能性もありますが、タッチの問題やソフトウェアのフリーズにつながる可能性もあります。

設定が気にならない場合や、データの適切なバックアップがある場合は、システムをリセットしてください。

• UValveのOS復旧手順を使用して、Steam Deckから復旧メディアを作成し、実行します。
• 復旧ドライブを起動したら、利用可能なオプションから「Steam OSを再インストール」を選択します。これにより、ユーザーデータには影響しませんが、プロセスの一部として設定がリセットされます。
• 最後の手段として、Steam Deckを完全に再イメージングします。これにより、ソフトウェアの工場出荷時の"イメージ"を使用して、初期設定に戻ります。これはプライマリードライブにインストールされている すべてのユーザーデータとゲームが削除されます。作業を続行する前に、重要なデータがすべてバックアップされていることを確認してください。

スクリーン上に画像がきちんと表示されている場合でも、基板からの指示信号がなければ、タッチ機能は動作しません。この問題は修理後に多く発生しますが、修理をする前にも起こりえます。

• 特に基板側の端子が正しく挿入されていることを確認してください。基板周りのケーブルの湾曲や幅により、このケーブルの接続が正しく行われないことがあります。
• 不良なケーブルの兆候は、目視検査で確認できる可能性があります。両端の角やコネクタピンを注意深く見てください。穴、折り目、裂け目はケーブルの機能を妨げる可能性があります。損傷が見つかった場合は、ケーブルを交換してください。

ほとんどのディスプレイの故障は明白に見えますが、目に見える損傷がなくても、内部的な問題によりディスプレイが正常に動作しないことがあります。

• スクリーン上に破損の兆候がないか注意深く確認してください。視野角を変えることで、小さなひび割れを見つけやすくなります。
• ディスプレイの損傷は、必ずしもガラスが粉々になっているように見えるとは限りません。筐体の変形やスクリーンの変色は、ディスプレイの故障を示す可能性があります。
• 損傷が見つかった場合、またはソフトウェアの修正で改善が見られない場合は、交換用のディスプレイを購入して、ディスプレイを交換してください。

基板は、Steam Deckの機能の大部分を担うハブです。基板上のいずれかのコンポーネントが故障している可能性があります。このトラブルシューティングページの他の解決策をやっても上手くいかない場合、基板が原因であると安全に推測できます。

• 基板の問題の明らかな兆候（焼けたまたはひび割れたコンポーネント、液体の残留物、腐食、曲がり）がないか確認してください。液体の兆候がある場合は、iPhone液体損傷ガイドが役立つかもしれません。このガイドはiPhoneを念頭に置いて書かれていますが、液体損傷のあるすべての回路基板に適用できます。
• 基板の交換 は、このような状況に遭遇したDIY修理愛好家の人たちにとって、最も現実的な解決策であると言えます。

• Steam Deck Not Booting
• Steam Deck Fan Noise
• Steam Deck Won't Turn On
• Steam Deck Crashing