はじめに
500ニトの輝度、 10 億色対応と2つのThunderboltポートです—以上、これでレポートは終わりです。いや、少し早急すぎますか? Appleは最新iMac 4Kの豪華なスペックについて発表していますが、ここではプレスリリースでは明らかになっていない新しい機能を探し出しましょう。さて、このディスプレイを手に取り、バラバラに分解する時間がやってきました。—皆さんもMid-2017 iMac 4Kモデルの分解に参加してください。
分解だけではもの足りませんか? 分解以外の情報はここから入手できます。FacebookFacebook、 Instagram、Twitter 、Twitter日本語版 から最新ニュースをフォローしてください。
必要な工具と部品
ビデオの概要
-
-
さてこの外観について特記することはありませんが、iMacのアルミとガラス製のシェルの中身を本を読んだだけで判断することはできません。さて、既に分かっていることから始めましょう。
-
3.0 GHz quad-core Intel Core i5 (Turbo Boost 最大3.5 GHz)
-
8 GB、2400 MHz DDR4メモリー
-
VRAM 2GB、Radeon Pro 555 GPU
-
1 TB (5400-rpm) ハードドライブ
-
802.11ac Wi-FiとBluetooth 4.2
-
43%より明るくなったディスプレイ (500ニトの輝度)、4096 × 2304 解像度とP3カラーを採用
-
-
-
ディスプレイ裏側にはポートの集合体が確認できます。まず最初に、ユージュアル・サスペクツ:通常行う考察を始めましょう。ヘッドホンジャック、SDカードリーダー、4本のUSBポートとイーサーネットジャックです。
-
アンユージュアル・サスペクツはどうでしょうか?:(ちょっと普通ではない考察をしてみましょう。)このiMacには2本の Thunderbolt 3が搭載されています。これにより、以前のモデルに比べると2倍の帯域幅です。この各ポートは40 Gbpsでデーターを送信できます。
-
これは4台の4K外付けモニターへ十分にデータ送信できるはずなのですが、どういうわけかAppleはハードウェアの構造上の問題により2台までと制限しています。
-
4K外付けモニターが3台もあるのに、2台までしか使えないのならどうすればいいのでしょう?教えてください、一体どうすればいいのでしょう?
-
このモデルは外観が2015年発売のiMacモデルと非常に類似しているのではという推測を確認できました。同じモデル番号(A1418)が付与されていますが、EMCは新しく3069と付けられています。
-
-
この手順で使用する道具:iMac Opening Wheel$7.99
-
まるでピザカッターのような車輪付きiMac開口ツール|new_window=trueを手に取り、この素敵な新iMacの内部を開いていきましょう。
-
まわって、周って、ディスプレイ周囲に付けられた接着剤を破壊していきます。
-
2012年にAppleがこのフォーム製の接着剤を突然導入した時、愛してやまなかったマグネット対応用の吸盤カップが使えなくなりました。私たちは悲しみ、混乱しました。それ以来、隙間から接着剤をスライスして切断するという簡単な秘訣を見つけたのです。
-
慣れ親しんだ開口作業を終えたら、まず内部をざっと見てみましょう。
-
-
-
全てのガラスとピクセルと取り出すと、幾つか僅かな違いがあることに気づきます。
-
最初に、基板が大きくなりました。以前は右側スピーカーによって占領されていたエリアやファンが装着されている方向にも若干ですが広がりました。
-
最後にディスプレイベゼルの下側中央付近すぐ下に、マイクが確認できます!このマイクのリボンケーブルがネジの上を通して取り付けられています。これはとても違和感があります。
-
-
-
いずれにせよ、ここでは期待したよりも変化が少ないようです。ー右側のスピーカーはすぐに取り外しができなくなりました。新しい基板のデザインにより、かなり堅く取り付けられています。
-
大丈夫です:このモデルは、皆さんのお気に入りのiMac用修理ガイドでは対応できなくなりました。すぐに新しいガイドを作成します。
-
-
-
RAMは27インチモデルの iMacsに搭載されたRAMとは違って、簡単にはアクセスできません。しかし、近年発売された21.5インチモデルのiMacはRAMが半田付けされていたことを考えると、素晴らしいアップグレードと言えます。
-
次の作業に移る前に、これらのメモリーモジュールが付けられたシリコンを確認しましょう。
-
SK Hynix H5AN8G6NAFR-UHC 8 Gb DDR4 SDRAM (DIMMあたり4 × 8 Gb = 4 GB 、合計8 GB)
-
Ablic (旧 Seiko Instruments) S-24C04A 4 KbシリアルEEPROM メモリ
-
-
-
-
このCPUはとても頑丈にヒートシンクの中に接着剤で留められています。これをこじ開けようとすると、とてつもない力が必要です。誰かがこのプロセッサーを冷却状態にしたかったのでしょう。
-
ついに、この分解の大きな目的であるスターと向かい合っています。Intel SR32WCore i5-7400 Kaby Lake (カービーレイク)CPU, 6Mキャッシュ、最大3.50 GHz。
-
でもAppleの影響力と有名な交渉力があれば、必要に応じて半田付けされたCPUを作ることができたのにと思いませんか?それに加えて、不思議なモジュラー式のRAMがあります…
-
Apple、私たちの願いをいつ聞き入れてくれますか?
-
-
-
すべてのアクセサリーを剥ぎ取りました。この基板のシリコンを確認できます。
-
Intel LGA 1151CPUソケット
-
AMD Radeon Pro 555GPU
-
SK hynix H5GC4H24AJR-ROC4 Gb GDDR5 2400 MHz SDRAM (4 Gb × 4 、 合計2 GB VRAM)
-
Broadcom BCM5776ギガビット イーサーネットコントローラー
-
Texas Instruments CD3215C00 (15インチ MacBook Proモデルと同一)USB タイプCコントローラー
-
Intel SR2C9プラットフォームコントローラーハブ
-
-
-
もっとチップを確認するため、基板を裏返しても良いですか?
-
Vimicro VC0359カメラプロセッサー
-
Cirrus Logic CS42L83 オーディオコディック
-
MXIC MX25L6473E 64 MB シリアルフラッシュメモリー
-
Intersil ISL95828 Intel CPU PWMコントローラー
-
NXP Semiconductor CBTL06142E ディスプレイポートマルチプレクサd (おそらく)
-
Intersil ISL6277Amultiphase PWM レギュレータ
-
Fairchild FDH10CJ MOSFET
-
-
-
チップ認識は続きます。
-
Texas Instruments LM4FS1EH システム管理コントローラー
-
Texas Instruments TAS5764L オーディアアンプ
-
Intel JHL6540 Thunderbolt 3 コントローラー(おそらく)
-
Dialog Semiconductor (旧Adesto) AT45DB021E 2 MBシリアルフラッシュメモリ
-
Winbond W25Q80DW 8 MBシリアルNORフラッシュメモリ
-
Macronix MX25L1006E 1 MBシリアルNOR フラッシュメモリ
-
Texas Instruments TMP423 トリプルリモート/ローカル温度センサー
-
-
-
チップ識別は続きます。
-
Fairchild FDMF5804スマートパワーストレージ
-
International Rectifier IRF3575 60 A 同期式降圧コントローラー
-
Texas Instruments LP8565A128 MOSFETドライバー
-
Renesas (旧Intersil) ISL62383C ノートパソコン用電源コントローラー
-
Texas Instruments REF3330 3.0 V 電圧リファレンス
-
Texas Instruments TPS3897 1チャンネル電圧スーパーバイザー
-
Texas Instruments TPS3847108 380nA電圧モニター
-
-
-
まだまだチップ識別は続きます。
-
Texas Instruments INA210/INA213/INA214 電流センスアンプ、OPA348 オペアンプと TLV3701 高電圧コンパレータ
-
Texas Instruments TPS51916 メモリパワーサプライ
-
Texas Instruments TPS54622 6 A 同期式降圧コンバータ
-
Texas Instruments TPS62130B 3 A 降圧コンバータ
-
Texas Instruments SN74LVC08AとNexperia (旧NXP Semiconductor) 74LVC08A 4チャンネル、2入力ANDゲート
-
Nexperia (旧 NXP Semiconductor) 74LVC1G99 3ステートコンフィギュラブルファンクションゲート
-
-
-
ディスプレイの裏側に注目してみましょう。この新しい素敵なパネルはLG製です。(LGは旧モデルの素敵なパネルも製造しました)
-
有名なWiFiアレルギーの外付けモニターです…
-
さあ続いてディスプレイのチップに移りましょう!
-
-
-
一体何がこららのピクセルの原動力となっているか見てみましょう。
-
Texas Instruments SN74LVC8T245 8ビット 二重作動のバストランシーバー
-
Texas Instruments BUF16821プログラム可能なガンマ電圧発生器とVcomキャリブレータ
-
Parade Technologies DP665 LCD タイミングコントローラー( iMac 4K最新モデルでも使用されています。)
-
Texas InstrumentsTPS54218 4.5 V ー17 V 入力、2 同期型降圧SWIFTコンバータ
-
Texas Instruments TPS543204.5 V ー17 V入力、 3 同期型ステップダウンSWIFTコンバータ
-
Texas Instruments TPS65168 高解像度、フルプログラム可能なLCDバイアス
-
-
-
ディスプレイコントローラーボードのチップ識別です。
-
Texas Instruments TMP423 トリプルリモート/ローカル温度センサー
-
Winbond W25Q40CL 4 MBシリアル NORフラッシュメモリ
-
Texas Instruments TPS3808 カレントスーパーバイザー
-
Ricoh R1154N065B 150 mA LDOレギュレータ
-
Texas Instruments SN74AHC1G08 シングル2入力ANDゲートとSN74LVC1G04 デュアルインバーター
-
Texas Instruments SN74LVC1G98 コンフィギュラブル・マルチファンクション・ゲート
-
- 同時にアップグレードしたいコンポーネントの2つであるCPUとRAMはどちらもモジュラー式です。
- 標準2.5インチ SATAハードドライブはアップグレードが可能です。ーしかしながら基板上の空のパッドのおかげでブレードタイプSSDは交換できません。
- iMacを開口する作業でテープを切断するのは難しくありません。(適切なツールを使用した場合)しかし、修理を完了するには交換用テープを取り付けなければなりません。
- RAMのような多くの交換可能なコンポーネントは基板の裏に埋め込まれています。ということは、これらのコンポーネントにアクセスするためにはiMacの大部分を取り外さなければなりません。
- Retinaディスプレイのガラスは融合されています。そのため交換費用が高額になります。
まとめ
リペアビリティのスコア


(10点が最も修理しやすい指標です)
以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
100%
Midori Doiさんは世界中で修理する私たちを助けてくれています! あなたも貢献してみませんか?
翻訳を始める ›
78 件のコメント
You mentioned a 3.5" SATA HDD in "Final Thoughts", but as per the Picture it seems to be a 2.5" as previous models. Can you please confirm. Thanks
I fixed it right now!
Apple offer Fusion and SSD as BTO options - so the logic board must be different for that surely as you said there is no SSD slot? Another tear down in a few days/weeks!!?
The Fusion-Drive and the SSD only versions might have the necessary connector soldered onto the board. At the photo, you will see the screw hole for mounting a Blade SSD.
And you can see where the connector would be soldered at the bottom left of the board.