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必要な工具と部品

ビデオの概要

この分解は修理ガイドでは ありません。 お持ちのiPhone XRを修理する際は、iFixitの修理ガイドをご利用ください。

  1. iPhone XRの分解, iPhone XRの分解: 手順 1、 1の画像 1
    • iPhone XRの外観はiPhone XSと比べると少し違って見えますが、スペックはとても似ています。

    • “次世代”Neural Engineを搭載した、6コアA12 Bionicチップ

    • 6.1インチ Liquid Retina LCDディスプレイ、1,792 x 828ピクセル解像度、326ppi、True Tone、広色域ディスプレイ(P3)

    • 12MP広角カメラ、ƒ/1.8絞り値、TrueDepth FaceIDハードウェア搭載の7MPカメラセルフィーカメラ

    • 容量64 GB、128 GB もしくは256 GB

    • 次世代eSIM対応付き広帯域セルラーバンド、802.11a/b/g/n/ac Wi‑Fi w/MIMO + Bluetooth 5.0 + NFC

    • IP67等級による耐水性能、防塵性能

  2. iPhone XRの分解: 手順 2、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 2、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 2、 3の画像 3
    この手順で使用する道具:
    Manta Driver Kit - 112 Bit Driver Kit
    $69.95
    購入する
    • 沢山のカラーバリエーションがありますが、もちろんiFixitと同じ色合いのブルーとブラックの組み合わせを選びます。

    • でもX線撮影をすれば、何でも透けて見えるので色なんて大した問題ではありません!友達のCreative Electronがこの新しいiPhoneをXR-ays(X線)でデバイス内部をちらっと見せてくれました。

  3. iPhone XRの分解: 手順 3、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 3、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 3、 3の画像 3
    • まずはXRの上にXSを重ねて、どんな違いがあるか見比べてみましょう。

    • デバイス下側から調査を始めます。XRにはアンテナバンドが付いていません。そして左右対象のグリルを見ると、昨年発売されたXを思い起こさせます。

    • XRはXSの兄弟モデルとして多くの機能を受け継いでいますが、ただ高速通信を可能にするGigabit LTEは引き継ぎませんでした。

    • ディスプレイに注目すると、XRのベゼルは若干大きくなっていることが確認できます。そして、よりクローズアップして見るとエッジ周辺のカーブが若干粗くなっています(スムースではありません)。

    • XRはXSの多くの機能を受け継いでいますが、一つの広角カメラしか搭載されていません。XSには望遠カメラも付いていました。

  4. iPhone XRの分解: 手順 4、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 4、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 4、 3の画像 3
    • XSとの類似点はデバイスの開口方法にまで及びます。中央から若干下側に移動した充電ポートの両脇からペンタローブネジを外します。そしてiOpenerを使えば開きます。

    • 違いは、ペンタローブネジの色がケースの色と揃っていないこと、SIMスロットがデバイス本体の下側に移動したことです。

    • 私たちが明確に分からない一つの違いは、どこでXSの防水防塵性能(IP68等級)が強化されているのかということです。というのもXRとXSを開口してみると、作業に大した違いはないからです!

  5. iPhone XRの分解: 手順 5、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 5、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 5、 3の画像 3
    • よく配慮されたディスプレイの開口作業は、耐水性能を備えたスマートフォンにしては手こずらずに進みます。

    • AppleはこのデザインをさかのぼることiPhone 5モデルで完成させていますーそしてありがたいことに、このデザインは変わることがないのです。

    • 中身を確認すると、XRは8Xのハイブリッドと言えます。以前の長方形バッテリーに逆戻りをしているものの、Xのような長方形のロジックボードが搭載されています。

    • ここで頭によぎる質問は、ロジックボードは何層あるでしょうか

  6. iPhone XRの分解: 手順 6、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 6、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 6、 3の画像 3
    この手順で使用する道具:
    Standoff Screwdriver for iPhones
    $5.49
    購入する
    • ロジックボードを固定するために、多量のスタンドオフネジが付けられています。iPhone1台に1本や2本のスタンドオフネジが付いているのは慣れていますが、X10本もあればびっくりします。

    • ラッキーなことに、私たちは装備しているので準備万端です。

    • これは何でしょうか?モジュラーのSIMカードリーダーです! iPhone史上初です。

    • モジュラーということは、壊れたSIMカードリーダーを簡単に交換できるだけでなく、ロジックボード交換のコストが軽減できるのです!まさにWin-winです!

    • これはeSIMがサポートされていない中国市場に合わせたようです。中国で発売されるモデルにデュアルSIM機能を加えるためには、AppleはデュアルNano-SIMリーダーを搭載しなければなりません。過去のモデルのようにリーダーがメインボードに半田付けされているよりも、モジュールデザインを採用した方が利便性が高いのです。

    • このスレンダーで非L字型、シングルデッカー(積層でない)のロジックボードを取り出します!

  7. iPhone XRの分解: 手順 7、 2の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 7、 2の画像 2
    • ロジックボードが取り出せたので、搭載されたチップをまず確認しましょう。

    • Micron D9VZV MT53D384M64D4SB-046 XT:E 3 GB LPDDR4x SDRAMに積層されたApple APL1W81 A12 Bionic SoC

    • Apple/USI 339S00580 (XSでも搭載されていたWiFi/Bluetoothモジュールのよう)

    • NXP Semiconductor SN100V NFCコントローラー

    • 3x Apple/Cirrus Logic 338S00411 オーディオアンプ

    • Skyworks 203-15 G67407 1838 (パワー・アンプのモジュールのよう)

    • Infineon (旧 Cypress Semiconductor) CYPD2104 USBタイプ-Cポートコントローラー

    • Qorvo QM76018 RF フロントエンドモジュール

  8. iPhone XRの分解: 手順 8、 2の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 8、 2の画像 2
    • ロジックボードの裏側にもさらにチップが搭載されています。あなたは一体何のチップなのか教えてください…

    • 東芝 TSB3243VC0428CHNA1 64 GBフラッシュストーレッジ

    • Intel PMB9955 (XMM7560 LTE Advanced Pro 4G LTEベースバンドプロセッサのよう)、PMB5762 RFトランシーバーとPMB5829

    • Apple 338S00383-A0, 338S00375-A1 パワーマネージメントIC用 (おそらくDialog Systems製)

    • Texas Instruments SN2600B1 バッテリーチャージ用 IC

    • Apple/Cirrus Logic 338S00248 オーディオコディック

    • Skyworks SKY13768 フロンドエンドモジュール

    • Broadcom BCM59355A2IUB4G (おそらくBCM59350ワイヤレスパワーレシーバーチップの種類)

  9. iPhone XRの分解: 手順 9、 2の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 9、 2の画像 2
    • チップID、パート2です。

    • Texas Instruments LM3539 バックライトドライバー

    • NXP Semiconductor CBTL161x ディスプレイポートマルチプレクサ (おそらく)

    • STMicroelectronics STB601A0 パワーマネージメント

    • Texas Instruments TPS65730 ディスプレイパワーマネージメント

    • Texas Instruments LED ドライバー (おそらく)

    • Bosch Sensortec BMP282 圧力センサー

    • Bosch Sensortec 加速度計

  10. iPhone XRの分解: 手順 10、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 10、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 10、 3の画像 3
    • ロジックボードから次に移りますが、まだ2つもロジックボードが待っています。

    • 新XRのロジックボードとSIMリーダー(中央)は積層されたiPhone Xのロジックボード(右側)を解体したように見えます。そして見比べるために、L字に伸びきったiPhone 8 Plusのボードを左側に並べました。

    • この新しいフォームファクタはiPhoneロジックボードの進化の中で、この2つのタイプの相違を埋める完璧なデザインと言えます。

    • X線画像を詳細に見ると、この"シンプルに見える"ロジックボードでも、実は非常に細かく複雑な構造をしていることが分かります。

    • そして他のコンポーネントの下にも沢山のチップが隠れているのです。例えば、TrueDepth カメラシステムです。

  11. iPhone XRの分解: 手順 11、 2の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 11、 2の画像 2
    • ロジックボードを取り出せたら、お馴染みのTaptic Engineが取り出せます!

    • iPhoneXRには3D Touch機能が搭載されていませんが、ハプティック(触覚)によるフィードバックをするHaptic Touchが付いています。タッチする強さではなく、長く押すことで反応する機能です。ハプティックは垂直型リニアアクチュエータが搭載されたバイブレーションモーターによって機能します。

    • 次に取り出すのは、長方形のバッテリーです!4本のバッテリー用プルタブは大歓迎です。これを取り出すのは自信があります。

  12. iPhone XRの分解: 手順 12、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 12、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 12、 3の画像 3
    • 4本のタブは簡単に外せます。そして11.16 Whのバッテリーは粘着力もなく、取り出せます!

    • XRのバッテリーはiPhoneの中で一番大きい容量だとは聞いていますが、見比べてみるとどうでしょうか?さあ、バッテリーパレードの時間です!

    • iPhone XRのバッテリー容量は11.16 Whです! 左端より右側に向かって: iPhone 8 (6.96 Wh)、iPhone XR (このレースの勝者), iPhone 8 Plus (10.28 Wh)そしてiPhone XS (10.13 Wh)です。

    • XRのバッテリーは8 Plusの容量と比べると若干小さく見えますがー見た目で騙されてはいけません。XRのバッテリーはより厚みがあり、パワーが詰まっています。

    • しかしAppleだけではなく、オレンジ(他社製品)と比べてみると、Android製品は容量だけのゲームでは勝ち星が並びます。Galaxy S9+は13.48 Whで最強です。次に続くPixel 3 XLも13.2 Whです。

    • せっかく並べているので、XシリーズをX線に当てて、Xザミネーション(検査)してみましょう。左側から右側に向かって iPhone X、 XR (低密度アルミフレーム)とXS Maxです。

  13. iPhone XRの分解: 手順 13、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 13、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 13、 3の画像 3
    • シングルリアカメラを取り出しますーXSとXS Maxに搭載されていたものと同じ広角カメラのモジュールです。

    • シングルセンサをもつXRは、Googleから発売されたPixel 3と機能上の競争相手ですーしかし、Googleのスマートフォンの方が、デュアルカメラを搭載したXS Maxよりも優っています。Googleに勝つための解決策は?おそらくもっとカメラが必要でしょう

    • FaceID機能を可能にするTrueDepthシステムをカメラの隣に並べてみました。見ての通り、iPhone Xで見たものと大して変わりはないようです。

    • 取り残しがないように、次は下側のスピーカーを取り出します。作業はとても簡単です。バッテリー交換をするために、スピーカーを外す時は便利です。

  14. iPhone XRの分解: 手順 14、 3の画像 1 iPhone XRの分解: 手順 14、 3の画像 2 iPhone XRの分解: 手順 14、 3の画像 3
    • さて、様々な場所で話題になっているLiquid Retinaディスプレイを確認していきましょう。

    • XRのLCDはXSのAMOLEDと比べると周囲が約7mm大きく、分厚く、重くなりました。 これはLCDという特徴ゆえに予想されていたことです。

    • LCDディスプレイアセンブリを意味するバックライトは、AMOLEDアセンブリよりも若干大きなフォームファクタが常に必要です。

    • 私たちの意見では、この厚みのあるディスプレイアセンブリによってLightningコネクタが中央から若干下側に逸れたのです。

    • ケースの内側に注目しましょう。詳細に点検するため、ワイヤレス充電コイルを取り出します。

    • 銅を発見しました!銅の低い電気抵抗(XのFPC :フレキシブル基板と比較)は、少ない熱で高速充電が可能です。

  15. iPhone XRの分解: 手順 15、 1の画像 1
    • XRが綺麗に掘り起こされました。分解したパーツを並べてみましょう。

    • XRの分解で判明したことは、 iPhone8 (長方形バッテリーと単層ボード)とX(正方形のような形をしたロジックボードにFaceID)の両方を連想させるデザインの特徴をもっています。これは別名 "iPhone 9"と言えるでしょう。

    • でもXRは過去に遡るデザインではありませんー最新チップや新iPhoneにふさわしい特長を備えています。Apple初となるモジュール式SIMカードリーダーも搭載されています。次世代のマルチSIMプランを開発するのでしょうか。

    • ここで再度、友達のCreative Electronに御礼を述べます。ここでちょっとしたジョークで笑ってお別れしましょう。

    • 海賊が好きなiPhoneは何?

    • X-ARRRrrrrr‼︎

  16. まとめ
    • ディスプレイから開口する方法、簡単にバッテリーにアクセスできるデザイン
    • 壊れたディスプレイは最小限のハードウェアを取り出すだけで交換が可能です。そしてFace IDも簡単に保存できます。
    • 今回のモデルでも、Appleは小さな非標準型ペンタローブネジとトライポイントネジを使用しています。修理には特殊なドライバーが必要です。しかし多量の接着剤より、ネジの方が修理は簡単です。
    • 耐水性能はある修理作業を複雑にしますが、液体被害が少なくなるため修理の可能性が低くなります。
    • フロントとバックをガラスで覆われているということは、ひび割れの確率が倍増します。壊れたバックガラスの修理はカシス全体を交換しなければなりません。
    リペアビリティのスコア
    6
    10点中6点のリペアビリティ
    (10点が最も修理しやすい指標です)

以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:

en jp

100%

これらの翻訳者の方々は世界を修理する私たちのサポートをしてくれています。 あなたも貢献してみませんか?
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作成者

8人の作成者と共同で作成されました。

Taylor Dixon

メンバー登録日: 06/26/18

66,684 ポイント

94のガイドは作成済み

43 件のコメント

It’s here! Can’t wait to see what magic they did on the display.

Sandy34 - 返信

Next year: iPhone XR GTS SS Z11 LX

Juan Martinez - 返信

iPhone XR GTS SS Z11 LX Turbo Limited Luxury 2.0 Edge

Robert G -

where is the repairability score?

Ali Dhia - 返信

Battery size is smaller than in 8plus but capacity is bigger.. hmmm

dozerator - 返信

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