はじめに
Apple iPad Pro 12.9インチ第2世代の画面を交換するには、このガイドをご利用ください。
元のスクリーンに取り付けられているホームボタンはiPadのロジックボードとペアリングされているため、Touch ID機能を保持するには、取り外して新しいスクリーンに移す必要があります。
このガイドはWi-Fiモデル用に書かれています。セルラーモデルをお持ちの場合は、(このガイドには記載されていませんが)追加の分解が必要です。
バッテリーコネクターが2枚のカードストリップでふさがれている画像もあります。これはオプションの方法ですが、バッテリーを完全に放電する方が確実です。この見た目の相違は無視してガイドを読み進めてください。
デバイスを再組み立てする際、部品を再接着するための交換用接着剤が必要になります。
必要な工具と部品
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ディスプレイに大きいヒビが入っている場合は、透明な梱包用テープをスクリーン全体に貼り付けて吸盤がしっかりと張り付くようにして下さい。代わりに、非常に強力な粘着テープを吸盤の代わりに使うこともできます。どちらもうまくいかなかった場合は、非常に強力な接着剤で吸盤を割れたスクリーンに接着する方法があります。
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以下のガイドの手順通りに作業が進むように努力して下さい。しかし、一度ガラスが割れてしまった場合、作業の進行と並行して割れが広がることが多いです。その場合は、金属製のこじ開け用工具を使って残ったガラスの破片を掻き出す必要があるでしょう。
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接着剤を剥がす際は、以下の点に注意して下さい。
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iPadの長い辺の接着剤は4mmの幅があります。それ以上深く工具を差しまないで下さい。ディスプレイパネルを破損する恐れがあります。
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iPadの短い辺の接着剤は2mmの幅があります。それ以上工具を差し込まないで下さい。
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ホームボタンと充電ポート付近の接着を剥がす際は十分に注意して下さい。フレックスケーブルを破損する恐れがあります。
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フロントカメラ付近の接着を剥がす際は十分に注意して下さい。カメラを破損したりレンズを汚す恐れがあります。
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青色のハンドルを吸盤の反対側に引っ張って、リバースクランプのアームのロックを解除して下さい。
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iPadの下に支えになるようなものを置いて、吸盤の間に水平になるようにして下さい。
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吸盤をiPadの左端の中央付近に移動させて下さい。片方が表側、もう片方が裏側に来るようにして下さい。
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リバースクランプの下側が動かないように押さえてから、上からしっかり押し付けて上側の吸盤を張り付けて下さい。
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スクリーンが熱くて触れない程度に温まったら、ハンドル付き吸盤をiPadのスクリーンの左端に張り付けます。場所はSmart Connectorポートの真上で、できるだけ端に近い場所に張り付けて下さい。
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iPadの角が浮き上がらないように押さえながら、スクリーンを引っ張り上げてから力を抜くことを繰り返して、接着を弱めて下さい。作業を続けるうちに接着面に小さな隙間ができるはずです。
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小さな隙間が開いたら、オープニングピックの先端を差し込んで下さい。
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iOpenerでiPadの左下の角付近を2分以上温めて下さい。温める場所はオープニングピックの刺さっている位置からホームボタンまでです。
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接着剤が柔らかくなったら、隙間のオープニングピックのすぐ横に別のオープニングピックかハルバードスパッジャーを差し込んで下さい。
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オープニングピックやハルバードスパッジャーを使ってiPadの左下の角に沿って接着を剥がして下さい。剥がすのが難しくなったら、角付近を温め直してからやり直して下さい。
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iOpenerを使って、iPadの左上の角付近を2分以上温めます。温める範囲は最初のオープニングピックからフロントカメラの間です。
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別のオープニングピックかハルバードスパッジャーを使って、iPadの左上の角に沿って動かして接着を剥がしていきます。
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iOpenerを使って、iPadの上辺を2分以上温めます。
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別のオープニングピックかハルバードスパッジャーを使って、iPadの上辺に沿って動かして接着を剥がしていきます。作業はフロントカメラの手前で止めて下さい。
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iOpenerを使って、iPadの上辺を2分以上温めます。
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別のオープニングピックかハルバードスパッジャーをフロントカメラの少し先(右側)に差し込みます。
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接着剥離用の工具を使って、上辺の残りの部分の裏側にある接着を剥がしていきます。
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温めたiOpenerを使ってスクリーンの右辺を5分以上温めて、スクリーンの裏の接着を柔らかくします。
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別のオープニングピックかハルバードスパッジャーを使って、iPadの右辺に沿って動かして接着を剥がしていきます。
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別のオープニングピックを右辺の中央付近の裏に差し込んで、剥がした接着がまたくっついてしまうのを防ぎます。
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iOpenerを使って、iPadの下辺を2分以上温めます。
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別のオープニングピックかハルバードスパッジャーをiPadの右下の角の裏に差し込みます。
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差し込んだ工具を使ってiPadの下辺に沿って動かして接着を剥がしていきます。作業はホームボタンの手前12mm程度の場所で止めて下さい。
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別のオープニングピックをホームボタンのすぐ手前(右側)のスクリーンの裏に差し込んで、剥がした接着がまたくっついてしまうのを防ぎます。
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別のオープニングピックかハルバードスパッジャーの先端を使って、ホームボタンのすぐ下の接着を剥がしていきます。
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オープニングピックかハルバードスパッジャーをホームボタンを超えてすぐの場所(左側)に差し込みます。
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差し込んだ工具を使ってiPadの下辺の残りの部分の裏側にある接着を剥がしていきます。
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この時点で、スクリーンの接着はほとんど剥がれているはずです。まだ接着されている部分があったらオープニングピックを使って慎重に剥がして、スクリーンの接着を完全に剥がして下さい。
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スクリーンの上辺を持ち上げてスクリーン全体をフロントカメラの方にずらすと、iPadの内部部品を扱うことができます。
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マスキングテープを使ってスクリーンの下辺を筐体に固定することで、スクリーンが滑って動いてしまうのを防ぐことができます。
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マスキングテープを長く切り出してから、片方の端をスクリーンの上端に貼って下さい。テープの先をスクリーンの端に沿って折り曲げて、テープをしっかりと貼り付けて下さい。
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マスキングテープの反対側の端をiPadの筐体の下端に貼り付けて、スクリーンが開いた状態で固定されるようにして下さい。テープをしっかり筐体に貼り付けて下さい。
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プラスドライバーを使ってロジックボードの電磁shールドを固定しているネジ合計6本を外します。
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2.4mmのネジ 2本
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1.2mmのネジ 4本
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ロジックボードの電磁シールドをiPadの上辺に一番近い端から持ち上げていきます。
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電磁シールドをロジックボードから持ち上げて剥がします。
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ロジックボードの電磁シールドを取り外します。
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プラスドライバーを使って、ディスプレイコネクタのブラケットを固定している合計4本のネジを外します。
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1.2mmのネジ 2本
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2.4mmのネジ 2本
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可能であれば、新しい接着剤を装着する前に、修理がうまくいったかデバイスの電源を入れて、点検してください。
デバイスを再組み立てするには、これらのインストラクションを逆の順番に従って作業を進めてください。
e-wasteを処理する場合は、認可済みリサイクルセンターR2を通じて廃棄してください。
修理がうまく進みませんか?ベーシックなトラブルシューティングを試してみるか、iPad Pro 12.9インチ 第4世代のアンサーコミュニティを参照してください。
可能であれば、新しい接着剤を装着する前に、修理がうまくいったかデバイスの電源を入れて、点検してください。
デバイスを再組み立てするには、これらのインストラクションを逆の順番に従って作業を進めてください。
e-wasteを処理する場合は、認可済みリサイクルセンターR2を通じて廃棄してください。
修理がうまく進みませんか?ベーシックなトラブルシューティングを試してみるか、iPad Pro 12.9インチ 第4世代のアンサーコミュニティを参照してください。
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以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
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コメント 1 件
The iPad shown in the first two photos in step 1 is not an iPad Pro. It's an older model iPad.