はじめに
未来がここにあります!Appleに一度は見捨てられたMac miniが戻ってきました。真新しく、最先端で、待ち望んでいたこのモデルは…アップグレードされたプロセッサとポート数が増えただけなのでしょうか?いや、他にもまだあるはずです。私たちはどうやってそれを確認できるか知っています。さあ、分解の時間です!
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必要な工具と部品
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このMacはミニかもしれませんが、注目に値するスペックが幾つか搭載されています。ここに列挙してみましょう:
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3.6GHzクアッドコアIntel Core i3と6MB共有L3キャッシュ
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8GB 2,666MHz DDR4 SO-DIMMメモリ
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128 GB PCleベースSSD
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Intel UHD Graphics 630
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802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続 Bluetooth 5.0ワイヤレステクノロジー
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macOS Mojave
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この手順で使用する道具:iFixit Opening Tool$1.99
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内部に侵入する方法は分かっているはずですが、アップデートもなしの4年が経過した後では、この開口方法で通用するのか分かりません。
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ドキドキしながら、60%リサイクル素材のプラスチック製ボトムカバーにツールの先端を当てます。
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開きました!開口ツールがあればベースが外せてTR6トルクスセキュリティドライバーで6本のネジを外すと、下に搭載されたアンテナプレートが取り出せます。
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なかなか良いスタートです。この調子で分解が進むことを願います!
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この手順で使用する道具:Mac mini Logic Board Removal Tool$4.99
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これから即興をやってみましょう。というのも、Mac mini ロジックボード用取外しツールはロジックボードのネジ穴に技術的にはフィットするのですが、どこかがおかしいのです。そこで、他のテコ入れが必要になります。
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古風な方法ですが、親指で押して通用するでしょうか?します!排気口の両側をしっかり押すと、ボード全体が外れ、取り出せます。
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Appleは、ダメージを与えずに薄い排気フィンを取り出せるツールを持っているかもしれませんが、ゆっくりと慎重に親指を使えば対応できます!
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ボードが取り出せたら、すぐにRAMに手を移します。Appleは重厚なメタル製ケージにRAMを閉じ込めています。まるでモジュラー式RAMが暴れ出すかもしれないと半信半疑のようです。
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4本のトルクスネジを外すと、このケージがスライドして取り出せます。これ以上簡単にRAMを交換できる方法はあったのでしょうか?
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そうです、2012年モデルにありましたーが、2014年miniに搭載されていたチップは半田付けされていたため、ひどい落胆を味わいました。そして今回は、標準型のSO-DIMM RAMが搭載されているのです。これは大勝利です。今アップグレードをするか、後でアップグレードするか、それはあなた次第です。
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1本のコネクタと2つのネジを外せば、この小さなスピーカーシステムが取り出せます。
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スピーカーの下に、アンテナケーブルが幾つか確認できますが、残念なことにモジュールのAirPortカードはありません。このカードはトレンドになりつつあります。AirPortカードは、メインボード上のソケットに直接、繋がれています。
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悲しいことに、AirPortカードは過去のものとなってしまったので、ロジックボードに全ワイヤレス機能が統合されています。
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さてここから、ヒートシンクを外す作業に取り掛かります。トルクスネジと半田付けされたCPUを露出させます。
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最後のネジ1本が外れると、ポートカバーが取り出せます。この下にあるのは…ポートです。ポートカバーを取り出す時に、幾つかのアンテナハードウェアも一緒に付いてきます。
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このminiでも、沢山のチップが搭載されています。さて確認してみましょう!
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3.6 GHz quad-core Intel Core i3 CPU with Intel UHD Graphics 630
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東芝 TSB3225V81199TWNA1 フラッシュストレージ (各32 GBで合計128 GB )
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Apple APL1027 339S00604 T2 コプロセッサ
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Intel SR40E CM246プラットフォーム コントローラーハブ
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Intel JHL7540 Thunderbolt 3 コントローラー
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Broadcom BCM57766 Gigabit イーサネットコントローラ
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338S00342-A0 (Apple PMICのよう)
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裏側にはもっと多くのチップが搭載されています。
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村田製作所 339S00458 Wi-Fi / Bluetoothモジュール
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MegaChips MCDP2920A4 HDMI 2.0コンバータ対応DisplayPort 1.4
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Cirrus Logic CS42L83オーディオコディック
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同期式降圧コントローラ搭載 Texas Instruments 51916メモリ電源 ソリューション
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Texas Instruments CD3215C00 USB-Cコントローラー x4
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Texas Instruments CSD58872Q5D NexFET 同期式降圧電源ブロック
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Intersil ISL95828AHRTZ CPU パワーコントローラー
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さらにチップIDは続きます。
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Dialog Semiconductor (旧Adesto) AT45DB021E 2 MBシリアルフラッシュメモリ
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Macronix MX25R2035F 2 MB シリアル NORフラッシュメモリ
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Winbond W25Q80EW 8 MBシリアル NOR フラッシュメモリ
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Winbond W25Q80DW 8 MBシリアル NORフラッシュメモリ
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ON Semiconductor CAT24C128 128 KBシリアル EEPROMメモリ
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Texas Instruments HD3SS215 6.0 Gbps HDMI DisplayPort ディファレンシャルスイッチ
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Diodes Incorporated PI3USB32 デュアルSPST USB 2.0スイッチ
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これがMac miniから取り出した全てです。これらのクールなコンポーネントをお楽しみください!
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以前は、Pro仕様のMacとはアップグレードや自分でカスタマイズしたり、好きなように接続することを意味していました。この新しいMac miniは、なぜ"Pro" というモデル名が付けられなかったのか驚いています。特に、ますます閉鎖的になっているMacBook Proに比べるとそう思うのです。
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おそらく、このMac miniの最もエキサイティングな部分はアップグレード可能なRAMの復活です。実際、あるユーザーはRAMの交換ガイドをすでに作成してしまったほど興奮しています。今後公開される公式修理ガイドとアップグレードキットにご期待ください!
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109 件のコメント
No. You can’t even remove the built-in SSD.
Paul -
Not only is there no room in this design, but there are also no available SATA or PCIe connectors which would allow you to upgrade the internal storage.
with that many thunderbolt ports, I think the real goal with this mini is to update it with external drives and GPUs. Upgrade the RAM and add modules, seems like a good compromisse from the 2014 model
As long as apple keeps using their private Tx chips as the ssd main controller, we are unlikely to use a common pcie ssd in those macs.