ガイドを作成する
iFixit.com上の修理ガイドの大多数は皆さんのようなユーザーの方によって作成されています。これは素晴らしいことです! iFixitは誰でも書ける何にでも作れる無料修理ガイドです。誰でも新ガイドを作成したり、既存のガイドを編集することができます。私たちは世界中に修理を伝えようと試みています。だから皆さんの助けが必要なのです!
なぜ修理ガイドを作成するのでしょう?
- 地球を救うことができるからです。
- 人々にデバイスの修理方法を共有して、彼らをエンパワーできるからです。
- どれだけあなたがスマートか証明できるからです。
- 毎日使う デバイスの中身はどうなっているか披露できるからです。
- どういう仕組みでものが動いているのか、世界に教えることができるからです。
- 修理する楽しみに浸れるからです。
- デバイスの中身をどうやって開けか教えるためです。
概 要
iFixitのガイドは、交換に必要な特定のコンポーネントを取り出す手順がまとめてあります。ガイドには手順毎にデバイスを開口したり、壊れたコンポーネントを取り出すための手段を扱っています。再組み立ての方法は、分解と逆の順番に従って作業を進めます。そのため、再組み立て方法の作成は割愛します。デフォルトで各ガイドの終わりにまとめが付いています。
ガイドには次の項目を含みます
- タイトルとガイド概要 (1-2 センテンス)
- 注意を含む作業の概要を示すガイド紹介
- 修理の難易度と修理にかかる予想時間
- 作業に必要なツール
- 手順毎にまとめられた簡潔で明確な文章を含む分解方法
- 各手順毎に1–3枚の画像
- ガイドの読者は世界中からアクセスがあることを念頭に置き、テキストのみに重点を置かないでください。
- 必要な場合: 手順のテキスト中にネジ、ケーブル、注意などハイライトするために色付きの文頭マークがあります。
どのパーツの修理ガイドを作成しますか?
修理ガイドの大まかな想定リストを作成するには、まずデバイスの中の主要なコンポーネントを選択します。それからどのコンポーネントが最も破損しているか、アップグレードの必要があるか決めてください。修理ガイドは多くの閲覧者にとって最も有益な情報です。
例えば、通常のノートPCには次のようなコンポーネントが搭載されています。
- バッテリー いずれ消耗します
- RAM—人気のアップグレードパーツ
- キーボード—液体によるダメージを受けやすい
- ハードドライブ—人気のアップグレードパーツ
- 光学ドライブ—ディスクが詰まった場合は解体が必要
- 基板—高価なコンポーネント、液体によるダメージを受けやすい
- ヒートシンク—放熱グリスの交換は必須
- ファン—汚れるため掃除が必要
- スピーカー コンポーネントの中では重要性が低いパーツ
- ディスプレイ—壊れやすい
複数のガイドを作成しますか?
よくあることですが、パーツの交換ガイドを作成する際は一つ以上のコンポーネントを取り出さなければなりません。例えば、バッテリーを取り出す前に、リアケースを外さなければなりません。そのため、バッテリーの交換ガイドは実際2つのガイドから成ります。一つはリアケースの取り外し、もう一つはバッテリーの取り外しガイドです。一方のガイドを完成させるためには、片方のガイドも完成させなければなりません。それを必須条件ガイドと呼んでいます。
好きなだけ沢山のガイドを作成してください。結果として、取り外したコンポーネント全てのガイドを作成する必要はありません。あれば素晴らしいですが、一つの長いガイドを作成するよりも複雑な作業となります。 以下の基本ガイドを読んだ後、このwiki中の必須条件のセクションを参照してください。
ガイドに使用する画像
素晴らしいガイド用画像を撮影するために特別なカメラを準備する必要はありません。ー必要なのは正しい技術と少しの練習です。よりよい画像を撮影するためのヒントです。
- ゴミがなく平面の作業台を用意します。
- iFixitのガイド用画像は4:3アスペクト比です。可能であれば4:3 アスペクト比(ランドスケープ、ポートレートでない) で撮影してください。画像をクロップする作業が省けます。 通常の自然露出カメラは自動で4:3アスペクト比の設定になっています。一方でDSLRは 3:2のアスペクト比です。
- 作業のデモンストレーションをするように画像中にご自分の手やツールを入れてください。
- 一人で作業をしていると想定した画像を作成してください。閲覧者が各画像に沿って一人で作業が進めるようにします。
- 作業と対象パーツに焦点を当ててください。アクシデントでアイテム以外の背景にフォーカスしてしまった場合、閲覧者が内容をフォローしにくくなります。
- 各手順毎に複数枚撮影をしてください。画像の選択ができますし、後で同じ作業を繰り返す必要がなくなります。
- 小さいパーツや複雑な作業では、作業がより詳細に伝わるようにズームイン機能を利用して撮影してください。
=== 掲載を避けるべき画像の共通点===
- 強い影: 光が強いと対象物からの強い影が生じてしまい、見えにくくなります。カメラの位置を調整して、影をなくすため彩度を上げてください。
- 強い光: 強烈な光や反射した表面は写真を白飛びさせてしまい、見えにくくなります。当たる光の強さを軽減するため、ライトの位置を調節したりデバイスのアングルを変えて撮影してください。
- 電子透かし画像を投稿することは、ユーザーエクスペリエンスを低下させるため、許可されていません。詳しくはコミュニティガイドラインをご覧ください。
ガイドを始める
ifixit.com/new へアクセスして、新ガイドを作成してください。 ”ガイド”を選択した後、デバイスの名前を記入します。あなたのデバイスがすでに自動プルタブのリストに入っている場合は、これをクリックしてください。クリック後は表記名を修正しないでください。他のユーザーが同じデバイスを作成した際に作ったコンテンツを再利用できなくなります。
修理ガイドイントロ用タブ
このページのデザインは作成上、大変便利ですが、いくつか念頭に置いていただきたい点があります。
*ページトップにガイドの種類についての質問項目があります。 ほとんどのiFixitのガイドは交換用ガイドです。ですが、一つのガイドの中に二つ以上のパーツを交換する場合は解体用ガイドを作成するか必須条件ガイドを参照してください。
- ガイド用の概要を加えてください。この内容が検索結果に反映されます。簡潔に(1−2センテンスで)検索に該当しそうな用語やフレーズを含めてください。良い例として"充電できないバッテリーを交換して、iPodに新しい命を甦らせます”。
- ガイド用の短いイントロダクションを加えてください。このイントロダクション部分はユーザーが事前に知りたい情報が含まれているか確認できる場所です。作業を始める前に、何を知っておいて欲しいか考えてみてください:特別な必要条件、危険性、この修理の必要性など。
保存をクリックすると、新しいガイドの1ページに進みます!
ガイドの手順
作成するガイドの各手順に説明書きとこの作業を分かりやすくするための画像を含めてください。
お持ちの専門技術知識を使って、読み手側に立った説明を心掛けてください。iFixitは誰でも書けるウェブサイトで、どんな人でも利用できるサイトですーガジェットに詳しい人だけのサイトではありません。修理ガイドを作成する際は、もし自分の父親がこのガイドを読んだら理解できるかどうか考えてみましょう。明確に、描写的に、簡潔に書いてください。書いたガイドを声に出して読んでください。冗長な文章にならないように、また短すぎないように心掛けてください。
ユーザーに何をするのか、どうするのか伝えます。修理作業の説明は最初から最後まで完結することが重要です。ただ単に"バッテリーの取り出し方法"と書くのではなく、どうやって取り出すのか説明してください。例として"プラスチック製の開口ツールを使って、バッテリーの下に差し込んで持ち上げ、ケースから取り出します"。
ツール、コンポーネント、コネクターを正しく識別してください。当たり前のことですが、デバイスを開口すると、これまでに見たことのない景色が眼前に広がります。iFixitのウェブサイトから類似したモデルを探し、その修理ガイドに目を通して、どこに何があるのか、何というパーツなのか学んでおきましょう。コネクターの識別ガイドも参照にしてください。
ネジの長さとネジ頭のタイプをリストにしましょう。例えば、ユーザーに5.5 mm #00 プラスネジを4本外しますとだけ書けば、ユーザーは一体どこにこのネジがあるのか混乱してしまいます。
マークアップ
一旦画像が埋め込まれたら、iFixitの マークアップシステムを利用してネジや他の主要なコンポーネントの位置を必要に応じてマークアップしてください。 画像にマークアップを追加するには、手順の編集ページから画像のサムネイル上にアイコンをクリックしてから“マーカー…”をクリックしてください。
手順中の最初のマークアップは赤色にしてください。同じ手順で他にもマークアップする必要のあるアイテムがあれば追加色を使います。マークアップのウィンドウに並べられた色の順番に従って色の指定をしてください。(赤、オレンジ、黄色など) . マークアップについて説明をする文頭のマークをつける時は画像中のマークアップと同じ色にしてください。赤色のマークに対して赤色の説明書きであれば、ユーザーは混乱しません!
マークアップを重用しないでください。画像でマークアップを使用しなければ分かり難い場合にのみ利用してください。通常の場合、作業内容に焦点を当てた画像があればマークアップを使用する必要はありません。
ガイド詳細情報用タブ
作成中ガイドの編集中ページ上部にある詳細タブをクリックするとガイド最後に表示される重要な情報部分を編集できます。この詳細タブ中の情報の多くはユーザーが目を通して自分で修理できるかどうか決め手となる大切な項目です。そのため必ず難易度の推定、所要時間、必要なツールなど記入してください。
読み返す!
ガイドを読み返してみましょう。あなたが共有したいと思う情報は全て含まれていますか?その場合は、これで完成です!イントロページの作業中フラグを削除すればプライベートガイドから公開ガイドへと転換されます。
さらに内容をブラシュアップしたい場合は、ガイドは全て編集できる状態ですので、時間をかけて納得のいくものを作成してください。
Happy Fixing!
ボーナスラウンド: 必須条件
作業をするデバイスから二つ以上のガイドを作成する場合、各ガイドは完全に独立した手順毎にまとめられたチュートリアルであり、作業が終了するまでの作業を全て含む必要があります。これは大変な作業です!もし必須条件システムがなければの話ですが。
必須条件とは現存するガイドからの手順を、あなたの作成中のガイドの一部分に加えて、新しい追加用手順のみを作成すればよいシステムです。このシステムを利用すれば、沢山のコンテンツを複数回にも渡って作成したり、リロードする手間が省け、一つのコンポーネントに特化した修理ガイドの作成が可能となります。例えばデバイスで、一番起こりうる修理といえばバッテリーの交換が該当するはずです。各修理ガイドの最初の部分毎にバッテリーを取り出す方法を作成しなくても、一度だけの作成で将来作成するガイド用に必須条件として再利用できるのです。これはiPhone 5のバッテリーの交換用のガイドです。バッテリーの取り外しガイドはiPhone 5の音量コントロール用ガイド用の必須条件です。このガイドを見ると音量コントロールに至る前に、前のバッテリー用ガイドで使われた同じ作業を繰り返さなければなりません。
必須条件の効果的な使用により、作成にかかる時間を節約できます。しかし落とし穴も潜んでいます。連続する解体作業の一部分用に必須条件を使用できることです。ラップトップの修理ガイドを作成すると想定して考えてみましょう。この場合、コンポーネントは次の手順で外していくはずです:
1. バッテリー
2. RAM
3. キーボード
4. ハードドライブ
4. 光学ドライブ
4. ディスプレイアセンブリ
ハードドライブ光学ドライブ、ディスプレイアセンブリに注目してください。これらは同じ番号です。つまり、最初に1から3番までのコンポーネントを取り外したら、次の3つはどれでも最初に取り外せるということです。ハードドライブは光学ドライブ用ガイドのための必須要件にはなりません。なぜならば、光学ドライブを取り出す前にハードドライブを外す必要はないからです。 このことを念頭に置いてください。デバイスを取り外していく順番を時系列に書き留めておくと便利です。
他に必須条件を使用する際に気をつけなければならないことは、必須条件のみのガイドです。時として、単一のコンポーネントではなく、マザーボードアセンブリやディスプレイアセンブリのように複数のコンポーネントが集合したサブシステムを取り出すことがあります。 必須条件は適切なガイドの流れを作るためにとても重要です。しかし、同時に必須条件があると他のガイドにも使用されるため、ユーザーを混乱させてしまうことがあります。そのため、ある特定の修理ガイドはチームやサイトの管理者しか閲覧できないものもあります。
まだ混乱していますか? それでは具体的な必須条件のみのガイドの例が解決してくれるかもしれません。iPhone 5の Lightningコネクターとロジックボード の修理ガイドはguides use a "ロジックボードアセンブリ"のガイドを必須条件として使用しています。しかしながら、iPhone 5のデバイスページのガイドのリストには表示されません。なぜなら”ロジックボードのアセンブリ" や"ロジックボード"のガイドは既に存在しているので、ユーザーを混乱させないために非表示となっています。ロジックボードアセンブリには主要なコンポーネントが多く含まれていますが、それ自体はiPhoneを修理する際にはあまり触れないからです。
ボーナスラウンド: どうやって修理ガイドにライセンスを付与できますか?
コンテンツ使用についてのより詳しい情報は ライセンスについて を参照ください。
以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
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