はじめに
最近開催されたAppleの教育現場にフォーカスしたイベントで明らかとなりましたが、この新iPadは”新機能搭載のモデル”というよりも”挿絵が交換されたり、細かい修正が入れられた改訂版単行本”といった例えが合うのではないでしょうか。このiPadのスペックには2つの大きなアップグレード(プロセッサーとApple Pencil)があると公表されている一方で、他には何が変わったのでしょうか?さあ分解でその答えを探してみましょう!
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必要な工具と部品
ビデオの概要
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さて、クラスの皆さん、今日から加わる新しい生徒のiPad 6を温かく歓迎してあげましょう!<拍手>それでは簡単に自己紹介をしてください。
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64ビットアーキテクチャ搭載A10 Fusionチップ、組み込み型M10コプロセッサ
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9.7インチマルチタッチRetinaディスプレイ、2,048 x 1,536ピクセル解像度、264ppi、耐指紋性撥油コーティング
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容量 32GBもしくは128GB
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8メガピクセルカメラ、1080p HDビデオ撮影+1.2メガピクセルの写真、720p FaceTime HDビデオ撮影
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802.11a/b/g/n/ac dual band MIMO Wi-Fi + Bluetooth 4.2
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Touch ID指紋認証センサー+3軸ジャイロ+加速度センサー+気圧計+環境光センサー
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Apple Pencil
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教育現場では、Appleにとってより安価なGoogleのラップトップという手強い競争相手がいます。このiPadはHPやAsusから発売されたChromebookに対抗できるのでしょうか?
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生徒たちからタブレットを含め電化製品が少々手洗い扱いをすることを想定して、iFixitが詳細に点検していきましょう。
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iPadの接着剤で固められたガラス製ディスプレイは、落とすと壊れてしまう可能性が高くなります。近年発売された他のiPadモデルと比べると、このモデルの見た目はそれほど素晴らしいものではありませんが、エアギャップされたデジタイザーパネルを搭載しています。ディスプレイパネル下にLOCA(光学透明接着剤)で固定されたディスプレイと比べると、修理が安価で済みます。
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キーボードやApple Pencilは別売りのアクセサリーで、追加料金が発生する上、紛失することもありますーしかし、ダメージが入ってしまえば交換は簡単です。(私たちのHPはキーボードのキーがなくなっています:1番目画像)
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新しいiPadには新モデル番号が付与されています!今年の番号はA1893です。
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この手順で使用する道具:Manta Driver Kit - 112 Bit Driver Kit$69.95
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2つの新しいものを同時に報告しましょう。この分解は素晴らしいことに一度に2つ試せるのです。新しいiPadの内部を探ることと、発売予定の iFixit特製ツールを試用してみることです!
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プラスネジを外した後、LCDパネルを持ち上げて、基板から接続を外します。
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安全第一です!まず最初に電流が飛び散って分解が妨害されないように、バッテリーと基板の間にバッテリーブロッカーを差し込みます。
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これまでのところ、大きなアップグレードを見つけることができませんが、Appleはおそらく基板の中になにか楽しいものを隠しているのでしょう。
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2 GB Micron LPDDR4 SDRAMが下に積層された Apple A10 Fusion APL1W24 SoC ( iPhone 7にも搭載)MT53B256M64D2TP-062 L XT:C
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Apple 343500203-A0、PMICに類似 (おそらくiPad 5に搭載されていた343S001441-A0の改良版)
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2x Broadcom BCM15900B0タッチスクリーンコントローラー ( 10.5インチの分解と12.9インチのiPad Proに搭載されていたもの)
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NXP Semiconductorディスプレイポートマルチプレクサ (おそらく)
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Bosch Sensortec 圧力センサー
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インベンセンスの加速度計
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AppleはこのモデルでもiPad 5と同じバッテリーを使用していると判明し、喜んでいます。モデル番号はA1484で容量は32.9 Whです。
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喜びはこれだだけでなく、iPad 5の修理ガイドが再利用できるのです。
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Appleは以前一度だけ、簡単にiPadのバッテリーを取り出せるという希望に満ちた瞬間を与えてくれましたが、それ以来このようなものは目にしてきませんでした。
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グッドニュースはバッテリーの交換ですーもしあなたがiPadを大量に取り扱う大組織に所属していれば、多種類のiPadモデルを所有していても1種類だけのバッテリーを確保しておけばよいのです。(まず最初にオリジナルのバッテリーを取り出せればの話ですが)
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- LCDはカバーガラス/デジタイザーが外れると簡単に取り外せます。
- エアギャップされた、個別に交換できるカバーガラスとLCDによって、デバイスを落とした時のひび割れによる修理が安価で済みます。
- 全てのiPadに言えることですが、大変強力な接着剤のバリアによって、どんな修理作業でも困難になります。そして粘着性に悩まされる作業になります。
- あらゆるものが接着剤で固められています。バッテリーの交換はとりわけチャレンジな作業です。
- LCDはフォーム性の粘着テープでフロントパネルに固定されています。これは解体作業の際にダメージを与えてしまうリスクが高まります。
まとめ
リペアビリティのスコア


(10点が最も修理しやすい指標です)
以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
100%
Midori Doiさんは世界中で修理する私たちを助けてくれています! あなたも貢献してみませんか?
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40 件のコメント
Great tear down glad to see separate digitizer!
Same! I support several school districts, and the cost of Air 2 screens have made them unfixable at the current price point.
Hi, which toolkit is represented in step 5?
Looks like a new 112 bit tool kit with two handles! Don’t see it listed in the store yet ;-}
Dan -
I need that kit now!!!!!!!!!