この分解で使用される工具
ビデオの概要
はじめに
Microsoftはスペックよりも持ち運びやすさを重視する人たちのための2-in-1を公開しました。このSurfaceには注目すべき点が多数あるのでしょうが、我々が気にしているのはただ一つ、手を入れやすいのかそれともうんざりするようなバッテリーや粉々になった画面に阻まれてしまうのかということです。それを知る唯一の方法、さあ分解しましょう。
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いつものように、分解は簡単なスペックの調査から始まります。
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10型のIPSマルチタッチ対応のディスプレイは3:2の縦横比で解像度は1800 × 1200 ピクセル (217 ppi)
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デュアルコア1.6 GHz Intel Pentium Gold 4415Y processorにはIntel HD Graphics 615が内蔵
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4 GB RAM (オプションで8 GB)
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64 GB eMMCストレージ(オプションで128 GB NVMe SSD)、microSDXCで拡張することも可能
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メインのカメラは800万画素で1080pの動画撮影に対応、自撮り用カメラは500万画素で1080p動画撮影に対応
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Proと比べると、Goはスムースな曲線で角もより丸くなっていて、iPadっぽい見た目になっています。
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Surface Goは少ないポートから多くのポートを分岐させる流行に乗りませんでした。このタブレットにはUSB-Cポート、ヘッドフォン端子、Surface専用端子とSDカードリーダーを備えています。
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少し設計の変わったヒンジの間を覗いてみると、FCCの認証情報、モデル番号 (1824)、ストレージやメモリの容量がありました。
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分解の方法は一つではありません。我々のやり方は時間がかかるので、Creative Electronの友人がX線の分解図をくれました。
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2つのバッテリーセル、多数の基盤はありますが、ヒートパイプは見当たりません。Surfaceは低銅ダイエットの最中のようです。
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Surfaceの開口作業を5年もやっていれば、もう手順は分かっています。
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使い慣れたiOpenerで温めてから、ハンドル付き吸盤カップと開口ピック(今回はわずか数個のみ使用)を使って、たっぷりと付けられた接着剤に挑みます。
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ディスプレイが外れると、Microsoftがとても長いリードを付けてくれたことに嬉しくなります。
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ディスプレイを取り出す最後の砦はーディスプレイのZIFコネクタを保護するEMIシールドです。
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ディスプレイが外れると、下側端に注目していきます。そこにディスプレイのチップを幾つか発見できます。
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MegaChips S15シリーズ LCD タイミングコントローラーに類似
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i7248 H717690
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18996MB N746547
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KTH6212MAYS
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びっくり仰天することは、Surface Goのバッテリーのコネクタがすぐに外せることです!マザーボードを完全に取り出す必要もなく外せるので、修理難易度は大きな期待が持てます。
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というはずだったのに?実際のバッテリーの取り出しは、昔に行った悪夢の作業を思い起こさせます。ー2つの巨大な接着剤パッドがiFixit接着剤リムーバーとプラスチックカードに対して全力で戦いを挑んでくるのです。
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Goのバッテリーの容量は26.12 Whで、このProシリーズの前モデルに比べてサイズが大幅に小さくなりましたーiPad 6のバッテリーサイズとほぼ同じですが、それでもこちらは32.9 Whのパワーがあります。
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A Texas Instruments BQ40Z50シリーズのリチウムイオンバッテリーパックマネージャーがこのシステムの頭脳を担っています。
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次にWi-Fiアンテナに注目してみましょう。ディスプレイを手当たり次第分離させて取り出した後ではWi-Fiアンテナは破壊されているはずです。
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ディスプレイカバーのガラスはWi-Fiアンテナ上に直接、接着剤で留められているため、Surface Proの修理作業は暗礁に乗り上げます。ディスプレイを取り外す作業ではアンテナを上手く取り出せません。
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ここでは、Wi-Fiアンテナを細かく探し続けながら…さらに探し続けます。
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実際にWi-Fiアンテナは非常に見つけにくく、奇跡的に無傷のようです。これが前回分解した5th-gen Surface Proのアンテナです。比較してみてください。(3番目画像)
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アンテナは間違いなく再設計されています。修理作業がもたらすストレスを若干軽減できるように考慮されたのでしょうか?
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分解の手をマザーボードに移した時点で、Surfaceの水面下での作業は困難を極めるものでした。
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ありがたいことに、ここには接着剤が使用されていません。しかし、ボードの下に侵入するには果てしなく出現してくるシールド、テープ、隠されたネジを掘り下げていかなければなりません。
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やっと出てきたマザーボードのネジを緩めて、メタルとプラスチックの檻から解放します。
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マザーボードが取り出せた後もなお、シールドやファブリックのステッカーを剥がし続け、その下に隠されたチップをようやく確認できました。
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ついに、チップの宝箱を手に入れました。
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Intel Pentium 4415Yプロセッサ
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SK Hynix H26M74002HMR 64 GB eMMC5.1 NANDフラッシュメモリ
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2x SK Hynix H9CCNNNBKTAL 16 Gb LPDDR3 SDRAM (合計4 GB)
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Texas Instruments BQ25700Aバッテリ昇降圧充電コントローラ
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ON Semiconductor NCP81216位相コントローラ
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Qualcomm QCA6174A Wi-Fi/Bluetooth SoC
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Parade Technologies PS87430 (USB ホストスイッチか)
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こんなに沢山のシリコンが並べられているにも関わらず、Goにはファンやヒートパイプが搭載されていません。薄いコッパーシルドと幾つか付けられたサーマルペーストが、このPCのようなものに備えられたヒートシンクの役割を担っています。(そしてこれも冷凍庫の中で使用ができるようです)
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画像右側の5th-gen ProGoで搭載されている薄いコッパーのタコの足とは明らかに大きな違いがあります。電力消費が高く、Turboのないプロセッサに見合うデザインであることを願います。
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さてこの分解作業の残りを摘み取る時がきました。Windows Hello カメラ、5MPフロントカメラ、8MPリアカメラ(LEDと相乗り機能)などです。これらは全て一列に並んでいます。
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最後にモジュール式のmicroSDXCポート、Realtek 5227Sカードリーダーコントローラー付きが搭載されています。すなわち、ストーレッジのアップグレードが可能ということです!
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- 小さくなったフォームファクターによって、ガラスを壊さずに取り出すことができるようになりましたが、それでも恐ろしいほど難しい作業です。
- PCに交換することを考えている場合、アップグレードができないデザインではデバイス自体の寿命に限界があります。
- 使用頻度の高いポートなどにモジュール式デザインが導入されていないため、修理費は不必要に高額となります。
- ディスプレイやバッテリーなどを含む多くのコンポーネントが接着剤で固定されています。
- どのパーツを交換するにも、ディスプレイアセンブリを取り出さなければならず、(高額な)パーツに簡単にダメージを与えてしまいます。
まとめ
リペアビリティのスコア


(10点が最も修理しやすい指標です)
以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
100%
これらの翻訳者の方々は世界を修理する私たちのサポートをしてくれています。 あなたも貢献してみませんか?
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28 件のコメント
Do you think the Surface go 128gb uses a different motherboard? This 64gb model has the eMMC ssd chip, but I don’t know if there are any pin compatible nvme ssd single-chips packages that feature the same pcb footprint and signaling as an eMMC part. I’m pretty sure an NVME ssd has to have a separate controller and nand at this point in time. I have not seen any one-chip packages yet. Even the new MacBook Pro 15" Touch Bar 2018 teardown revealed a multi-package configuration (controller + 2 nand packages) for the integrated nvme ssd. It doesn’t look like there’s room for a m.2 nvme drive in the surface go either, so I think the 128gb/256gb model uses a different motherboard. Let me know what you think! :D
I looked into mainboard’s picture and found many blank area on the top left. Probably it was designed for SSD and will be used on 128GB model. I don’t think Microsoft will spent too much money to design and manufacture another type of mainboard.
I own this product and it is not that great. All you can do is search the internet and its so slow, my phone works faster! I had to re-install windows 10 Pro just to get some speed out of the unit that ships in windows 10 S mode, The S is for slow lol… The S is for secure and locked down to windows store apps, which is not much. You can opt out of S-Mode but then you get windows 10 Home. you can not even CMD or run a simple bash command in S mode. Expect a ton of returns from uneducated general public. There is no fan, but there is no vent, the back becomes extremely hot. the 9 hour battery life must have been conduced by someone who does not know how to tell time or possibly the “watchman” cause I’ve had a number of test and im getting around 3 hours.
There is no reason for the 4GB 64GB $399 table to exist, Windows is around 30GB storage after all updates needed. Its a shame that truly for a okay slow Surface is $760 with a keyboard after tax for the 8GB configuration.
My keyboard stopped working, it bent.
I agree that on Windows 10, as with all reviewers, this product is pretty much useless. That said, for me, it is incredibly useful only because, as a few other people have done, I wiped the drive of Windows and installed Linux (Ubuntu). This gets around all of the performance issues and it works great for general programming tasks and even low-end gaming.
I agree I would really like to see what the SSD motherboard looks like, I imagine that the SSD is still soldered to the board, but I wonder what controller it uses.