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必要な工具と部品

ビデオの概要

この分解は修理ガイドでは ありません。 お持ちのEssential Phoneを修理する際は、iFixitの修理ガイドをご利用ください。

  1. Essential Phoneの分解, Essential Phoneの分解: 手順 1、 3の画像 1 Essential Phoneの分解, Essential Phoneの分解: 手順 1、 3の画像 2 Essential Phoneの分解, Essential Phoneの分解: 手順 1、 3の画像 3
    • さて、Essential Phoneのエッセンシャル部分です。

    • Kryo 280 オクタコアCPU、4 GB RAMとペアのAdreno 540 GPU付きQualcomm Snapdragon 835

    • 128 GB UFS 2.1オンボードストーレッジ

    • 5.71" LCD with 2560 × 1312解像度 (504 ppi)

    • Dual 13メガピクセル-リアカメラ (one RGB + one monochrome) with image fusion technology

    • 8 MP解像度の正面カメラ、16:9のアクペクト比

    • 802.11a/b/g/n/ac Wi‑Fi + MIMO Bluetooth 5.0 LE + NFC

  2. Essential Phoneの分解: 手順 2、 2の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 2、 2の画像 2
    • ベゼルなしのスクリーンを追求する中で、Essentialはインビジブルに近いイヤホンスピーカー用の差し込み口と正面カメラ用スペースを作り出しました。

    • 反対側にまわると、このデバイスの座敷芸を見る事ができます。2つのマグネット付き電源用ピンです。このマグネットピンを利用して他のアクセサリもEssential Phoneに装着できます。現在のところ、360度撮影可能なカメラがEssentialの中で使える唯一のアクセサリですが、今後もっと多くのアクセサリが追加されるようです。

    • モジュール式のスマートフォンは、まだ大きな市場を占めていませんが、このアイディアは大いに歓迎しましょうーカメラが”古くなった”からという理由でデバイス全体を買い換えるより、モジュール式カメラを買った方が、環境への影響は低いからです。

    • さらに、180度撮影可能な内蔵デュアルカメラシステムも確認できます。搭載されている指紋認証センサーはEssentialのエッセンシャル部分(個人データー)を守ってくれます。

  3. Essential Phoneの分解: 手順 3、 2の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 3、 2の画像 2
    • Essentialはヘッドホンジャックを不要なものとしてリストから削除しました。代わりに USB-C コネクターが付いています。これはリスキーな選択でした。

    • コネクターの側に並ぶのは、スピーカーグリル、SIMカード用スロット、下部マイクです。 Galaxy S8のように、SIMの取り出しとマイク用差し込み口はよく似ているので間違えてしまいそうです。

    • …そして、ユーザーから問題が寄せられているようです。(Galaxy S8のアンサーフォーラムで、あるユーザーがSIMカード取り出し用ホールかマイク用ホールか混乱しています。)

    • EssentialはSIMカードの下にちょっとしたサプライズを用意してくれました。アウターケースには表記が一切なく、製造ブランド名/マークが記されていません。この小さなタグの内部に認識情報がすべて隠されています。

    • 隠されているものをなんとかして見つけ出すのは楽しいものです。Essential はこの小さなタグを軸にして電話を組み立てたのでしょうか?

  4. Essential Phoneの分解: 手順 4、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 4、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 4、 3の画像 3
    • さて、中身を確認する時間が過ぎています。しかし、内部に入ることができません。目で確認できるネジがないので、おそらくこのデバイスは接着剤で組み立てられているのではないかと想定します。ーしかしながら、どれだけ接着剤を熱で温めて、吸盤で引っ張ってもこのスマートフォンのディスプレイ上に留められた接着剤はびくともしません。

    • 他に方法がないので、逆の方法をとることにしました。それはSuper Coldです。

    • 北極探検で苦しんだ後、ついにバックカバーが緩んできました。開いてみると…

    • …何もありません!巨大な接着剤パッドの下には、唯一あるのは反対側から留められた幾つかのネジとミッドフレームアセンブリのみです。

  5. Essential Phoneの分解: 手順 5、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 5、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 5、 3の画像 3
    この手順で使用する道具:
    Essential Electronics Toolkit
    $29.95
    購入する
    • 凍結させたまま、侵入作戦の失敗を引きずらないよう心を入れ替えて、凍ったLCDパネルを剥がしていきましょう。

    • どうやら私たちは、本来のEssentialとは違う定義のエッセンシャルを手にしているようです。ーそうです、iFixitオリジナルの Essential Electronics Tool Kitです。どんな電化製品の修理でも対応できるようにデザインされています。しかしながら、このデバイスの殻を開けるには不十分なようです。特殊な補強ツールが必要となりました。

    • LCDパネルをなんとかこじ開けた後でさえ、本体内部周辺のガードが堅いようです。ここで披露できるのは破壊されたディスプレイ、何もないミッドフレームシールドとディスプレイの裏側に迷子になったチップが1つ確認できました。

    • Qualcomm QTC800S タッチスクリーンコントローラー(おそらく)

    • LCDパネルからカバーガラスを取り外すには比較的簡単です。しかしここまでの厳しい開口作業を考えると、修理の希望があるのか考えてしまいます。

  6. Essential Phoneの分解: 手順 6、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 6、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 6、 3の画像 3
    • デバイス外部から侵入するという予想外の困難な作業を終えて、ミッドフレームのシールドを持ち上げると、ついに幾つかの内部コンポーネントを発見できました。

    • 発見したものです:ヒートパイプ、沢山の接地フィンガー、他のブラケットの下に隠されている...接着ストリップが装着されたバッテリー。

    • 褒めるべきところは賛賞しましょう:接着タブを引っ張って圧着剤からバッテリーを取り出すデザインは最も修理しやすい接着方法です。より多くのメーカーがこのデザインを採用してくれるとよいのですが。残念なことに、バッテリーを取り出し難くするのは、デバイスに取って無駄なことなのです。

    • バッテリー容量は11.70 WhでGalaxy S8の11.55 Wh、iPhone 7 の7.45 Wh、OnePlus5 の12.35 Whと比べると悪くありません。

  7. Essential Phoneの分解: 手順 7、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 7、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 7、 3の画像 3
    • SIMスロットの中にある小さなタグは同じ側から簡単に取り出せます。これはデバイスの組み立て時に、定位置に入れ込むように設計されたようです。

    • 一方で、半島型(フロリダ州?)の充電ポートが先端に付いた巨大なマザーボードを取り出します。USB-Cポートはマザーボードに直に半田付けされています。これは残念です。

    • この高精度なコンポーネントを交換する場合、(高額な)マイクロソルダリングの作業か(もっと高額な)マザーボード一式の交換が待っています。

    • マザーボードを取り出すといえば…

    • マザーボードの裏側はアンテナインターコネクトケーブルと、何にも接続されていない同軸コネクタが蛇のように這っています。

  8. Essential Phoneの分解: 手順 8、 1の画像 1
    • QualcommはSnapdragon 835向けのハードウェア開発キットを発売しました。このキットからも幾つかのチップが予想できます。搭載されているチップは以下の通りです。

    • Samsung KLUDG8V1EE-B0C1 128GB UFS

    • Qualcomm PMI8998 PMIC

    • Samsung K3UH5H50MM-NGCJ4 GB LPDDR4モバイルDRAM

    • Qualcomm WTR5975ギガビット LTE トランシーバー

    • MU-MIMOコンパニオン搭載 Qualcomm WCN39902x2 802.11ac Wi-Fi

    • Qualcomm WCD9335オーディオコデック (WCD9311と類似しているように見えます)

    • 2x Qorvo QM48859 RF Fusion iFEM モジュール

  9. Essential Phoneの分解: 手順 9、 1の画像 1
    • 裏側のチップ情報です。

    • Qorvo QM78012 RF フュージョン LBモジュール

    • Skyworks Solutions 77360-2パワーアンプ

    • Avago AFEM-9046とAFEM-9036

    • Qualcomm PM8998 (PM8920と類似)

    • NXP セミコンダクターTFA9891オーディオアンプ

    • QualcommSMB1381 パワーマネージメントIC

    • ON Semiconductor DC-DC コンバーター(おそらく)

  10. Essential Phoneの分解: 手順 10、 2の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 10、 2の画像 2
    • そして残りのチップ情報です。

    • Qualcomm PM8005パワーマネージメント IC

    • SiBeam SB6212CZU スナップワイヤレスコネクター IC

    • Fresco Logic FL1100-1A0-LX USB 3.0ホストコントローラー

    • Qualcomm QET4100エンベロープトラッカー

    • Texas Instruments TPS61235P 8 A 同期型昇圧コンバータ

    • NXP Semiconductor Q2101 NFC コントローラー (おそらく)

    • ON Semiconductor FSUSB43L10X 480 Mbps, USB 2.0 DPDTスイッチ

  11. Essential Phoneの分解: 手順 11、 2の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 11、 2の画像 2
    • センサー識別です。

    • STMicroelectronics VL53L0X Time-of-Flight/Gestureセンサー

    • STMicroelectronics LSM6DSM3軸加速度センサー/ジャイロスコープ

    • AKM Semiconductor AK09915C 3軸加速度計

    • Bosch Sensortec BMP285 圧力センサー (おそらく)

    • Rohmホールセンサー

  12. Essential Phoneの分解: 手順 12、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 12、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 12、 3の画像 3
    • マザーボードを氷漬けにしたまま、ついにデュアルカメラのモジュールをピンセットで取り出すことができました。

    • Essentialはアクシデントでこれらのカメラポップコネクターを逆向きで取り付けたように見えます。あるいは暇を持て余した誰かがこのコネクターを折り紙のように遊んで折り込んでしまったのでしょうか。

    • カメラポップコネクターの付近には、セルフィーカメラが接着剤ストリップ上に並んでおり、引っ張って取り出すと、正面向きセンサーケーブルも一緒に付いてきます。

    • サプライズ!正面カメラとイヤホンスピーカーは1つのパーツに並んでいます。この小さなポートはデバイス上部のとても細いグリルに直接並べられています。

    • 小さなフレックスケーブルは、おそらくAMS TMD3700カラーセンサー

  13. Essential Phoneの分解: 手順 13、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 13、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 13、 3の画像 3
    • バイブレーター(見ての通りキャップのようです)のキャップを外すと、このキャップの下にゴム製のダンプナー(振動止め)が使用されていないのに驚きました。

    • バイブレーターは通常パンケーキ型をしていますが、このバイブレーターは標準型のパンケーキに比べると少し高さがあるようです。

    • 最後のコンポーネントを取り出すと、不恰好なスピーカーと付属の接続ケーブルがあります。

    • まるでこの奇妙な形から、スピーカーはデバイス土地の中で買い手のいない空き地に無理やり入れられたようです。

  14. Essential Phoneの分解: 手順 14、 3の画像 1 Essential Phoneの分解: 手順 14、 3の画像 2 Essential Phoneの分解: 手順 14、 3の画像 3
    • モジュール式クリップスタイルのアクセサリー用マグネットは、きちんとラベル付けされています。交換するのは難しいでしょうが、大丈夫です。マグネットが消耗して交換が必要になるのは約700年後のため、その頃にはもう別のスマートフォンを手にしているはずだからです。

    • 指紋認証センサーの周りには何もありません。デバイスの裏側に接着剤を付けられて心地良さげです。ー裏側にセンサーが付いていると幾つか欠陥/不便なことがあるものの、本体裏側に認証センサーがあるのはスマートフォンの標準スタイルになりつつあります。

    • 指紋認証センサーは FPC1020、指紋認識コントローラーはFPC2050と思われます。

  15. Essential Phoneの分解: 手順 15、 1の画像 1
    • 必要最小限(Essential)だと言われていましたが、Essential Phoneは私たちの想像以上のものが詰まっていました。またスーパーコールドも予想以上に沢山使いました…

    • この分解ルームを解凍して、クローゼットから冬用コートを取ってくる間に、このパーツのレイアウトの写真をお楽しみ下さい。

  16. まとめ
    • ある箇所ではネジが使われていますが、全て標準型プラスネジ/JIS 留め金です。
    • バッテリーは修理しやすく、接着タブを伸ばして接着剤から外すタイプです。バッテリーにアクセスできないのが非常に残念です。
    • USB-Cはマザーボードに半田付けされており、外付けしないかぎりヘッドフォンジャックはありません。
    • とても見えにくいシームと多量の圧着剤によって、修理という行為が同時にダメージをもたらすいう負債を負ってしまいます。
    • 冷却処理作業をお話ししましたか?
    リペアビリティのスコア
    1
    10点中1点のリペアビリティ
    (10点が最も修理しやすい指標です)

以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:

en jp

100%

これらの翻訳者の方々は世界を修理する私たちのサポートをしてくれています。 あなたも貢献してみませんか?
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作成者

9人の作成者と共同で作成されました。

Scott Havard

メンバー登録日: 06/27/16

49,558 ポイント

31のガイドは作成済み

64 件のコメント

wow horrific phone! 10/10 to iFixit for effort, 0/10 to Essential!

Will - 返信

This is a phone where iFixit will have to determine if it's even worth selling replacement parts.

iPostIt - 返信

the repair score should imo get a zero instead of a 1 because you cant open the %#*@ thing without destroying it.

My1 - 返信

this phone is essentially future trash. too bad

thanks iFixit for the honest repair score!

Andrew - 返信

Why a phone is bad because independent repairs are almost impossible?

OEM has been moving to proprietary components and outta-nowhere configuration to have on purpose to un-motivate people to go to beyond the warranty and authorized repair centers, since YEARS ago.

I appreciate the work from iFixit but saying that you won't buy a phone or it is "DOA" because OEM wants to control THEIR products is so childish at theses modern days.

(Please, spare me the "is easy for you to say because you don't own or work on a workshop and repairs give food to our tables". I know a few owners that although s just more spending, they are working on becoming authorized repair center for most brands.)

TheGeeZus - 返信

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