はじめに
スマートフォンの世界の中で新しく生まれたベイビーです。テーブル上に載せられたこのデバイスは付属品が多く付いていません。そうです、”沢山ある方が素晴らしい”というこの世の中において、このスマートフォンは必要なもののみ備えています。ーセラミックのデバイス裏側、チタン製のカシスなどです。まあ、実際のところエッセンシャルという名前にもかかわらず、ちょっとファンシーな作りのようですが、確認するには中身を開けてみるしか手はありません!Essential Phoneの分解に是非参加してください。
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必要な工具と部品
ビデオの概要
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さて、Essential Phoneのエッセンシャル部分です。
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Kryo 280 オクタコアCPU、4 GB RAMとペアのAdreno 540 GPU付きQualcomm Snapdragon 835
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128 GB UFS 2.1オンボードストーレッジ
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5.71" LCD with 2560 × 1312解像度 (504 ppi)
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Dual 13メガピクセル-リアカメラ (one RGB + one monochrome) with image fusion technology
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8 MP解像度の正面カメラ、16:9のアクペクト比
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802.11a/b/g/n/ac Wi‑Fi + MIMO Bluetooth 5.0 LE + NFC
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ベゼルなしのスクリーンを追求する中で、Essentialはインビジブルに近いイヤホンスピーカー用の差し込み口と正面カメラ用スペースを作り出しました。
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反対側にまわると、このデバイスの座敷芸を見る事ができます。2つのマグネット付き電源用ピンです。このマグネットピンを利用して他のアクセサリもEssential Phoneに装着できます。現在のところ、360度撮影可能なカメラがEssentialの中で使える唯一のアクセサリですが、今後もっと多くのアクセサリが追加されるようです。
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さらに、180度撮影可能な内蔵デュアルカメラシステムも確認できます。搭載されている指紋認証センサーはEssentialのエッセンシャル部分(個人データー)を守ってくれます。
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Essentialはヘッドホンジャックを不要なものとしてリストから削除しました。代わりに USB-C コネクターが付いています。これはリスキーな選択でした。
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コネクターの側に並ぶのは、スピーカーグリル、SIMカード用スロット、下部マイクです。 Galaxy S8のように、SIMの取り出しとマイク用差し込み口はよく似ているので間違えてしまいそうです。
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EssentialはSIMカードの下にちょっとしたサプライズを用意してくれました。アウターケースには表記が一切なく、製造ブランド名/マークが記されていません。この小さなタグの内部に認識情報がすべて隠されています。
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隠されているものをなんとかして見つけ出すのは楽しいものです。Essential はこの小さなタグを軸にして電話を組み立てたのでしょうか?
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さて、中身を確認する時間が過ぎています。しかし、内部に入ることができません。目で確認できるネジがないので、おそらくこのデバイスは接着剤で組み立てられているのではないかと想定します。ーしかしながら、どれだけ接着剤を熱で温めて、吸盤で引っ張ってもこのスマートフォンのディスプレイ上に留められた接着剤はびくともしません。
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他に方法がないので、逆の方法をとることにしました。それはSuper Coldです。
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北極探検で苦しんだ後、ついにバックカバーが緩んできました。開いてみると…
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…何もありません!巨大な接着剤パッドの下には、唯一あるのは反対側から留められた幾つかのネジとミッドフレームアセンブリのみです。
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凍結させたまま、侵入作戦の失敗を引きずらないよう心を入れ替えて、凍ったLCDパネルを剥がしていきましょう。
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どうやら私たちは、本来のEssentialとは違う定義のエッセンシャルを手にしているようです。ーそうです、iFixitオリジナルの Essential Electronics Tool Kitです。どんな電化製品の修理でも対応できるようにデザインされています。しかしながら、このデバイスの殻を開けるには不十分なようです。特殊な補強ツールが必要となりました。
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LCDパネルをなんとかこじ開けた後でさえ、本体内部周辺のガードが堅いようです。ここで披露できるのは破壊されたディスプレイ、何もないミッドフレームシールドとディスプレイの裏側に迷子になったチップが1つ確認できました。
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Qualcomm QTC800S タッチスクリーンコントローラー(おそらく)
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デバイス外部から侵入するという予想外の困難な作業を終えて、ミッドフレームのシールドを持ち上げると、ついに幾つかの内部コンポーネントを発見できました。
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発見したものです:ヒートパイプ、沢山の接地フィンガー、他のブラケットの下に隠されている...接着ストリップが装着されたバッテリー。
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褒めるべきところは賛賞しましょう:接着タブを引っ張って圧着剤からバッテリーを取り出すデザインは最も修理しやすい接着方法です。より多くのメーカーがこのデザインを採用してくれるとよいのですが。残念なことに、バッテリーを取り出し難くするのは、デバイスに取って無駄なことなのです。
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バッテリー容量は11.70 WhでGalaxy S8の11.55 Wh、iPhone 7 の7.45 Wh、OnePlus5 の12.35 Whと比べると悪くありません。
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QualcommはSnapdragon 835向けのハードウェア開発キットを発売しました。このキットからも幾つかのチップが予想できます。搭載されているチップは以下の通りです。
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Samsung KLUDG8V1EE-B0C1 128GB UFS
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Qualcomm PMI8998 PMIC
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Samsung K3UH5H50MM-NGCJ4 GB LPDDR4モバイルDRAM
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Qualcomm WTR5975ギガビット LTE トランシーバー
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MU-MIMOコンパニオン搭載 Qualcomm WCN39902x2 802.11ac Wi-Fi
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Qualcomm WCD9335オーディオコデック (WCD9311と類似しているように見えます)
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2x Qorvo QM48859 RF Fusion iFEM モジュール
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そして残りのチップ情報です。
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Qualcomm PM8005パワーマネージメント IC
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SiBeam SB6212CZU スナップワイヤレスコネクター IC
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Fresco Logic FL1100-1A0-LX USB 3.0ホストコントローラー
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Qualcomm QET4100エンベロープトラッカー
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Texas Instruments TPS61235P 8 A 同期型昇圧コンバータ
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NXP Semiconductor Q2101 NFC コントローラー (おそらく)
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ON Semiconductor FSUSB43L10X 480 Mbps, USB 2.0 DPDTスイッチ
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マザーボードを氷漬けにしたまま、ついにデュアルカメラのモジュールをピンセットで取り出すことができました。
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Essentialはアクシデントでこれらのカメラポップコネクターを逆向きで取り付けたように見えます。あるいは暇を持て余した誰かがこのコネクターを折り紙のように遊んで折り込んでしまったのでしょうか。
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カメラポップコネクターの付近には、セルフィーカメラが接着剤ストリップ上に並んでおり、引っ張って取り出すと、正面向きセンサーケーブルも一緒に付いてきます。
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サプライズ!正面カメラとイヤホンスピーカーは1つのパーツに並んでいます。この小さなポートはデバイス上部のとても細いグリルに直接並べられています。
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小さなフレックスケーブルは、おそらくAMS TMD3700カラーセンサー
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以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
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64 件のコメント
Why a phone is bad because independent repairs are almost impossible?
OEM has been moving to proprietary components and outta-nowhere configuration to have on purpose to un-motivate people to go to beyond the warranty and authorized repair centers, since YEARS ago.
I appreciate the work from iFixit but saying that you won't buy a phone or it is "DOA" because OEM wants to control THEIR products is so childish at theses modern days.
(Please, spare me the "is easy for you to say because you don't own or work on a workshop and repairs give food to our tables". I know a few owners that although s just more spending, they are working on becoming authorized repair center for most brands.)