追記: このブログポストは2018年7月に公開されたものです。そして2024年に内容をアップデートしています。
iPhoneのパフォーマンスが日々、劣悪になっていくことにも慣れてしまい、それを人生で受け入れないければならない苦役のように諦めていませんか?突然シャットダウンするiPhoneを再起動するのが、当たり前のようになっていませんか?アプリを開くのに時間がかかり、バッテリー容量が5パーセントになるまでYoutubeのビデオを見ることができた日々を懐かしく思っていませんか?
iPhoneのバッテリーの持ちが悪いことは、おそらく誰もが知っていることでしょう。友人や家族のIT担当者として、私がいつも受ける質問の第1位は、”そろそろiPhoneのバッテリー交換が必要だと思う?”です。かれこれ、100回目くらい聞かれているので、iPhoneのバッテリーを交換する時期がいつなのか、ママたち(あなたも)を助けるガイドラインをまとめようと思います。
1. iPhoneのバッテリーはもう限界
バッテリーがケースからはみ出してきたら、明らかに交換時期です。ここまでひどく膨張していなくても、バッテリーを安全に処分するため、直ちに行動を起こす必要があります。ただしバッテリーを変形させたり、穴をあけて有毒な液体を出さないように注意しましょう。バッテリーの膨張の初期症状としては、画面が白くかすむ、画面と本体の間に隙間ができる、画面が波を打ったようにぐにゃぐにゃする、明らかな隙間は見えないけれど、携帯電話の端をつまむと画面が少し動くなどの兆候があります。そうなる原因を知りたいですか?それについて、詳しい説明があります!
2. iPhoneが突然シャットダウンする
バッテリーの残量が半分くらいになって、突然iPhoneがシャットダウンしてしまう場合は、キャリブレーションがずれている可能性があります。iPhoneのキャリブレーションを修正する方法は、以下の手順で行ってください。
- iPhoneを自然にバッテリー切れでシャットダウンするまで使用する。
- iPhoneを安全に稼働している充電器に接続し、100%まで中断することなく充電させます。
- 充電が完了したら、スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタン(iPhone Xはスリープ/スリープ解除ボタンとどちらかの音量ボタン)をAppleロゴが表示されるまで長押しして、ソフトリセットを実行します。
それでも解決しない場合は、バッテリー自体が原因の可能性が高く、交換が必要となります。
テックオタクな解説: リチウムイオンバッテリーには、安全に動作するための電圧レンジがあり、電源回路によって管理されています。リチウムイオンが古くなると、その内部抵抗は大きくなります。携帯電話がプロセッサを集中的に使用するとき、大量の電力を消費します。この電流を上昇したバッテリーの抵抗に通すと、発熱と大幅な電圧降下が発生します。この電圧降下による深放電からバッテリーを保護するため、電源回路を作動させてバッテリーを切断させます。その結果、あなたの携帯電話は瞬時にシャットダウンします。その後、電流が流れ込むのを停止させ、バッテリーの電圧が動作パラメータまで上昇すれば、この悪循環サイクルを繰り返すようになります。
複雑な人体に例えた話: 消耗したリチウムイオンバッテリー は、コレステロールにまみれた心臓に例えられます。コレステロールが付着した心臓を無理に動かしてしまうと、臓器に十分な血流を供給できなくなり、気を失うでしょう。同様に老朽化したバッテリーは、通常の携帯電話の使用では電流を十分な速さで循環させることができず、突然シャットダウンしてしまいます。
3. iPhone 6以降をお持ちの方で、動作が重く感じられる場合
iOS 11.3以降を使用していると、スロットリングに悩まされているかもしれません。以下の手順でスロットイングの影響を受けているかどうか検証することができます。
設定アプリをタップし、リスト内のバッテリーオプションを選択し、「バッテリーヘルス(ベータ版)」を選択します。ピークパフォーマンス性能」の下に、このような説明が表示されている場合:


…この文言が表示されていれば、あなたの携帯電話はスロットル状態にあり、バッテリーの交換が必要です。
さらに、Appleの「バッテリーヘルス」機能では、最大残容量のパーセンテージが表示されます。残容量が80%台前半、あるいはそれ以下であれば、バッテリーはもう寿命に近づいています。「容量の5分の4」と知れば、最初はそれほどひどい状態には思えませんが、充電間隔がどんどん短くなり、充電サイクルの回数が増え、最大容量が一層早く減少するという影響に気づき始めるでしょう。
最後に、バッテリーの状態メニューでは、最大容量の数字がそれほど悪く見えない場合でも、バッテリーの性能が低下していると判断されるケースを示すことがあります。
4. iPhone 5s以前の機種で、バッテリーの持ちが悪ければ交換が必要です。
iPhone 5s以前の機種をお使いの場合、CPUスロットリングの影響を受けることはありません。つまりバッテリーに関する唯一の問題は、使用時間が短くなることです。バッテリーは消耗品で、劣化すると充電可能な量が減ってしまいます。購入してから何年もかけてバッテリーが消耗してきたので、慣れたものでしょう。もしあなたの携帯電話の充電が2時間ももたず、フラストレーションを抱えているようであれば、バッテリーを交換しましょう。
5. プラグに接続した状態でのみ動作するiPhone
バッテリーが完全に切れていれば、電源につないでも電話機は起動できなくなります。しかし、電源に接続すれば電源が入り、正常に機能する場合は、バッテリーまたはバッテリーコネクタの故障が原因である可能性が高いです。
6. 使用中のiPhoneが熱い
iPhoneのバッテリーは、充電の最中に熱を発生します。スマートフォン内のリチウムイオンバッテリーは、他の部分へ熱が拡散しないように遮断し、内部に留めるように設計されています。もしあなたのiPhoneが突然熱くなり、触ることができなくなった時、新しいバッテリーの交換を検討するサインかもしれません。しかし、置かれた周囲の環境にも注意が必要です。炎天下のビーチで自撮りをしているなら、おそらく太陽のせいかもしれません。バッテリーは温度に敏感なため、適切に保護しましょう。
iPhone 5sまたはそれ以前のモデルをお持ちの方は、この簡単にできるバッテリーテストを行ってください。
- 設定アプリをクリックし、左メニューの「バッテリー」オプションを選択します。
- 2つのタイマーが表示されます。「使用中」と「スタンバイ」の2つのタイマーが表示されます。両方の数字をメモしてください。
- 次に、電源ボタンを押してスタンバイモードに移行し、10分間触らないようにします。その間、電話やメールを受信した場合は、最初からやり直してください。
- 10分経過後、デバイスを起動させ、表示された使用中とスタンバイの時間を記録します。
待機時間は10分伸びているはずですが、しかし使用量が1-2分以上伸びていたら、それはバッテリー以外のどこかに問題があるということです。もしそうなら、バッテリーを交換しただけでは解決しないでしょう。このテストがうまくいかなかった場合は、バッテリーとは直接関係ない問題があるため、さらに詳しく調べる必要があります。このような状況であれば、アンサーフォーラムとトラブルシューティングを参照してください。
消耗品と同じように、バッテリーも古くなれば交換が必要です。このブログに書かれた内容が、あなたのバッテリーの老朽化の目安になれば幸いです。残念なことに、バッテリーの交換が必要であれば(バッテリーの消耗を見て見ぬ振りをすることに疲れてきたら)、便利なiPhoneバッテリーの修理ガイドを参照しながら、あなたも自分で交換できます。
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