残念ながら、バッテリーは永遠に持ちません。ノートパソコンを購入してから数年経過すると、バッテリーが以前ほどもたなくなるでしょう。ここでは、WindowsとmacOSでバッテリーの長期にわたるヘルス状態を確認する方法を紹介します。
Windowsのバッテリーヘルスをチェックする方法
例えばiPhoneとは違って、Windowsはバッテリー情報に簡単にアクセスできませんが、WindowsのPowerShellターミナルから簡単なコマンドを実行して見つけることができます。スタートメニューをクリック、”PowerShell “を検索し、表示されたPowerShellのオプションをクリックします。そして、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
powercfg /batteryreport
すると、あなたのユーザーフォルダ内のC:Users[YourUsername]にレポートを生成します。簡単なHTMLファイルで、ダブルクリックすれば内容を閲覧できます。バッテリー容量履歴の項目が出てくるまでスクロールダウンし、リスト最後のエントリを表示します。左側にフル充電の容量(単位:mWh)、右側にバッテリーの初期容量が確認できます。私のノートパソコンでは、バッテリーの初期容量48,944mWhのうち、現在約45,007mWhを保持することができ、ヘルス状態は初期容量の約91%が残っていることになります。いい調子です!
またドキュメントの一番下までスクロールすると、Windowsが推定する残りのバッテリー駆動時間を時間単位で見ることができます。しかし、これはウェブブラウジングやビデオ鑑賞、ゲームなど、多くの要因に依存するため、そのままの数字として受け取らないでください。
バッテリーのヘルス状態が悪化して、使うたびにバッテリー残量がゼロになるのに嫌気が差したら、バッテリーを交換して本来の寿命を取り戻すことができます。iFixitパーツストアでは、様々なWindowsノートパソコン用バッテリーを取り扱っています。モデルにもよりますが、30ドルから75ドルで販売しています。数万円もするコンピュータをあと数年長く使えるなら、安いものです。交換用バッテリーを手に入れたら、無料で公開しているiFixitの修理ガイドを参照して、交換方法を学びましょう。(日本へのバッテリーの郵送は行っていません。ご了承ください。)
Macのバッテリーヘルス状態をチェックする方法
MacBookをお使いの方は、バッテリーヘルス情報を見るために、少し足を運ぶ必要がありますが、誰でも簡単にできます。画面左上のAppleロゴをクリックし、「このMacについて」をクリックします。MacBook Air (13インチ Early 2015)など、お使いのMacBookのモデルをメモしてから、「システムレポート」ボタンをクリックし、左サイドバーの「電源」までスクロールダウンします。
「バッテリー情報」の下に「ヘルス情報」が表示されます。状態が「正常」であれば問題ありませんが、バッテリーの劣化が激しい場合は、「まもなく交換」と表示されます。
より詳細な情報を見たい場合は、サイクル数とお使いのMacBookモデルの最大サイクル数を比較したり、フル充電容量とお使いのバッテリーのオリジナル容量(mAh)を比較したり(わからない場合はiFixitのパーツストアから確認してください)、これらの情報をより見やすくレイアウトしたcoconutBatteryなどのアプリケーションをダウンロードすることもできます。
お使いのMacBookの充電状態が悪くなった場合は、自分でバッテリーを交換してみましょう。MacBook Pro、MacBook Air、その他Macモデルの交換用バッテリーと、作業に必要なツールを販売しています。そして便利なMacBook修理ガイドで修理方法を学べます。
バッテリーを交換すれば、老朽化してきたデバイスでもさらに数年間にわたって使用することができます。1万円もしないバッテリーを手に入れれば、(もしくはツール付きの修理キットもあります)大きなリターンが期待できます。つまり、ほとんどのノートパソコンは数万円から数十万円もするのに、数年でバッテリーが劣化してしまいます。
翻訳: Midori Doi
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