
修理可能な製品は、
理に適っています。
修理は私たちや地球環境、製品の耐久性にとって
大きな意味があります。

リペアビリティとは?
リペアビリティとは製品の修理が可能であること、そして理想的には、簡単に修理できることを意味します。そして分解することを配慮して設計されたものです。(分解や組み立て作業は簡単であるべきです)また、交換用の部品や工具、修理マニュアルそしてソフトウェアが入手できることも含まれます。パーツをペアリングさせるなど、人為的な障壁があってはなりません。これらすべての条件が、理想的なリペアエコシステムを構築します。

修理可能な製品は違いを生み出す。

80%が修理可能を選ぶ
現在、フランスでは電子製品メーカーが販売時にリペアビリティスコアを表示することを義務づけています。調査の結果、フランスの消費者の大半は、より修理可能な製品のためならお気に入りのブランドを諦めると答えています。

$496億ドル
アメリカ国内の試算で、一般的な家庭用品を買い替えるより、修理することで年間496億ドルを節約できると結果が出ました。DIY修理ソリューションを提供することは、循環型経済のビジネスモデルであることを意味します。
安物買いの
銭失い
例えば、Patagoniaは自社製品であればどんなものでも修理をしてくれます。Fairphoneはユーザー自身でアップグレードできるように設計されています。Vaude社のバッグは修理用ガイドが付いています。
安くて壊れやすいものを買うのはやめて、良質の製品を製造しているメーカーをサポートしましょう。耐久性が3倍ある製品に少しお金をかけた方が、長い目で見るとお得です。


良質の製品はブランド ロイヤリティを高める。
修理は消費者だけでなく、企業にとっても大きな利益となります。多くのメーカーがDIY修理を受け入れ始めています。修理する人は、そのブランドに対して忠誠な顧客であることを知っているからです。
製品の修理に必要な情報やツールを提供することで、サポートコストを削減することができます。そして顧客は、自分で、もしくは地元の修理ショップで、壊れた製品を素早く修理できれば満足します。
修理を阻む大きな障壁

破棄するしかないデザイン
Appleの特殊ペンタローブネジを例に、修理技術者しか持っていないドライバーを必要とする時があります。またデバイス内部を開くと破壊する設計もあります。初代Microsoft Surface PCはフェルト製ケースをを破壊して内部を開き、その下に半田付けされた部品がありました。(新モデルの設計は大きく改善しました!)

部品/工具/マニュアルへのアクセス制限
リペアビリティは設計だけの問題ではなく、エコシステム全体の問題です。部品や工具、マニュアル、ソフトウェアにアクセスできなければ、修理を完了できません。修理行動に関する研究で、修理が成功しない主な理由として、部品、工具、マニュアルが入手できないことを挙げています。

部品のペアリング
物理的に修理が可能な製品であっても、ソフトウェアによる障壁がある製品が多いのが現状です。現在、iPhoneのパーツの半数近くはペアリングされており、エラーなく修理するにはメーカー専用の特別なソフトウェアが必要です。真に修理可能な製品には、このようなソフトウェアの制限はありません。

もっと良い方法があります。
iFixitは、修理する権利を法制定させるための支援やロビー活動を行いながら、同時にメーカーがより修理しやすい製品を設計するサポートをしています。私たちは、修理という名のテーブルの両側で活動しています。

詳しく知る
- 誰が修理しますか?iFixitコミュニティの詳細をご覧ください。
- ドキュメンタリー番組が好きですか?計画的陳腐化についてもっと聞きたい?電球の陰謀ストーリーをご覧ください。
- iFixitブログで修理に関する記事やニュースをご覧ください。
- 私たちのゴールを知る:iFixitの修理のゴールド・スタンダード。

アクションする
- 耐久性の高い製品ー生涯保証や修理マニュアルが付属している製品を購入しましょう。
- オープンソースの修理ガイドの作成に協力ください。
- 修理する権利のムーブメントに参加しましょう。
- メーカー勤務ですか?リペアエコシステムの構築をサポートしてください。
