ハッカー(改造を楽しむ人たち)

iFixitユーザーが教える、修理中のネジの整頓術

Close-up of Phillips screws with loc-tite blue resin on threads
Photo by Derek Braunschweiger

iFixitでは、修理作業中に取り外す小さなネジやメタルパーツを安全に保管するための便利なツール、マグネット製プロジェクトマットを販売しています。

長さ1.1mmのネジと0.8mmのネジを混同させてしまい、後で取り返しのつかないことが起こらないように、あらかじめネジの保管に最適な方法を教えましょう。特にiPhoneのようなデバイスでは、ネジの長さの違いによって、デバイスに致命傷を与えてしまうことがあるため、正しい装着場所にネジを戻すことが重要です。

安心して保管できるマットが手元にない場合は、クリエイティブになりましょう。ここでは、私たちが発見した、内部パーツを上手くまとめるための便利な方法をいくつかご紹介します。

MacBook Proのバッテリー交換で取り外した全てのネジを保管する方法として、カップケーキのライナーを活用してネジの記録を残しています。(Mark Turetsky氏提供)

https://twitter.com/mturetsky/status/1305266666587160578

Twitter上の画像をズームしたり、目を凝らして見ると、それぞれのライナーをラベル表示させています。彼自身が指摘しているように、この方法は猫や小さな子供、風など外的影響を受けない屋内でなければ難しいのですが、保管には最適で、しかも安価で済みます。(普通紙を使えばリサイクルも可能です)

ベーキング用のツールが無い場合、一般家庭にあるもので十分です。私たちの修理ガイドにコメントを寄せてくれたユーザーたちの声を聞いてみましょう。

  • 人気だったのは、ポストイットの粘着部分にネジを固定したり、透明テープを併用する方法です。
  • アイスキューブトレイを使った、誰もが納得の方法もあります。
  • 両面テープ/接着剤を、ダンボールの厚紙に敷き詰め、ネジの頭を下にして接着面に装着し、修理ガイドの手順に則り、外した順に並べていきます。(再組み立て時は逆の順番からネジを取っていきます)
  • カラーマーカーで各ネジとそれに対応するブラケットやパーツを同色で塗り、色分けする方法です。これなら、ネジの管理がうまくできなくても、安全な組み立て作業に貢献してくれそうです。

また、Twitter上で修理中のパーツ管理のコツを聞いてみたところ、バックポケットからContainer Storeで発売されている16個入りのオーガナイザーに至るまで、多種多様な答えが返ってきました。その中のいくつかをご紹介しましょう。

その他、卵パック、ベーキング用天板、ドリルケース、子供用サイズのボウルなどのアイディアもあります。

そして既にiFixitでパーツやツールを購入されたことがある方には、マグネット製プロジェクトマットが実際の修理場面を考慮してデザインされていることをお知らせしなければなりません。また、Pro Tech Toolkitをお持ちの場合は、ドライバーとビットが格納されているケースの下に(スリーブの内側に)マグネット製パッドが付いていて、これを使用してネジを固定することもできます。

何か言い忘れたことは?大中小、様々な規模の修理作業で、ネジや小さなパーツをどのように整理していますか?あなた流の方法があれば、下のコメント欄で教えてください。私たちはいつも、予想すらしていなかった便利な整頓/管理方法をシェアしたいと思っています。

翻訳: Midori Doi