一般的な安全に関するご注意 (すべてのデバイス)
優れた判断力と常識を持ちましょう
まず第一に、取扱説明書を利用しますが、すべてのデバイスは異なるということを念頭に置いてください。あなたの状況のみに起こりうる危険性に常に目を向けましょう。
- 注意してご自身の修理プランを練りましょう。起こりうる危険性にも考慮してください。その上で、その危険性を防ぐ方法も考えましょう。
- 修理作業で危険性を感じた場合、直ちに中止し、助言を求めてください。
- 一人で危険性のある修理作業を行わないでください。万が一何かが発生した場合、すぐに助けを求めることができる、あるいは救急車を呼べる体制にしておいてください。
デバイスを開口する前にすべての電源を切りましょう
絶対にコンセントに電源が入っている状態で修理作業を始めないでください。
- デバイスはコンセントから電源が切ってある状態でなければばりません。
- 分解を始める前にできればバッテリーを取り外してください。
=== 大型コンデンサにご注意ください===
大型コンデンサ(危険度の高いと思われるもの)は通常円柱状でおおよそバッテリーセルのように見えます。
- 充電がされていないことを確認できるまで、充電されている状態として扱います。
*遮断された状態で安全な距離を確保できている場合は、大型コンデンサを接地や/または放電するための適切な工具を使用します。
- 大型コンデンサの電池を消耗する間は片手のみで作業をし、もう一方の手は背中に回すか、ポケットに入れてください。このポジションをとることで、誤って感電してしまった際に反対側の手まで電流が流れたり、心臓まで届かないよう防御してくれます。
- ゴム底の靴を履きましょう。
- 保護メガネを装着してください。閃光が目にダメージを与えてしまうことがあります。
- 指輪、ブレスレット、ネックレッスなどは全て外してください。
稼働中のパーツに気をつけましょう
自転車や車など多くの稼働するパーツを含む大型機械デバイスを修理をする際は、セーフティハザードを停止します。
- 作業中モーションパーツの稼働範囲は時として大きく変動することがあります。潜在的に危険なパーツが予想せずに動くことがある場合に備えて、怪我をしないよういつも備えておきましょう。
- 防護手袋を装着してください。
重金属による有害物を避ける
古い機械にみられるようなプリント回路基板には鉛や水銀といった重金属を含んでいる場合があります。作業が終わった後や食事の前は、丁寧に手を洗ってください。電気コンポーネントを扱っている間は飲食は控えてください。
== 他ユーザーへの安全==
同じ修理を行う他のユーザーにもご配慮ください!ガイドを作成する際は、“潜在的な危険性あり” のフラグや“ご注意” の文頭マークを適切にご利用ください。起こりうる危険性があるものについては各手順に詳細を記してください。詳細がない場合、誤った作業を行うと危険を伴うことになります。そのため、あなたのガイドを利用するユーザーに向けて警告をしてください。
イントロ部分に“潜在的に危険性あり”のフラグを加えます。
- ガイド上部にある編集ボタンをクリックします。
- イントロ上で下にスクロールしてフラグをクリックします。
- “潜在的に危険性あり” のフラグを選択して、保存をクリックします。
- イントロの部分でどのような危険性があるのかその性質を2−3センテンスで説明します。他のユーザーはその危険性についてあらかじめ予想することができます。安全上のアドバイスやリンクなど、より詳細な安全情報も書き加えてください。
- 作業が終わったら、詳細をガイドに書き込み保存します。
'’'特別な手順上で“ご注意” の文頭マークを加えると、読み手に注意勧告をすることができます。'''
- 手順を編集する時にはテキスト側にある黒色の矢印マークをクリックして文頭マークのリストを表示します。
- “ご注意” のマークを選択します。
- テキスト前に添付するため、明確に危険性を説明してください。他のユーザーが作業を安全に遂行できるよう詳細な手順も含めます。
- 入力が完了したら保存します。
半田付け
修理によっては半田付けが必要なものがあります。初めて修理をする人にとっては厄介な作業になることもあります。ですが半田付けは安全で楽しい作業です。ここに幾つかの基本的な安全ガイドラインを記します。
‘’'肺を保護する''' 半田付けの煙は有害です。息を吸い込む際に煙を吸ってしまうと肺を痛めてしまうことがあります。そして喘息のように医療行為が必要な状態になることもありますのでご注意ください。
- 換気状態の良い場所で作業を行いましょう。
- 半田付け作業中、頭の位置を真上にしないで意識的に横に向けて作業を行います。
皮膚を保護する
- 無鉛のはんだを使用します。
- ピンセットでワイヤとはんだを持つか、保護手袋を着用します。素手で作業をしないでください。
- アイロンの先端に接触しないでください。(はんだを溶解する熱のため大やけどをしてしまいます。)
- 作業終了後は必ず手を洗いましょう。
'目を保護する’ はんだは予期せぬ場合に“飛び出し”たり“飛び散る”ことがあります。そのため、半田付け作業中は保護メガネを必ず装着します。
熱、火やその他の危険から守る
- はんだは耐熱の表面や素材に半田付けします。(対象物: 壁など、非対象物: 紙)
- 作業スペースを整頓して、燃えやすいものを側に置かないでください。
- アイロン台に半田付けアイロンを載せます。
- 熱くなった半田付けアイロンを放置したまま、その場から離れないでください。
- 消火器を手に届く範囲に準備します。消火器の使用方法をご確認ください。
- 半田付け作業中、飲食は控えてください。
'環境を保護する’ 鉛入りのはんだや、はんだを含むスポンジをゴミ箱に入れないでください。密封された容器に入れてお住いの危険物質を取り扱う特別な破棄施設に届け出ましょう。回路板や他の電気コンポーネントが修理できない場合はそれぞれ適切にリサイクルします。
CRT (ブラウン管)ディスプレイ
‘'’旧タイプ、CRTテレビやコンピューターモニターの修理や解体をしないでください。CRTディスプレイには致死レベルに至る高圧ボルトのコンデンサーや取り扱いを誤ってしまうと激しく炸裂するガラスで覆われた真空管、そして大量の鉛が搭載されています。
- CRTディスプレイは基本的にその厚さによって判断できます。例えば、現代の平面型LCDやプラズマディスプレイは非常に薄い構造です。CRTは幅と同じぐらい厚さがあります。
- CRTのディスプレイ修理は経験ある専門家に任せてください。
平面型パネルTVとコンピューターモニター
現在販売されている平面型スクリーンディスプレイは旧タイプのものやCRTタイプのテレビやモニターに比べると格段に安全になりました。しかしながら、ディスプレイの作業をする際は幾つかの危険を伴う可能性もありますので、ご注意ください。
作業を始める前にTVの電源をコンセントから外してください。これは言うまでもなく、あらゆる電化製品の作業について当てはまることですが、特に平面型パネルのディスプレイは大型のコンデンサーを含む電源基盤が搭載されており、充電された状態は特に危険です。
内部コンポーネントを接触する前に、メインボードからの電気供給の接続を外してください。
- 電源供給は通常、複数の電池セルのような円筒コンデンサが搭載されている配線板のように外見は見えます。
- 完全に充電されていないと確認できるまでは、絶対にコンデンサ用リード付近を触ったりこじ開けたりしないでください。
CCFLバックライト付きディスプレイには特に注意を払ってください。 2010年以前に発売されたフラットパネルディスプレイは水銀を含む冷陰極蛍光ランプ (CCFLs)が使用されているものがあります。 冷陰極蛍光ランプは細長く、チューブ形をした蛍光ランプで、通常ディスプレイのサイドか裏側に装着されています。壊れた場合は、有毒な水銀が漏れてきます。アクシデントで冷陰極蛍光ランプを壊してしまった場合は次のように対応してください。
- 素手でガラスの破片や溢れ出た液体を触らないでください。
- 保護手袋を装着してから、湿らせた布で周囲を綺麗に拭いてください。
- 換気を良くしてください。
- 作業終了後は手を綺麗に洗ってください。
- 水銀が付着した破片や布を密封したボックスに入れてしかるべき場所へ廃棄してください。
電子レンジ
電子レンジは修理をする上で最も危険な機械の一つです。 電子レンジは大型で、強い電気ショックにより致命傷に至るほどの高電圧コンデンサが流れています。本体にダメージが入ったり、再組み立てが適切にされていない場合は、危険レベルの放射能が漏れる場合があります。
*どのような作業をしているのか確かでない場合は、作業をする前に専門家に相談してください。
- 全ての高電圧コンデンサが充電されていないことを確認できるまで、全ての内部コンポーネントやワイヤに接触しないでください。
- ダメージがあったり、修理が不完全な場合は、電子レンジを絶対に使用しないでください。 特にドア、蝶番、ラッチやシール部分のダメージにご注意ください。
==車やトラック ==
車やトラックのような自動車修理は報いの大きい作業ですが、スマートフォンやラップトップコンピューターの修理に比べると危険度が高くなります。自動車の修理をご自身で行われる場合は、あらかじめ以下のことを念頭に置いてください。
ジャッキアップをしていない車の下に絶対に入らないでください。 ジャッキアップの目的は車を地面から持ち上げることであり、その場所に停めることではありません。適切にジャッキアップされていない場合は命を落としかねません。ジャッキスタンドで車を固定して、ランプで安全に車を高低移動させてください。
安全にジャッキアップできる位置を確認する。 これらの位置は車種によって異なりますので、注意しながら作業を進めてください。オイルパンやパワーステアリングライン上にジャッキスタンドを取り付けると危険です。同時に車にダメージを与えてしまいます。不明な点があれば、お持ちの車種のサービスマニュアルで確認するか、専門家に手伝ってもらいましょう。
車を強固で水平な地面の上に駐車してから持ち上げてください。 ジャッキスタンド、ランプはコンクリートやアスファルトのような硬い地面上で使用されるように設計されています。絶対に坂道や不安定な芝生、土や砂の上での作業はしないでください。
ドライブトレーンやタイヤを固定します。 車やトラックを持ち上げると平らな地面上でもタイヤが予期せず回転することがあります。車をジャッキアップする前にシフトポジションをPレンジにします。(マニュアル車の場合は1速にします。)エンジンが停止した状態で駐車ブレーキにシフトしてください。それからジャッキであげるタイヤと反対のタイヤに輪止めを必ず装着してください。
修理を始める時には、常にバッテリーの接続を外してください。 バッテリーのタイプと装着位置は車種によって異なりますので正確な方法については車のユーザーマニュアルをご覧ください。
- バッテリー端子を誤って取り扱うと、電気ショックを引き起こす危険性があります。取り扱い説明書中の安全ガイドラインをよく確認して、作業について不確かな点があれば専門家に助けを仰いでください。
- モーター稼働中に自動車修理を絶対に行わないでください。 例えアイドリング中のスピードであっても、エンジンベルトやファンによって重大な事故を引き起こすことがあります。冷却ファンが稼働中の場合はファンの先端が実際に見えなくなってしまうため、簡単に注意対象から逸れてしまいます。発電機、点火プラグ式ワイヤーなどでも電気系統の危険性があります。エンジンを作動させる時は、エンジンのワイヤータックがきちんと整備されてタイヤが地面にしっかりと接地しているか確認してください。
目と皮膚を保護してください。 指が挟まれたり、ブレーキ液が飛び散ったりすると深刻なそして永続的な怪我を負ってしまうことがあります。作業の際は、保護手袋や安全メガネを常に装着してください。
肺を保護します 自動車にはブレーキダストから排気ガスまで大量の有毒物質が含まれています。通気性の良い場所で作業を行い、適切な防護マスクを装着してください。
ペットを保護してください。 自動車から出る液体を残さないでください。特にペットがいる周辺に冷却材や不凍剤などを付着しないでください。不凍剤はエチレングリコールという有毒な物質を含んでおり、ペットは甘い匂いとして嗅ぎつける匂いを放ちます。冷却材や不凍剤を覆い、車から排出された後はすぐに密封された容器などに移して管理してください。
正しい工具を使用してください。 不適切なツールでなんとか取り繕って近道をしようとすると、逆に単純な修理作業があなた自身や車にとって危険性をはらむものになります。作業に適切な工具を持っていないなら、揃えましょう!多くのオートパーツを扱う専門店ではツールチェックアウトプログラムが提供されており、修理を正しく、安価で、安全に行えるサポートを受けることができます。
お住まいの地域の条例を守り、環境を保護しましょう モーターオイルやトランスミッション液、ブレーキ液、パワーステアリングオイルや冷却材(不凍剤)など自動車から排出される液体はそれぞれ適切な方法で責任を持って破棄してください。ーこれらの液体を吸収させたフィルターやペーパータオル、雑巾なども含みます。液体を容器に密封して、地元の危険物破棄ステーションにて処分します。絶対にこれらの自動車からの排出液を家庭や路上の排水溝に流さないでください。
モバイルデバイス (ラップトップ、スマートフォン)
ほとんど多くのモバイルデバイスにはリチウムイオンのバッテリーが使用されています。通常の使用では危険性はありませんが、一旦大量のエネルギーを貯蔵すると、このエネルギーが突然排出されると、深刻な怪我をもたらすことがあります。
絶対にバッテリーに穴を開けないでください。 バッテリーをドライバーやその他先が尖ったツールを使ってこじ開けないでください。ダメージが入ったバッテリーはすぐに温められて引火し、激しく爆発することもあります。
極度にバッテリーを曲げたり変形しないでください。 iPhoneやiPadのバッテリーが接着剤で固定されているのは共通しています。そのため、取り出す際に変形させてしまうことがあります。しかしながら、極度に曲げてしまうとバッテリーセルに亀裂が入り、引火してしまいます。注意しながら作業をして、バッテリーの変形を極力少なくしてください。
バッテリーから煙が出たり、大きく膨らんでいると気づいたら、使用をすぐに停止してバッテリーから遠いところに離れてください。
カメラ
デジタルカメラのフラッシュは極度の電気ショックを引き起こせるコンデンサーによって起動しています。
適切に扱いましょう! 何も問題を起こさないように見えますが、小サイズのカメラでさえ、威力を持つコンデンサーを装備しています。
- コンデンサーはカメラバッテリーからの充電を貯蔵します。カメラを開けたり、コンデンサーの充電を消費する前に、バッテリーを必ず取り外してください。
- カメラを開口した後は、コンデンサーの充電が切れていることを確認できるまで、内部コンポーネントには接触しないでください。
エアコンプレッサ
エアコンプレッサを解体したり作業をする前に次のことをご確認ください。
- 電源コードの接続を外します。
- メインタンク上のブリード弁を開けて圧縮空気を解放してください。コンポーネントに圧力がかかっている間は絶対にエアコンプレッサを使用しないでください。
- 先端の尖ったツールや物でエアタンクに穴を開けないようご注意ください。
エアコンプレッサが正常に作動して安全を確保するには、適度に注油してください。エアコンプレッサが作動している間は、
- 注油しないでください。
- モデル毎に適切なオイルや工業用潤滑油 を注入してください。作業中に引火して火災や爆発を引き起こす恐れのある低温発火タイプの潤滑油の使用は避けてください。
PC 電源
典型的なPC電源は電気ショックを与えるのに十分な大きさのコンデンサーを含んでいます。
- プラグが入ったままで電源への作業をしないでください。
- 電源のプラグを抜いた後、約5秒間PCの電源ボタンを長押ししてください。ある場合、この作業をすることで、万が一充電しているコンデンサーから電源を消耗することができます。
- 電源のプラグを抜いた後は、電源を解体する前に約10分待ってください。PC電源で使用されているコンデンサーはプラグを抜かれた後、短い時間で充電を消耗する傾向があります。
- しかしながら、大型のコンデンサーの充電の確認ができない場合は、これを充電された状態として扱ってください。 内部電源コンポーネントを取り扱う前に、安全に接地するか大型コンデンサーの充電を事前に消耗する方法をご覧ください。
以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
100%
Midori Doiさんは世界中で修理する私たちを助けてくれています! あなたも貢献してみませんか?
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