iFixit Fast Charger は、スケルトンケースを採用することで、分解せずとも中身が見えるようになっています。しかし、それ以上に分解してみたいと思うかもしれません。このガイドを参考に分解してみましょう。

黒のプラスチックケースと透明なプラスチックは、ツメで強力に固定されています。そのため、こじ開け器 (Jimmy) を 1, 2 台と、こじ開けピックが必要になります。

ケースのみを交換したい場合、これ以上分解する必要はありません。ここから充電器の STP ファイルを入手でき、3D プリントするデザインの調整を行うことができます。

充電器の天井にはヒートシンクを兼ねた電磁波干渉シールドがあります。2 つのスルーホールピンによってはんだ付けされています。

はんだごてとはんだを吸い取るポンプを使い、はんだを除去することで、基板からシールドを取り外します。

シールドの下には、熱伝導率の高い材料で埋められた基板などが見えます。このように、充電器の内部が接着剤で埋められているのは好みではありませんが、内部が急速充電による発熱を抑えることが第一です。

この熱伝導率の高い素材は、電子回路の部品からの熱をシールドに逃がし、そこから本体外部へ逃がします。また、部品の安定化のためにも欠かせないものです。

Spudger に材料が付着している画像を見ればわかるように、この素材は柔らかく硬化するため、部品レベルでの修理は非常に困難です。