ドキュメント
Datsun 620(1972–1979年)の技術仕様
エンジンおよび性能
- L型パワートレイン:北米モデルのSOHCエンジンは、1.6LのL16型(96馬力)、1.8LのL18型(100馬力)、そして最終的には2.0LのL20B型(110馬力)という3つの主要な進化を遂げました。いずれも非常に耐久性が高く、Datsun 510の高性能パーツと互換性があることで知られています。
- 燃料システム:主にシングルダウンドラフトキャブレター(Weber 32/36設計に基づく)が採用されていましたが、L型エンジンヘッドは、ツインサイドドラフトDCOEやSUタイプのアップグレード用としても人気があります。
- NAPS(日産アンチポリューションシステム):1975年に導入。EGRベースのシステムを採用することで、パワーを大きく損なう触媒コンバーターを当初必要とせず、カリフォルニア州の厳しい排出ガス基準をクリアしました。
ドライブトレインおよびトランスミッション
- トランスミッションの選択肢:標準装備は4速マニュアルでしたが、1972年中頃には3速オートマチックも利用可能になりました。1977年には5速マニュアル(FS5W71B)が普及し、高速道路での走行性能が大幅に向上しました。
- 後輪駆動:工場出荷時は後輪駆動(RWD)専用でしたが、当時、多くのディーラーがDana製アクスルとトランスファーケースを用いて4WDへのコンバージョンを行いました。
シャシーおよび設計
- サスペンション構造:フロントはトーションバー式独立懸架を採用しており、シンプルなジャムナットでほぼ瞬時に車高の調整が可能です。リアには縦置きの半楕円リーフスプリングと伸縮式ショックアブソーバーを使用しています。
- ブレーキの進化:初期モデル(1972-1977年)は4輪油圧パワーアシストドラムブレーキを採用していました。1978年のマイナーチェンジによりフロントディスクブレーキが標準化され、ミニトラックとしては重要な技術的安全指標となりました。
- ボディスタイル:標準ベッド、7フィートロングベッド(1975年)、そして荷物の積載スペースを広げ、背の高いドライバーにも対応できる革新的なキングキャブ(1977年)が展開されました。
寸法
- ホイールベース:101.1インチ(2,568 mm)
- 全長:169.2インチ(4,298 mm)
- 車両重量:約2,286ポンド(1,037 kg)