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ドキュメント
Datsun 320 (1961–1965) 技術仕様
エンジンおよび性能
- 1.2L Nissan E-1型直列4気筒:鋳鉄製のブロックとヘッドを持ち、OHV(オーバーヘッドバルブ)プッシュロッド構成を採用。低回転域で高いトルクを発揮するように設計されており、実用的な作業に適していました。
- 出力:60 hp @ 5,000 rpm、トルク 67 lb-ft @ 3,600 rpmを発揮し、最高速度は約75 mph(約121 km/h)に達しました(ただし、荷物を積載した状態での持続走行は困難でした)。
- 燃料系:マニュアルチョーク付きのNikki製ダウンドラフトキャブレターを1基搭載。インテークマニホールドには、寒冷時の燃料霧化を改善するため、排気ガスで加熱するシンプルな「ホットスポット」が備わっていました。
ドライブトレインおよびトランスミッション
- トランスミッション:4速マニュアルギアボックスを搭載。特に1961〜63年モデルは1速がノンシンクロメッシュ仕様であり、ローギアへスムーズにシフトダウンするには「ダブルクラッチ」操作が必要でした。
- リアアクスル:セミフローティング式のライブリアアクスルを採用し、ファイナルギア比は4.875:1。1.2Lエンジンの限られたトルクを最大限に活かし、坂道の登坂や重量物の積載に適した設計でした。
- クラッチ:油圧作動式のシングル乾式プレートを採用し、同時代の欧州製小型トラックに見られる機械式リンク機構と比較して、軽いペダル操作感を実現していました。
シャシーおよび設計
- サスペンション:当時のクラスとしては先進的で、ダブルウィッシュボーンと調整可能なトーションバーを備えた独立懸架式フロントサスペンション(IFS)を採用。リアには耐久性の高い縦置きセミ楕円リーフスプリングを装備していました。
- ブレーキ:4輪すべてに9インチのドラムブレーキを装備したシングル回路の油圧システムを採用。構造はシンプルながら、約2,000ポンド(約907 kg)未満の車両重量を停止させるのに十分な制動力を備えていました。
- ボディスタイル:標準ピックアップ(320)、ロングホイールベース版(L320)、そして荷台とキャビンが一体化した乗用車に近いシルエットを持つ希少な「スポーツピックアップ」(NL320)の3種類の主な構成で販売されました。
寸法
- ホイールベース:標準モデルで87.4インチ(2,220 mm)。
- 全長:147.4インチ(3,745 mm)。
- 車両重量:約1,950ポンド(885 kg)。