このLG製テレビには、スピーカーからは聞こえないものの、ヘッドホンから不快なヒスノイズやパチパチという音が聞こえるという症状が長年続いていました(主にトレッドミルでの運動中にヘッドホンを使用していたため、他の環境音に紛れていました)。
しかし、このテレビをバックライト故障の修理に出したところ、21個あるLED(3本のストリップに配置)のうちの1つが故障していることが判明しました。故障したバックライトLEDストリップを交換したところ、テレビの映像が直っただけでなく、ヘッドホンのノイズも解消されました。
故障したLEDを、レンズを取り外した状態で画像に示します(3つの黒い円は、レンズを固定していた接着剤の跡です)。レンズが付いた状態でも、黄色いLEDの上や周囲に茶色の変色が見られました。
新しいLEDに交換したところヘッドホンのノイズが消えたため、このLED周辺で発生していた放電がヘッドホンのノイズの原因であったと考えられます。
この放電は、はんだ付けの不具合によって発生していたと推測され、実際にLEDがオープン回路となって故障する何年も前から発生していました。
したがって、バックライトのLEDアレイを目視で点検する(ルーペを使用すると効果的です)ことで、故障しかけているLEDを発見できる可能性があります。ヘッドホンのノイズを解消し、バックライトの将来的な故障を防ぐためには、そのLEDを交換する必要があります。
YouTubeには、各種テレビの分解方法や、バックライトのLEDストリップ全体を交換する方法(比較的簡単です)、あるいは表面実装されたLED単体を交換する方法(はんだ付けのスキルが必要です)を紹介する動画が多数公開されています。