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所有するガジェットの内側を開けられなければ、所有していないことになります。ガジェットは外見だけでなく、その中身もクールで素晴らしいです。私たちにはモノの仕組みを世界に伝えるという使命があります。

ビデオ

2021年 iFixitが行なった分解で最も興味深い発見

注:以下の文章は、iFixitのYouTubeビデオ「 iFixit’s Most Interesting Teardown Finds of 2021」の台本に基づくものです。以下のテキストは公開されたビデオの台詞と完全に一致しない場合があります。 私たちは今年も、数多くのデバイスを分解し、普段は外観でしか見ることのない私たちの目に隠された、斬新でクールな内部を沢山発見しました。このブログでは、iFixitが2021年に発見した最も興味深い分解をご紹介します。 1) SamsungがZ Flip 3モデルの防水仕様を完成させるまでの道のり まず、あなたなら折りたたみ式のデバイスにどうやって防水性能をもたせますか? 初めてSamsungのZ-Flipを分解した時、科学的とは程遠い蛍光パウダーの実験にさらされて、この初代モデルは失敗しました…見事に。 今年、Samsungはこの新モデルの防塵性能について言及しませんでしたが、これまでにIPX8等級の防水防塵性能を備えた折りたたみ式スマートフォンを2台も発売してきました。Samsungはこの新モデルにも防水性能をどう維持したのか知りたくて、分解モードに変えて内側を覗いてみました。そこで、iFixitオフィスの水槽に長時間浸してみた後、このデバイスの内側を開いてみることにしました。 私たちが他のデバイスの分解で発見したもの同様の防水方法を、Samsungも採用しています。接着剤をデバイス前面と背面両側に使用する利点は、液体侵入からデバイスを保護できます。一方で、修理を目的にこのデバイスを開くことが困難になります。 スマートフォンのパーツが液体などの外的要因にさらされてしまうことを考慮して、Samsungは内部をドライの状態に保つために素晴らしいエンジニアリングを施しました。完全防水に固執するよりも、ディスプレイの下に液体を侵入させながら、その下側に搭載された通信ケーブルを保護するために、”正確な位置”に埋め込まれた特殊な硬化ガスケットを使用して完全防水性能を実現しました。このガスケットは空気に触れると硬化を始め、基板やチップを液体から保護します。 修理の観点からすれば、このデバイスは厄介なほど複雑な構造ですが、それでも折りたたみ式スマートフォンに耐久性を持たせるための素晴らしい解決策です。 2) MacBookモデルのバッテリーに付いた便利なプルタブ? こんなコロナの経済状況下で? 次に紹介するのは、実に久しぶりに登場した(ある程度)修理可能なMacBook Proです……。 バッテリー交換が簡単なMacBook Proの登場から約10年経ちましたが、ありがたいことに、入手したばかりの新M1 MacBook Proにも、同じデザインが導入されています。 粘着性たっぷりで作業が面倒なバッテリーの取り外しを何年も続けてきた後、このホリデーシーズンにAppleは最高の贈り物をしてくれました。それは、ストレッチリリースタイプの接着ストリップです!2021年モデルのM1 MacBook…

分解

2021 MacBook Proの分解: 2016年の良きタイムラインに返り咲いた新モデル

秋も深まってきました!私たちが大好きなリンゴの季節です。そうです、2021年新モデルの数々を分解する季節でもあります。私たちは、2016年タイムラインのMacBook Proモデルから育った新MacBookという果実を味わうのを待ちきれません。ポートが増えて、丈夫で使いやすいキーボード、MagSafeの復活、Touch Barの廃止、古き良きファンクションキーへの回帰などノスタルジアを感じる一方、未来に繋がるApple製シリコンに加えてスーパーレトロなケーススタイルまで楽しめます。この新モデルたちは”Plus “を通り越して “Pro “や “Max “まで届くぐらい、とてもカッコ良いです。 この分解ブログは、弊社分解チームによる最新の調査結果に基づいて更新されています。ポリッシングクロスの分解をお探しの方は、ピカピカの最新MacBookの後に掲載されています。 ずっと昔のMacBook初期デザインがすぐに思い出されるこの新モデルを、喜んで分解テーブルに置きます。もしリペアビリティがスコアが上昇すれば、私たちの修理を愛する小さな心も3倍大きくなるはずです。 ここにあるポートを見てください。こんなにもプラグインできるポートがあれば、数多くのドングルが行き場を失ってしまいます。するとJony Ive氏(前Appleのデザインチーフ)はきっと ….高級フェラーリの中でフラストレーションを抱えて怒っているはずです。MagsafeはiPhoneでこっそり役割を果たしながら、ついにMacBookで輝かしく戻ってきました。よくコードに引っかけてしまうおっちょこちょいな人やペットを飼っている人には嬉しいニュースです。 しかし、私たちはデザインを見に来たわけではありません。真の美しさは内側にあると言われます。その真偽を確かめるために分解を始めましょう。 X-ray! X-ray! X線画像について話しましょう! 分解ツールを取り出す前に、Creative Electronによる14インチM1 Pro MacBook ProのX線シースルー画像を紹介しましょう。X線画像では機嫌の悪いフクロウのように見えるかもしれませんが、心配しないでください、噛んだりはしませんが……突つくかもしれません。フクロウですから。 このX線写真を拡大して、ヒートシンクの下に搭載されたM1 Proパッケージのトランジスタ337億個を数えてみてください。大丈夫です、時間は十分にあります。 そうは言えども、X線画像のトランジスタ一つ一つを数えることはできません。しかし、パッケージの中には様々な機能が詰められているのが分かります。他にも、メタル製キーボードフレームの輪郭がうっすらと確認でき、長いキーの上にスタビライザーが付いています。また、スピーカー、トラックパッド、ファンにはマグネットが付いています。 アベンジャーズ、分解! 神聖な天使の音楽が聞こえてくるのは、私たちだけでしょうか?確かに、リアケースは修理の行く手を阻むペンタローブネジが使用されていますが、恐ろしいことに作業が進んでも接着剤もなければ、クリップも締まっていません。このまま指とスパッジャーだけで作業ができることを願います。 AppleのUnleashedイベントのキーノートで発表した内部構造レンダリングの映像をご覧になった方も、ここでは驚いているふりをしてください。私たちの方が先に分解を始めたのです。そして私たちの分解画像は、キーボード、バックライトケーブルなどのディテールまでクローズアップしています。 この場所にあるはずのチップを見逃しているか、もしくは追加のストレージがあるはずの場所に、空のはんだパッドがあるかのように見えるはずです。それもそのはずです。私たちはハイスペックモデルを購入していません。(実は、予算の大部分にポリッシングクロスを費してしまったのです) 2019年15インチTouch…

テックニュース

Apple Watch Series 7の分解-3人の元Appleエンジニアと共に

新ガジェット情報提供者の皆さん、サプライズです!  Apple Watch Series 7 の側面はフラットエッジデザインではありません。その代わり、今回の新モデルには、Appleのエンジニアだけが完全に説明できるような、経験深い目でなければ見つけられない秘密が詰まった、まさに分解のために作られたWatchのようです。 幸いなことに、今回私たちにはこの両方を兼ね合わせています。 なぜなら今回の分解では、元Appleのエンジニアたちで構成された優秀なチームが揃うInstrumental社に連絡を取りました。彼らの中には初期デザインのApple Watch開発を担当したエンジニア達がいます。彼らはApple Watchの発展に大きくインストルメンタル(立役者)となったチームです。 Apple Watch Series 7の内側には、驚くべきディスプレイ技術が含まれていますが、これを大量に製造することは困難であり、発売が遅れてしまった一連の原因となったと思われます。先月、Appleがこの新モデルを発表した時、実際の発売日が未定でした。つまり、これは製造過程の問題があるという赤信号です。(元Appleのエンジニアたちは退職後、どうやって時間を過ごしているのか知りたい方は、このブログを詳細に読んでください。このような製造上の問題を解決しているのです。) Apple Watch Series 7の分解 いつものように、最初の分解は内部を開くことですが、Series 7のディスプレイが大きくなったので作業は少し楽になります。このSeries 7に(初めて)標準サイズのハンドル付き吸盤カップをディスプレイに装着し、ゆっくりと慎重に持ち上げれば、ベゼルの下に隙間が生じて、オーピニングピックが滑り込みます。ヒートパッドを80℃に設定して、その上にディスプレイを直接置いて温め、留められた接着剤を柔らかくばなりません。 その間、恒例になったCreative Electronから提供されたX線画像を確認してみましょう。(昨年のSeries 6分解時のX線写真と比較してみてください) 次に、アクシデントで内部を引っ掛けたり、ケーブルを伸ばしたりしないように注意しながらオープニングピックでこじ開けます。結果、成功しました!(オリジナルApple Watchの設計者が肩越しにこの作業を見ている中、作業がうまくいって本当によかったです。プレッシャーなんてありません!) Displays(ディスプレイ)とDelays(遅延) Series 7内部の変更はわずかながらも、とても重要です。長年、Watchの分解を見てきた人であれば、かつて診断ポートがあったバッテリーの下に複雑なブラケットがなくなっていることにすぐ気づくでしょう。噂によると、Appleは高周波ワイヤレスインターフェースを使って代用しているようです。これについては後ほど詳細に説明します。 さらにディスプレイには、大胆な変更が加えられています。改良されたSeries…