アップグレードはサステイナブル:部品の譲り合いを
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アップグレードはサステイナブル:部品の譲り合いを

自分のものをより長く使い続けるということは、個人のテクノロジー活動が生み出す二酸化炭素排出量を減らす最善の方法です。原材料の採掘と製造は、あなたが実際にテクノロジーを使用するよりもはるかに多くの二酸化炭素を排出します。ー実にラップトップが使用期間全体にわたって排出するカーボンフットプリントのうち80%以上が採掘と製造時に占めます。

しかし物を長く使い続けるというだけで、低速度のメモリや容量が一杯になったドライブだけで仕方なく凌いでいくということでは、必ずしもありません。ストレージとメモリーをアップグレードすれば、新品を購入するよりもほんのわずかな環境負荷で、より多くのものを活用することができます。それを実現するために、私たちはMicron-Crucialと提携し、手頃な価格で簡単にノートパソコンをアップグレードできるようにしました。

動作の「速度が遅い」という感覚を見直す

アップグレードは、デバイスの耐用年数を延ばす素晴らしい方法です。

プログラムを開くのに何分もかかったり、保存しようとした瞬間にアプリケーションがハングアップしてクラッシュを心配したり…と使用中のコンピューターが遅くなってしまった時、何か切迫した、悪い予感が押し寄せます。

話は変わります。当時、私の主力マシーンは2011年製のMacBook Proでした。LCDは融合されておらず、RAMがハンダ付けされていない最後のMacBook Proモデルでした。私はこのMacBook Proがお気に入りでした。そのMacBook Proと一杯のコーヒーは、読書と執筆の長い夜を過ごす親友とも言えました。しかし、私がそれ以上のことを求め始めると、MacBook Proは尻込みをはじめました。ビデオ編集を大量に含む、ある研究プロジェクトに参加したとき、突然、私の高速MacBookが氷河期にいるかのように固まりはじめました。

そこで新しいRAMを注文しました。4GBのスティックの代わりに8GBのスティックを2本。置換作業はうまくいきました!ビデオ編集は格段に楽になりました。実はこの時、恩恵を受けたのは私だけではありませんでした。役目を終えた4GBスティックは、2GBしか持っていなかったサイモンに譲ることになりました。そしてサイモンの2GBのRAMは、1GBのスティックを使っていたステファニーにもアップグレードする機会を与えました。そして彼女の1GBのスティックは、亀の歩くスピード並みの512MGスティックを使っていたブリットに渡り、同時にアップグレードしました。この1回のRAMアップグレードで私のマシーンの寿命は格段に延び、同時に4人の友人たちが使うデバイスの寿命も延ばすことができたのです。全員分のラップトップを合わせると、このアップグレードで、総寿命15年を延ばしました。

アップグレード=サステイナブル: 部品の譲り合いを

あなたのRAMはもう限界ですか?お使いのコンピュータにハードディスクが搭載されているなら、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)へのアップグレードは、最高のパフォーマンスへとアップグレードできます。既にSSDを使用している場合でも、いずれはディスクを交換する必要があります。SSDのセクターには、読み書き可能な最大寿命があります。そのため、ディスクがいっぱいになればなるほど、未記録のセクターに読み込まれることになり、効率が低下して寿命が早まります。

耐用年数が延びるということは、二酸化炭素排出量が減るということです。Restartプロジェクトは、ノートパソコンの寿命をメーカーが予測する4年から6年に延ばすことで、個人の二酸化炭素排出量を大幅に削減できると見積もっています。

私が大学院時代のRAM交換のように、交換した部品を友人や家族に譲ることで、その部品をさらに活用できるでしょう。また不要になったデバイスについてはE-wasteリサイクル施設で破棄できます。大型店舗やコンビニエンスストアでは、世界中で発生するE-wasteの回収を行っています。

「動作が遅い」と感じて、デバイス全体を早々に廃棄してしないようにしましょう。Micron-CrucialのSSDを始めとするパーツをアップグレードすることで、あなたのノートパソコンに新たな活力を与えることができます。