はじめに
ラップトップバッテリーが容量を正しく計測しない場合やバッテリーが消耗した場合は、バッテリーをキャリブレーションして寿命を延ばすことが可能です。
重要: 再キャリブレーションは、消耗した電池の容量を修正するのみです。経年劣化を回復することはできません。
キャリブレーションとは何か、なぜそれが重要なのか、そして他の種類の機器のバッテリーをキャリブレーションする方法を理解するのに役立ちます。 バッテリーのキャリブレーションの Wikiを参照してください。
ガイドの注意点
- バッテリーの温度が30-40 °Cを超えている場合は、バッテリーを必ず交換してください!
- 容量が減少する可能性があります。これは良いことで、悪いことではありません。
- 充電中にノートパソコンを使用することは避けてください。キャリブレーションに影響を与える可能性があります。
- 一貫性のない値は、バッテリーの寿命が切れていることをを示している場合があります。適切な手入れをすれば、この劣化を遅らせることはできますが、劣化を避けることや回復させることはできません。
- バッテリーが古い場合は、~10%程度の放電を検討してください。完全に放電するとバッテリー寿命が終わります。
バッテリーのキャリブレーション方法
- ノートパソコンを100%まで充電します。シャットダウンして電源が入らなくなるまで使います。
- HPおよびLenovoのラップトップのキャリブレーションについては BIOSのロックアウトと一般的に知られているOEMの性質について を参照してください。
- バッテリーをできるだけ速やかに再充電してください。この間、できるだけラップトップを使用しないでください。
BIOSロックアウトとEOLのクセ
- (BIOS ロックアウト) HP ラップトップには 15% の BIOS ロックアウトがあり、完全放電のためにバイパスする必要があります ノートパソコンの電源が切れたら、すぐに充電してください。
- 全てのHPと大部分のCompaqラップトップ
- (BIOS ロックアウト) Lenovoのノートパソコンの一部には、7%のクリティカル容量ロックアウト(0190)が設定されています。
- ノートPCが早くシャットダウンした場合のみ発生します。簡単に回避できます。
- (EOLのバグ)Dellのバッテリーの中には、バッテリーの寿命が近づくと、誤ったデータを表示するものがあります。これは一定の時間が経過するか、再度キャリブレーションを行うことで修正できます。特に、NX31D (x2 with same issue) 65Wh (2014 DOM/E6440) と RMJFW 65Wh Extended (2014 DOM/E6220) モデルで、2度この現象が確認できました。
- (バッテリーファームウェアのバグ) ノートパソコンの中には、BatteryInfoViewで0%の消耗を表示する傾向のものがあります。特にHPの多くのモデルに当てはあります。このデータにアクセスするには、診断 (UEFI が必要な場合があります) を実行してデータを取得するか、HP Support Assistant のバッテリーチェックで詳細情報を確認する必要があります。これはコンピュータの故障ではなく、一部のバッテリーのファームウェアに起こりやすいバグです。
必要な工具と部品
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Windowsのノートパソコンをお使いの場合は、最初のシャットダウン後にノートパソコンの電源を入れ直してください。Windowsは、ノートパソコンのバッテリーの残量が3%程度になるとシャットダウンするように設計されています。このため、充電量が増えるかAC電源が入るまでノートパソコンの電源が入らない場合は、電源アダプターを短時間使用する必要があります。
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放電しながらノートパソコンを使用してください。コンピュータがシャットダウンするまでこれを行い、Windowsを使用している場合は、ラップトップの電源が入らなくなるまで再度電源を入れます。こうすることで、完全放電しているか確認できます。
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全てのラップトップには異なる充電インジケータが付けられています。 ラップトップを完全放電したら、すぐにプラグインしてください。ラップトップを完全充電します。
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管理者としてコマンドプロンプトを実行します。 次のコマンドを入力してください:powercfg/batteryreport.
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レポートの準備ができたら、レポートの場所を示すメッセージが表示されます。その データで、一貫性があるか確認してください。
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ラップトップをプラグインし、電源を入れます。 電源が入ったらプラグを抜きます。 ESCを押して、システム診断を選択します。
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コンポーネントテストのサブメニューを開きます。 [メモリ]または[ハードドライブ]を選択します。
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拡張テストを選択します。 エラーまでループを選択します。
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ラップトップの電源が切れたら、すぐにバッテリーを充電してください。
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Linux Mint Cinnamonのライブセッションでラップトップを起動します。 設定を開き、次の変更を行います。
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パワーマネージメントを開きます。 バッテリーの残量が非常に少ない場合は、何もしないに変更します。
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シャットダウンするまでラップトップを使用します。 このセッション以降の全データが失われます。
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電源アダプタをラップトップに差し込みます。 POSTが終了するまで待ってから、ノートパソコンの電源を切ります。
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ラップトップが起動したら、ラップトップの接続を外します。 バッテリーの放電を終了します。
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キャリブレーションを行なった日を記入します。
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未使用の状態のバッテリー充電容量(設計された容量)を注記してください。
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バッテリーの現在の容量(完全充電した容量)を記録します。
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以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
100%
Midori Doiさんは世界中で修理する私たちを助けてくれています! あなたも貢献してみませんか?
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3 件のコメント
Did not help at all.
I have a Windows tablet, pretty old one - previously it was showing 39% battery wear (it actually was holding for about an hour, battery itself is a bir inflated).
A couple days ago it hard crashed and wear level was reseted to 0%. Now some weird stuff started: turning off when reaching 14% battery charge, screen dimming etc.
Tried this method, and as I said in the beginning - it did not help, still shows 0% wear.
Late response, but some laptops and Windows based tablets (notably HP) always show 0% wear in Batteryinfoview. You need to go into the UEFI diagnostics or use use HP Support Assistant and grab it from the advanced data on HP. If it’s Dell, UEFI SupportAssist (newer systems) or ePSA (legacy).
Nothing to worry about, but another quirk like the EOL capacity reporting response on some Dell batteries. Added a note in the quirks section about this.
Nick -
I’m curious, can we send command through the I2C interface from the laptop itself to the battery and do some calibration from there? is the built-in BMS has the capability to do that?