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iFixitとLenovoが、ノートパソコンのリペアビリティを標準化するために連携協力

新ThinkPad T14 第5世代ノートパソコンのリペアビリティについて動き始めました。

大きな変化を実現するには、強い味方が必要です。だからこそ、過去数年にわたり、私たちはメーカーが修理する権利に賛同することを目指して、戦ってきました。メーカーは、修理が可能でああれば、経済的な利点となるだけでなく、製品の差別化につながり、ブランドロイヤルティを高める方法として捉えはじめています。私たち消費者は、長持ちする製品を選ぶからです。

ノートパソコンといえば、LenovoのThinkPadは何十年以上も前から耐久性に定評があります。修理テックが常駐していない国際宇宙ステーション(ISS)でも使用されていることからも分かります。

iFixitと協力して、LenovoはThinkPad T14 モデルのリペアビリティスコアを次のレベルに引き上げました。 

開発プロセスの間、リペアビリティ専門テックとテクニカルライターで構成されるiFixit ソリューションチームが、ノートパソコン内部を分解し、これを文書化しました。その上でリペアビリティを評価して、相手側にフィードバックを提供しました。Lenovoの設計チームは、このフィードバックに対して真正面から取り組みました。彼らは、ラップトップのリペアビリティについて、私たちが指摘した内容に耳を傾けました。その結果、ThinkPadの外見上は前モデルとほとんど変わりませんが、内部では修理しやすさが飛躍的に向上しています。

つまり、これは何を意味するのでしょうか?ThinkPad T14 第3世代モデルは、リペアビリティの採点スコアで10点満点中7点を獲得し、とても印象に残るキーボードの交換手順が評価されました。一方で、私たちのソリューションチームは、ハンダ付けされたRAMなど、いくつかの明確な改善の余地があると判断しました。

これらのフィードバックに基づき、Lenovoは内部構造に変更を加え、ThinkPad T14 第3世代のスコアを10点満点中9点という驚異的なものにしました。簡単に交換可能な部品から、安全で簡単な修理をサポートする設計まで、Lenovoチームはケーブル接続や留め金の修理を優先しました。

Lenovoが世界最大のPCメーカーであることを考えれば、これは並大抵のことではありません。Lenovoの新しいビジネス向けノートパソコンに、修理しやすさを加えました。そして、リペアビリティだけではありません。昨年、ルカ・ロッシ上級副社長は、2025年までにLenovoブランド全体の修理のうち84%を、PCサービスセンターに送ることなく、一般ユーザー自身で修理できるようにするという目標を打ち出しました。

Lenovo ThinkPad T14 第5世代の設計から読み取れることは、修理可能なデザインは、不便な機能といった妥協をもたらすものではなく、最新のビジネス向けノートPCの要件の範囲内で実現が可能であることです。私たちは、未来は修理可能であると信じており、Lenovoはノートパソコンによって、この未来を現実にすることを約束しています。私たちはそのためにここにいます。

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