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iPod Classicのバッテリー交換

必要な工具と部品

  1. iPod Classicのバッテリー交換, バッテリー: 手順 1、 1の画像 1
    • 安全のため、デバイスを分解する前にiPodを完全に放電してください。こうすることで、修理中に誤ってバッテリーが損傷した場合、危険な熱現象が発生する危険性が低くなります。バッテリーが膨張している場合は、適切に処分してください。

    • Appleは、この新型のiPodを壊さず分解するのが困難なように設計しました。金属製フェイスプレート、金属製背面プレートと、それらを固定する13個もの金属クリップは、このモデルが最も解体が難しいiPodである所以です。

    • iPodを現状より遥かに悪化させうることを念頭に用心して作業を行ってください。また、プラスチック製開口ツールはiPodを開ける際に傷みやすいので予備を数個用意しておくと良いでしょう。幸運を!

    • iPodを開ける前に、ホールドスイッチがロックされていることを確認してください。

  2. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 2、 1の画像 1
    • このiPodを開けるのは難しいです。iPodを開けるまで数回手こずってもめげる必要はありません。気を付けるべき点としてプラスチック製オープニングツールの先端をiPodに挿入する際の角度があります。理想的には、リアパネルの縁に当たらない前提で、できる限り垂直な角度を目指すべきです。

    • プラスチック製オープニングツールをiPodの前面と後面の間の継ぎ目に挿入します。

  3. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 3、 1の画像 1
    • 2つのツールの間に少なくとも1.5インチ(約4センチ)空くように、もう一つのプラスチック製開口ツールをiPodの前面と後面の間の継ぎ目に差し込みます。

  4. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 4、 1の画像 1
    • パテナイフを2つの開口ツールが挟まっている間の継ぎ目に角度を付けながら、約3mm程度、慎重に挿入します。

    • リアパネルの内側に沿って薄い金属製のレールが走っているので、パテナイフを挿入するときは十分に注意してください。

    • パテナイフがリアパネルの縁から外れたら、パテナイフの垂直を保った状態で、揺らしながら慎重に(かつしっかりと)開口ピックの間の隙間に押し込みます。

  5. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 5、 1の画像 1
    • ケースが曲がってしまうのを最小限に抑えるために、パテナイフ後ろのリアパネルを指で押します。 画像のように、パテナイフをゆっくりと曲げて、iPodのメタル製タブの大部分が外れているか確認してください。

    • この方法は、リアパネルを曲げないようにするのではなく、後で簡単に元に戻せるようにベストな方法で曲げます。 よってリアパネルの側面が曲がっている場合は、カーブした表面を押し出すよりも、背面パネルの縁をiPodから離してください。 この方法を採ることで、できるだけ多くのサイドクリップを外せます。

  6. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 6、 1の画像 1
    • iPod からパティナイフを取り出して、iPod コーナーにナイフを再挿入します。前の方法と同じように左右に揺らしながら差し込んでください。

    • 出来れば、リアパネルのコーナーを曲げないようにご注意ください。

  7. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 7、 1の画像 1
    • ロックスライダーとヘッドフォンジャックの間にある位置で、iPodフロントと背面の間の継ぎ目にプラスチックの開口ツールを挿入します。

    • 開口ツールの隙間を増やすため、パティナイフを慎重に内部に差し込みますが、背面パネルのコーナーは曲げないように注意してください。

  8. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 8、 1の画像 1
    • 開口ツールで作った隙間がある、ディスプレイ中央付近にメタル製スパッジャーを慎重に挿入します。

    • この作業では、修理が困難になる目立つ突起をリアパネルに簡単に作ってしまいます。テコの作用でタブを外す際は、背面パネルを外側に曲げるのではなく、背面パネルの端でメタル製スパッジャーを内側から押し出してみてください。

    • メタル製スパッジャーを使って、iPod上部にある1つのクリップを外します。

  9. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 9、 1の画像 1
    • 反対側の上部コーナー付近の、iPodの表面と裏面の間の継ぎ目に、開口ツールを差し込みます。

  10. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 10、 1の画像 1
    • 反対側では、iPodの前面と背面の間の継ぎ目(シーム)に開口ツールを挿入します。

    • 隙間を作るには、上部コーナーに差し込んである開口ツールに角度を付けて持ち上げると上手くいきます。

  11. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 11、 1の画像 1
    • 上部コーナーからプラスチック製開口ツールを取り出し、iPodの表面と裏面の間の継ぎ目に差し込みます。その際、2本のツール間に少なくとも約3.8cmの隙間を空けてください(反対側も同じように)。

  12. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 12、 1の画像 1
    • 2箇所の開口ツールが入っている間に、斜めの角度からパテナイフを慎重に挿入します。

    • また、リアパネル内側には細いメタル製レールが配線されているので、パテナイフを挿入する際には細心の注意が必要です。

    • パテナイフでリアパネルのリップを外せたら、パテナイフを垂直にして、慎重かつしっかりと開口ツールの隙間を通してiPod内部までまっすぐに押し込みます。

    • パテナイフの後ろのリアパネルを指で押して、最大限曲がらないようにします。パテナイフを少しだけ曲げて、作業側のメタル製タブの大部分を外します。

  13. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 13、 1の画像 1
    • コーナー付近のメタル製クリップは、フロントパネルを頑強に固定しているため悪名高いです。iPodを開口するために、これらのクリップを外さなければなりません。

    • 頑強なメタル製クリップ付近のエリアに、メタル製スパッジャーを注意深く差し込みます。

  14. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 14、 1の画像 1
    • メタル製スパッジャーをゆっくりと左右に揺らしながら、リアパネルの奥まで差し込みます。

  15. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 15、 1の画像 1
    • フロントパネルからゆっくりとクリップを外します。

    • この作業中、リアパネルに目立った凹凸を作ってしまうと修理が難しくなります。タブをこじ開けるときは、リアパネルを外側に曲げるのではなく、メタル製スパッジャーがリアパネル端を支点になるように作業を進めてください。

  16. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 16、 1の画像 1
    • 続けて、メタル製クリップが解放されるまで、メタルスパッジャーを使って、フロントパネルを押し上げます。

  17. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 17、 1の画像 1
    • リアパネルをiPod本体に接続している2本のリボンケーブルがあります。次の手順では、これらのリボンケーブルにダメージを与えないようご注意ください。

    • 片手でフロントパネルアセンブリを掴み、もう片方の手でリアパネルを掴みます。

    • 深呼吸しましょう!

    • 2つのコンポーネントを同時に接続しているリボンケーブルにダメージを与えないよう細心の注意を払いながら、フロントパネルの上部とリアパネルの上部を互いに(ヒンジとしてのiPodの底部を考えてください)引き離して、リアパネル上の残りのクリップを慎重に外します。

  18. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 18、 3の画像 1 iPod Classicのバッテリー交換: 手順 18、 3の画像 2 iPod Classicのバッテリー交換: 手順 18、 3の画像 3
    • バッテリーフレックスケーブルを固定しているロックタブは非常にデリケートです。引っ張りすぎたり、コネクターの白い部分を安易に引っ張ったりすると、主基板から完全に外れてしまう危険性があります。一度外れてしまうと、バッテリーコネクターの修理は非常に難しくなります。

    • ツル首タイプのピンセットまたはオープニングツールを使い、茶色いロックのラッチを1mmまっすぐ持ち上げます。ラッチの両側から引っ張るようにしてください。

    • コネクタの外周に伸びている白い部分を引っ張らないように注意すること。

    • 茶色のロックタブをまっすぐ上にスライドさせてください。コネクタは弱いので、不用意に横にずらすと壊れます。

    • フレックスケーブルを指またはピンセットでつかみ、まっすぐ上に引っ張って外します。

    • ピンセットを使う場合は、ケーブルをソケットに近づけすぎないように注意してください。そうでないと、ケーブルコンタクトに届きません。

  19. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 19、 1の画像 1
    • オレンジ色のヘッドホンジャックケーブルにストレスを与えないよう注意しながら、iPodの横にリアパネルを置きます。

  20. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 20、 1の画像 1
    • ハードドライブを片手で持ち上げて、その下にあるヘッドフォンジャックのリボンにアクセスします。

    • ヘッドホンジャックのリボンを固定しているプラスチックのタブをスパッジャーで裏返します。タブは最大90度まで回転させて、リボンケーブルを外します。

    • オレンジ色のヘッドフォンジャックリボンをスライドさせて、コネクタから外します。

    • これでリアパネルがiPodから外れました。

  21. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 21、 1の画像 1
    • さて、iPod Classicの内部コンポーネントを解放することによって生じたダメージを修理しましょう!下部ケースのメタル製クリップの少なくとも一つは上向きに曲がっている可能性が高いです。これらのクリップは、リアパネルに再度取り付けるために、全て下向きにしなければなりません。

  22. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 22、 1の画像 1
    • メタル製スパジャーの広い平面側でクリップを押し下げ、リアパネルの薄いメタルレールを切断しないように注意してください。滑ってヘッドフォンジャックを損傷する危険性を軽減するために、平らなペンチを使用することもできます。

    • ヘッドホンジャックを傷つけないように注意しながら、クリップを成形してください。

  23. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 23、 1の画像 1
    • クリーンで安定した場所で、リアパネルを横にします。慎重にしっかりと押し込んで、側面全体を元の位置に戻します。

    • デバイス側面をまっすぐに保つには、この作業を複数回行う必要があります。フロントパネルを再インストールすればリアパネルが正しい位置に装着するので、ケースの端がわずかに内側に押し込まれすぎている方が形状を保ちやすくなります。

    • リアパネルが元の状態に戻ったので、iPodの修理に移ります。

  24. iPod Classicのバッテリー交換: 手順 24、 2の画像 1 iPod Classicのバッテリー交換: 手順 24、 2の画像 2
    • バッテリーは、リアパネルに接着剤で留められています。バッテリーを取り外す際、オレンジ色のヘッドホンジャックまたはホームボタンリボンケーブルを切断しないようご注意ください。

    • スパッジャーを使って、iPodからバッテリーと付属のオレンジケーブルを持ち上げます。160GB iPodの場合、バッテリーは画像で示されたものよりも厚みがあります。

    • バッテリーを取り外すのが難しい場合、バッテリーを固定している接着剤を柔らかくするために、iPodの裏側にヘアドライヤーまたはヒートガンを使うことができます。バッテリーを温めすぎないようご注意ください。

終わりに

デバイスを再度組み立てるには、この説明書の逆の順番で組み立ててください。

614 の人々がこのガイドを完成させました。

以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:

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15人の作成者と共同で作成されました。

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メンバー登録日: 09/24/09

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82 件のコメント

Bought an extra pair of the blue opening tools ... they both broke trying to open the case. Guess this one was a bit more stubborn. What saved me was the mini-screwdriver on a Leatherman Micro multitool & the iFixIt Metal Spudger.

cyberneticranger - 返信

Insert a plastic opening tool into the seam between the front and back of the iPod.

This is not possible for ipod 6th gen, I think ifitit may did for 5th gen?

linhaiyxs - 返信

It IS possible and it's really REALLY tough. The plastic tool included in this set is enough to keep seams open where they show in steps 2 and 3 just wide enough for you to put something else in there. But to start them, I used an exacto like blade. When I did this job, I had 3 regular spudgers, the 2 tools provided here, 4 different style green spudgers from somewhere else, 5 large 'guitar picks' sold here to cut the glue holding new iMac screens to the case, the metal spudger, and an exacto type blade.

It was still an incredibly laborious job and although the iPod is back together and works perfectly, one of the seams is bent out a little.

Mike Strum -

Well, *that* was interesting!

Firstly, as a few have mentioned here, the 6th-generation classics are more tightly-sealed than their immediate forebears, so the otherwise-useful plastic tools included in the battery-replacement kit won't cut it all by themselves; artful (and careful!) application of the metal spudger tool was also required. Thankfully, years of freelance IT work on recalcitrant Macs of all stripes helped prepare me for this bit of improvisation, even though this was the first time I've taken a crack at an iPod (my own 120GB classic - thin version). Happily, other than twisting that one metal clip near the headphone jack - apparently impossible to avoid - and some very minor cosmetic damage, the balance of work went without a hitch. I speculate why Apple makes us go though this, but that's for another thread. Thanks for the kit and tools!

barrettwbenton - 返信

LOL! The reason they make it hard to service is that Apple Authorized repair wants $360.00 US to replace the battery!

deaconblues -

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