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必要な工具と部品

ビデオの概要

この分解は修理ガイドでは ありません。 お持ちのiPad Pro 10.5"を修理する際は、iFixitの修理ガイドをご利用ください。

  1. iPad Pro 10.5インチの分解, iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 1、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解, iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 1、 2の画像 2
    • もうリラックスしてもいいですよーこのiPadはプロフェッショナルなんです。冗談はさておき、このiPadが誇る素晴らしいスペックです。

    • 全ラミネート加工、10.5インチ、LED-backlit, Oxide TFT "True Tone"ディスプレイ、2224 × 1668解像度(264 ppi)、ProMotionテクノロジー

    • 4代目64ビットアーキテクチャ搭載-Apple A10Xカスタムチップ、組込型 M10コプロセッサ

    • 12 MP OIS背面カメラ、4Kビデオ撮影(30 fps)、7MP FaceTime カメラ、1080p ビデオ

    • セルフバランス、4スピーカーオーディオ

    • Touch IDセンサー、2マイク、環境光センサー、加速度センサー、気圧計、 3軸ジャイロ

    • 802.11a/​b/​g/​n/​acデュアルバンドMIMO Wi-Fi + Bluetooth 4.2

    • 64, 256か512 GB容量

  2. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 2、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 2、 2の画像 2
    • 新しいパフォーマンスのスペックとスクリーンサイズに加えて、Appleは新しいモデル番号を付与しました。A1701です。

    • サイズが大きくなったとはどれぐらい大きくなったのでしょうか?昨年度発売のiPad Pro 9.7インチは9.4" x 6.6"で、この度発売されたProは9.8" x 6.8"です。(わずか0.24インチの差で、どちらも同じく薄型です。)

    • まとめ: さほど大きさは変わりません。

    • 前もって言われていましたが、ベゼルが大幅に減らされました。そのため、新しいProは手に収めると大きく感じませんが、ベゼルが少なくなったため大きく見えます。

    • 他の変更点です:マイクのプラグの位置が背面カメラの横から正面カメラの位置へ変更しました。

  3. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 3、 3の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 3、 3の画像 2 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 3、 3の画像 3
    この手順で使用する道具:
    iOpener
    $19.99
    購入する
    • 多くのiPadと同様に、強い接着剤が私たちの侵入を拒んでいます。しかしながら、薄いベゼルのおかげで、ディスプレイとラミネート加工のガラスの間にピックがアクシデントで詰まってしまうこともなく、より簡単に作業が進みます。

    • 幸いなことに季節分解労働者である私たちは、この作業をこなす為に適切なツールを準備しています。

    • ですが、先が見えないまま新しいiPadをピックでスライスしていくのはドキドキします。というのも場当たりで隠されたディスプレイケーブルを切断してしまう危険性が潜んでいるからです。

    • …ただしケーブルがない場合は別の話です!Appleは危険から守るため、ケーブルはディスプレイ中央に配置しました。

    • このiPadのアレンジは前に一度だけ見た覚えがあります。AppleはついにProモデルラインと他の対称的なラインのデザインを統合しようとしたようです。

  4. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 4、 3の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 4、 3の画像 2 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 4、 3の画像 3
    • 今までのところ、iPhone7/Plusで使われている厄介なトライポイント(星型)ネジとは違い、iPadではディスプレイケーブルのブラケットにプラスネジを使用しているため拍手を送りましょう。

    • ケーブルをデバイスの中央に配置せずに、Lightningポート付近のディスプレイケーブルに接続されています。これで修理作業も少し楽になります。

    • しかし、代わりに大量の接着剤が付けられたロジックボードを取り外す必要があるようです。バッテリー用のプルタブが装備されていると取り出しやすいのですが!

    • 次の分解を計画する間に、この黒い箱の裏には何が潜んでいるのかレントゲン撮影をしました。(私たちの親友であるCreative Electronに感謝します)

  5. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 5、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 5、 2の画像 2
    • 見た目では、このディスプレイは前のモデルとの大きな違いが確認できません。264 ppiのピクセル解像度を見ると、最初のRetinaディスプレイのiPadとは違います。

    • また、120 Hzはこのピクセル数にとっては非常に速度が速いリフレッシュレートです。そのため4本(!)の接続ケーブルが必要です。(とてつもなく古いモデルではたった2本しかありませんでした。)

    • スリムなベゼルとTrue Toneテクノロジーによってこのディスプレイが外れます。ーしかし、私たちは挑戦するためにここにいます。幾つかのシールドを外すと、次のチップを発見しました。

    • Intersil ISL24882B TFT-LCD Vref ジェネレーター/プログラム可能なガンマバッファ(おそらく)

    • Parade Technologies DP825タイミング制御装置 (前iPad Proモデルで見かけたParade ICがアップグレードされたバージョンのようです。)

    • Texas Instruments TPS565158 ディスプレイパワーマネージメント

    • Texas Instruments TMP456 リモート/ローカル温度センサー

  6. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 6、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 6、 2の画像 2
    • この分解中のデバイスは10.5インチのiPad Pro/Wi-Fiモデルですが、AppleはLTEアンテナがありそうな場所にミステリアスなプラスチック製ブロックを配置しています。

    • このミステリーに加えて、Wi-Fi 12.9インチのiPad Proにはこのブロックがありませんでした…

    • これは、初期iPadにあった空っぽのスペースとは反対に、このブロックを加えることでiPadディスプレイアセンブリにサポートを加えるのではないかと想定しています。

    • ロジックボードを覆っている大型のシールドを取り外すまでは特筆すべきものはありません。さあ、ファスナーを開いて何がでてくるか見てみましょう。

  7. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 7、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 7、 2の画像 2
    • このスリムなデバイスの深くまで侵入しているにも関わらず、まだ内部ケーブルを見つけていません。

    • 想定していた場所に、この3.5 mmヘッドフォンジャックとスピーカードライバーを確認しました。

    • しかし、Appleは12.9インチ型の同モデルのようにリボンケーブルをスピーカーの音響チャンバーの上に通さずに、ケーブルを不便な底面に埋め込みましたー言い換えれば、スピーカーと背面ケースの間にサンドウィッチのように挟んでいます。

    • 誘導性テープを持ち上げると、ネジがあります! 前回、12.9インチのProモデルに搭載されたスピーカーを取り出す際は悲しい思いをしましたが、今回のネジは、外しやすいタイプで良いデザインです。

    • しかしーこの良いデザインのネジでさえ、スピーカー上の頑丈な接着剤を剥がす戦いから私たちを救ってはくれませんでした。

  8. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 8、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 8、 2の画像 2
    • もちろんですが、全ての接続ケーブルはスピーカーチャンバーの下に隠されています。

    • ついに、ドライバーを当てると、簡単にスピーカーチャンバーが外せます。これは12.9インチProモデルとは違う感覚です。破壊して取り出さなくても良いのです。スピーカーに小さなバネが付いているので、簡単に持ち上がります。

    • 残念ながらリボンケーブルは例外です。リアケースに大量の接着剤で付けられています。

  9. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 9、 3の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 9、 3の画像 2 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 9、 3の画像 3
    • 反対側に搭載されているスピーカーの接着剤をなんとか剥がすと、ご褒美として背面カメラとライトセンサーにアクセスできます。

    • グリーン/ホワイト/透明色のフィルターによって覆われたライトセンサーは True Tone システムに役立っているかもしれません。

    • 10.5インチのProのカメラはiPhone 7に搭載された手強いものと同じです。

    • 背面カメラは最大12 MPで4K video(30 fps)の撮影ができます。光学式手ぶれ補正機能が付いています。これは2015年に発売された12.9 Proモデルで搭載されていた8MP、1080pビデオ撮影が可能なカメラと同じで、こちらも最大8MPです。

    • 自撮り用フロントカメラも劣ってはいません。7 MP撮影と1080pビデオ録画が可能です。

  10. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 10、 3の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 10、 3の画像 2 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 10、 3の画像 3
    • タブレットはプロセッサーと同じぐらいパワフルです。このタブレットを動かしているものは何でしょうか。

    • Apple APL1071Apple A10X Fusionチップ、64-bitアーキテクチャー、組み込み式 M10コプロセッサ

    • Micron MT53B256M64D2PX-062 1600 MHz 2 GB LPDDR4 (4 GBのRAMが2つ)

    • 東芝 THGBX669D4LLDXG 64 GB NANDフラッシュメモリー

    • NXP 67V04 (PN67V) NFCコントローラー (iPad 5/ iPhone 7/Apple Watch Series 2でも搭載)

    • Murata/Apple 339S00249 ワイヤレスモジュール

    • 2 x BroadcomBCM15900B0タッチスクリーンコントローラー

    • Apple 343S00118-A0, 343S00120-A0と343S00121-A1 パワーマネージメント

  11. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 11、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 11、 2の画像 2
    • IC識別は続きます。

    • Cirrus Logic CS42L83Aオーディオコディックと、おそらくCS48L10A0 ボイス/オーディオデジタル信号プロセッサ

    • Texas Instruments LM5662A0 バックライト LEDドライバー

    • Diodes Incorporated PI3USB102E 480 Mbps USB 2.0 スイッチ

    • Analog Devices ADAU7002 ステレオオーディオコンバーター

    • Invensense 加速度計

    • Bosch Sensortec 圧力センサー

    • NXP Semiconductor CBTL610A38, おそらくディスプレイポートマルチプレクサ

  12. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 12、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 12、 2の画像 2
    • 最新分解情報ーロジックボードをより詳細に点検していくと何やら面白いものが見つかりました。

    • Cypress CYPD2104 USB Type-Cポートコントローラー

    • ここで、USB-Cコントローラーはどのような機能を担っているのでしょうか?iPadにはUSB-Cポートはありません。

    • もしLightning–USB-CケーブルとAppleの29W USB-Cにこのチップを装着すれば、特典機能を付けることができます。すなわち、USB経由の電力供給です。(別名、高速チャージ)

    • 以前は12.9インチのiPad Proのみに付けられていました。高速チャージはバッテリーの充電時間を半分に短縮します。(この機能は12.9インチモデルでは特に大きなポイントでした。もしこの機能がなければ、充電完了までに5時間もかかるところでした。)

  13. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 13、 3の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 13、 3の画像 2 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 13、 3の画像 3
    • プルタブ付きの接着剤がバッテリーに装着されていたという理由で、初代iPad Proを最初のリサイクルできるiPadと位置づけました。二度目の雷が命中することを願いながら、バッテリーの端上に貼られたテープを剥がしていきます。

    • 残念!プラスチック製のスペーサーと、美しく綺麗なプルタブ接着の代わりに汚くてベタベタした接着剤が待っていました。

    • Appleさん、次回はどうでしょうか?アイスの上にチェリーを載せてあげますから。

    • このProのバッテリーは3.77 V, 8134 mAh, 30.8 Whです。12.9インチモデルで搭載されている38.8 Whバッテリーと比較すると若干、ダウンサイズです。ですが9.7インチの27.91 Whバッテリーと比べるとアップグレードしました。

  14. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 14、 3の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 14、 3の画像 2 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 14、 3の画像 3
    • 忘れていました、もう一つあります。

    • 前回Appleのスマートキーボードを分解した際は、あまり上手くいきませんでした。しかし今回は違いますー私たちにはスーパーパワーを手にしたのです。(そうです、スーパーパワーを持っている友達がいるからです)

    • スマートコネクターは画像の中でスタンドロール上部で黒く写っている部分です。幾つかのマグネットによってこのコネクターを固定しています。

    • このスペースバー上の単一スイッチが使いやすいことを願います。しかし見てください、その美しい整列した画像を。(ハァ…溜息)

  15. iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 15、 2の画像 1 iPad Pro 10.5インチの分解: 手順 15、 2の画像 2
    • 皆さん、これにて終了です!

    • レントゲン付きゴーグルを貸してくれたCreative Electronに感謝します!

  16. まとめ
    • 半田付けされていないものの、バッテリーは頑丈に接着剤で固められています。iPad Pro 12.9インチモデルで見られたようなプルタブがありません。
    • スマートコネクターポートは見る限り交換が不可能なようですーしかし動かない(取り外しができない)パーツに固定されているので、あまり交換の心配はないかもしれません。
    • LCDとフロントパネルガラスは融合されています。これは開口するための方法を若干簡単にしてくれます。
    • 融合されたフロントパネルによりスクリーンの修理費が高くなります。そして開口する際にLCDにダメージを与えてしまうことがあります。
    • 接着剤の塊が中身をまとめて固定しています。これにより、修理作業全体が難しくなります。
    リペアビリティのスコア
    2
    10点中2点のリペアビリティ
    (10点が最も修理しやすい指標です)

以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:

en jp

100%

Midori Doiさんは世界中で修理する私たちを助けてくれています! あなたも貢献してみませんか?
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作成者

11人の作成者と共同で作成されました。

Adam O'Camb

メンバー登録日: 04/11/15

195,348 ポイント

416のガイドは作成済み

42 件のコメント

Hey Guys! I would love to know what's the RAM memory of the new iPad Pro 12.9... When can we see a teardown of that iPad? cheers!

hansdesigns - 返信

Both 10.5" and 12.9" iPad Pro use Apple A10X processor, the system memory 12.9" uses should be same as 10.5", LPDDR4.

JJ Wu - 返信

I was waiting for iFixit.com to teardown the iPad Pro 10.5 but the LTE version because it could let us know what's Apple's plan with next iphone modem. This new iPad is supposed to support CDMA Network so I want to know if it is using an INTEL modem or a Qualcomm modem. If this iPad uses an Intel modem with CDMA it means intel is ready to substitute Qualcomm on Verizon/Sprint iPhone. The specs in Apple website shows this new iPad Pro supports up to 450 Mbps so it could be using Intel XMM 7480 modem. It also could be using Qualcomm Snapdragon X12 LTE Modem (600 Mbps) and Apple slowed the speed down to 450 Mbps just to have equal specs for both iPads (GSM and CDMA).

Piogan Dominicano - 返信

From the tech spec of new iPad Pro Apple released on product web site, most likely, it is still Qualcomm modem inside due to CDMA support. Unlike iPhone 7, there are several models which is base band tech dependent. For new iPad Pro, there is one model only to support all telecommunication tech, especially CDMA. Intel's first chip to support CDMA will be XMM7650 announced in Feb.

JJ Wu -

Will you teardown the new 12.9 model?

imjosejab - 返信

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