はじめに
Series 3で通話機能が可能になったApple Watchはスパイが使うスーパーアクセサリーに一歩近づいたようです。Appleのこだわった通話機能を持つこのWatchの内部は一体どうなっているのしょうか?分解が私たちの”コーリング”(使命)なので、すぐにダイアルを回しましょう!
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必要な工具と部品
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手首で輝く新Apple Watch。一体中身は何が入っているのでしょうか?
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Force Touch付き第2世代の感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ
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カスタムデザインされたApple S3 SiP (System in Package)
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オプションでLTE、UMTS、内蔵 GPS/GLONASS + NFC + Wi-Fi 802.11b/g/n 2.4 GHz + Bluetooth 4.2
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加速度センサー + ジャイロスコープ + 心拍センサー+ マイク + スピーカー + 気圧高度計 + 環境光センサー
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50メートルの耐水性能
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WatchOS 4
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内部に侵入する前にX線眼鏡をかけて覗いてみましょう。
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2015年に分解とX線撮影をしたオリジナルのApple Watchの内部レイアウトの画像と比べると、さほど変わりはないようです。スピーカーの下に幾つか追加で半田パッドがあるように見えます。(2番目の画像上部右側をご覧ください)
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いよいよ、このWatchを分解する順番が巡ってきました。外見は変わっていないので、通常の開口方法で対応できることを願っています。
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まとめ:熱を当ててスライス。ゆっくりと一定の強さで。催眠術を仕掛けてくる赤色のぽちが見つめ返してきますが、惑わされないようにしましょう。
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この赤色のぽちとは別として、この作業はまさにSeries 2の開口方法を反復しています。そっくりそのままなのです。
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ケーブルのZIF接続を外すと、ディスプレイをはっきりと確認できます。
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スペックに関して、ディスプレイには1つ重要な違いがありますーそれは多周波数:LTE?のアンテナとして機能していることす。それ以外はSeries 2と同じです。
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このディスプレイは昨年モデルと比べるとICが一つ少なくなりました。大して重要ではなかったのでしょう。
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Analog Devices 343S00092 タッチコントローラー
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NXPセミコンダクター PN80V NFCモジュール
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Texas Instruments TPS36372 ディスプレイパワーマネージメント (おそらく)
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空の半田パッド(20211CP TD1628Aがここにあるのでしょうか?)
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この手順で使用する道具:Mako Driver Kit - 64 Precision Bits$39.95
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前モデルと同じように、小さなトライポイントネジによってこの先のアクセスは阻まれています。64種類の起こりえる可能性に対して私たちは備えています。
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本体の上1/3は"Taptic Engine"のラベルで覆われています。この表現はおおよそ正解です…が、ラベルは私たちが探しているバッテリーコネクターなどが装着されたブラケットを隠しているのです。
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電源パックを取り出して何がこのWatchに一日中使えるスタミナドリンクを与えているのか点検してみましょう。
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iPhoneのバッテリ容量は減少し続けるのに対して、Apple Watchのバッテリーは僅かですが増量しました。
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A1848と表記されたSeries 3のバッテリーは1.07 Whr (3.82 Vで279 mAh )です。
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Series 2のバッテリーは1.03 Whrで約4%の増量しました。しかし、オリジナルApple Watchのバッテリー容量は0.78 Whrだったことから、Series 2のバッテリーは32%も増量しました。
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このシリコンを付けたままサーフィンが出来ると知っていましたか?さあこのラインアップの中に何があるのか見てみましょう。
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ARM SecurCore SC300付きST MicroelectronicsST33G1M2 32 bit MCU
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Avago AFEM-8057 Wi-Fi フロントエンドモジュール?
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SkyWorks SKY78109-12 パワーアンプモジュール
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FY LEE C7P Bosch ジャイロスコープ+ 加速度計, STMicroelectronics 圧力センサー と不明のMEMSマイクロフォン
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FF 1A02 (おそらくエンベロープモジュール)
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USI 339M00035 RFトランシーバーモジュール
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ラストコール:裏蓋。テフロン製のようなO-リングの上にプレスフィットされています。親指を差し込んでしっかりと押し上げれば取り出せます。
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モデル全体を通して素材は統一されています。以前のIon-Xやサファイヤといったオプションに代わり、オシャレなセラミック製へとグレードアップしました。
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心拍センサーを稼働させている PPG センサーアレイもここに搭載されています。
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Series 2で心拍センサーの正確さについて苦情がありました。何か改良された形跡があれば良かったのですが得にありません。しかしながら、全体的にスマートウォッチの心拍センサーは精度が悪いため、手首につけれるものとしてApple Watchはましな方です。
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ワイヤレス受電コイルが殆どのQi ワイヤレス充電に対応できるように若干の改良があったようです。
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最後に新しい気圧高度計はマイクの隣に搭載されています。エアベントは何処へいったのでしょう?答え:診断ポートの隣に隠れていました。
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ゼンマイ仕掛けならぬWatch仕掛けでした!
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終わりに、この週末の大切な時間を私たちのために協力してくれたCircuitwiseにお礼を申し上げます。
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XセレントなX線画像を撮ってくれたCreative Electronにもお礼を申し上げます!
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- Watchバンドの交換は簡単ですぐにできます。
- スクリーンの交換は難しいものの、交換可能です。ーまず何よりも先にスクリーンが外れてからZIFコネクターの接続を外します。
- バッテリーの交換は難しいですが、一旦内部を開口できれば簡単に交換できます。作業にはY000 ドライバーが必要です。
- Appleオリジナルのネジではないものの、信じられないぐらい小さなトライポイントネジが修理の行く手を阻みます。
- コンポーネントのケーブルを交換する際はいずれも半田付けが必要です。
- 大部分が樹脂でコーティングされたS3システムによって、基板レベルの修理は不可能です。
まとめ
リペアビリティのスコア
(10点が最も修理しやすい指標です)
以下の翻訳者の皆さんにお礼を申し上げます:
100%
Midori Doiさんは世界中で修理する私たちを助けてくれています! あなたも貢献してみませんか?
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47 件のコメント
What’s the purpose of the air vent that began with Series 2? It’s clearly not for barometric readings since Series 2 lacked a barometric altimeter.
Not sure of I didn't See a barometer at the Apple Watch
eisblock -
does apple tv 4k teardown coming soon? i am curious about power supply voltage and ampere. nice btw.