PlayStation 2のCPU(中央処理装置)とGPU(画像処理装置)の外し方を教えて!
PlayStation 2のCPU(中央処理装置)とGPU(画像処理装置)の外し方を教えてください。
ちなみに型番は39000系です
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CPUとGPUに問題があって交換が必要であれば、マザーボード(一番大きい回路基板)ごと交換するのが現実的です。マザーボードからPlayStation 2のCPUやGPUを外すのは非常に難しいと思われるので、一般の人が自力で行うのは現実的ではありません。
マザーボードの交換手順についてはiFixit内にもガイドがありませんが、こちらのブログのように分解のついでにマザーボード(メイン基板)を外した方もいるようなので、電子機器の修理に慣れている方ならディスクドライブの交換ガイドなどを参考にすれば比較的簡単に取り外しや再組み立てできそうです。
CPUやGPUの取り外しの話をするために、これらのチップがどのように基板に取り付けられているかの話に入ります。まずはPlayStation 2分解ガイド(の一つ)のこちらの手順に載っている2枚目と3枚目の画像をご覧ください。2枚目の画像にある「EE」と書かれた部品がCPUに相当する部品、3枚目の画像にある「GS」と書かれた部品がGPUに相当する部品になります(詳しくはWikipediaのこちらのページを参照して下さい)。PlayStation 2の型番によって仕様が違ったり1つのチップに統合されている場合がありますが、39000系なら統合はされていないはずです。
これらは電子部品なので基板にハンダ付けなどで電気的に接続されているはずですが、画像からは接続部分が見えません。確認は取れていませんが、おそらくこれらのチップはBGAというパッケージ(電子部品の外形)を採用していて、裏面にある多数のハンダボールを介して基板に接続されていると思われます。こちらのBGA参考ブログ1の冒頭に取り付け前のチップ裏面の画像が載っているのでご覧ください。
基板に取り付けられたBGAチップを取り外すには、基板とチップの間にあるハンダを溶かして、固まる前にチップを取り外せばいいわけですが、それを実際にやっている動画が先ほどの参考ブログ1の続きになるBGA参考動画2に載っています。一見簡単にやっているように見えますが、それなりの設備と技術がないとチップや基板や周辺の部品を破損する恐れがある作業で、大変に難易度が高い作業になっています。
修理するからにはチップを取り付け直す必要がありますが、ハンダボールの付け直しやチップ自体のハンダ付けし直しも大変難易度が高く、おそらくチップ取り外しと併せてDIY向けハンダ付け技術の最難関クラスの作業になるかと思います。新しいチップに交換すればハンダボールの付け直しは省略できるかもしれませんが、これらのチップは採用されている製品がかなり限られるので、交換用チップの入手は非常に難しいかと思われます。
どのような理由で交換を希望されているのか分かりませんが、以上のような理由からチップ単体の交換は一般の方には現実的に不可能と言えるかと思います。
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